566 ロウジュとの試合
先月に続きまして、3月28日にはコミック版の12巻が発売となります!
是非ともよろしくお願いします!
五百六十六
グリムダート国軍の術士団訓練棟。そこは何かの競技場かというくらいに広く、設備も充実したところだった。
流石は三神国か。こういったところに至るまで大規模だ。
(アルカイト王国全軍の訓練場を合わせても、ここまであるかどうかじゃな……)
大国と小国の違いを見せつけられながらも、うちは質がいいからと、よくある言い訳でその大差から目を逸らしたミラは、正面に向かい合うロウジュを見据えた。
その間にも、何だなんだ何事だと居合わせた訓練生達が集まり始めている。
「ロウジュ団長!?」
訓練場に佇む二人の人影。その一人を確認した誰かが反射的に驚きの声を上げる。
するとそれは直ぐに伝播していき、まさかの大物の登場に訓練棟全体がざわめき出した。
「で、あっちの女の子は誰なんだ?」
そんな大物と相対する存在は何者か。ロウジュ団長と試合でもしようかと佇む彼女はどんな命知らずなのかと、不安半分興味半分に視線が集まっていく。
「……あれ? もしかして精霊女王じゃないか?」
いったい誰なのかと皆が探る中で、訓練生の一人がその正体に気づいた。
何かと逸話も増えて名が知られてきている一流冒険者の『精霊女王』。しかも誰もが認める美少女であるため、幾つもの界隈ではその注目度が劇的に増している。
そんな今をときめく冒険者と、グリムダートが誇る団長がこれから試合を始めようとしている。しかも双方共に召喚術士だ。ともなれば、居合わせた者達が浮足立つのも道理。
訓練棟には次から次へと見物人が押し寄せていた。
「何がどうしてこうなってんのかわからないが、これはとんでもないぞ!」
「なあ、どっちが勝つと思う?」
「そりゃあ、やっぱりロウジュ団長だろ」
試合ともなれば、やはり気になるのは勝ち負けの行方だろう。これは見逃せないと集まっては、あちらこちらが予想合戦で盛り上がっていく。
前評価としては当然というべきか、自国の術士団を代表する団長のロウジュが優勢のようだ。それだけ彼の実力も知られているという事だろう。
「でもさ、前に聞いたんだけど、あの精霊女王って確かダンブルフの弟子だって噂があった気がするんだが」
「ええ!?」
「つまり、これって弟子対決って事?」
ロウジュの勝利を信じて疑わない者達の中に、ふと放り込まれたイレギュラー要素。その反応からして、ロウジュがダンブルフの弟子という認識が随分と浸透しているようだった。
そして、そんなロウジュの試合相手として現れたのは、ダンブルフの弟子だと噂の一流冒険者。
ただの冒険者程度ならば団長の敵ではないと豪語出来ただろう。だが相手にもとびきりの肩書があるとあってか、そこからの予想はかなり荒れた。
この勝負、いったいどうなるのか。見学者達の緊張は、みるみる高まっていった。
「──以上で構わないかな」
「うむ、問題ない」
見物人が集まっていく間にも、ミラ達は試合用のルールを一通り確認していた。
安全面についての他、終了条件などについても決まった。負けを認めるかミレディアが決着と判断したら、そこで試合は終了だ。
(何やら随分と野次馬が集まっておるのぅ。かなり強力な防護結界らしいが、万が一のため、ある程度は範囲を絞った方がよさそうじゃな)
実に行動の早い兵士達だ。続々と集まっていく見学者達を見回しながら、ミラは試せそうな戦術を絞り込んでいく。
そうして準備も終えたところで、いよいよ試合開始目前。
ここでロウジュは、剣を構えた。
「ほぅ、かなり特別な代物じゃな」
団長の持ち物とあってか、明らかに並みの剣ではなかった。強力な力が秘められていると一目でわかる。
「召喚術士だからこそ近接戦に備えるべし。それがダンブルフ様の教えの一つ。よもや卑怯などとは言わないだろう?」
「うむ、当然じゃな」
ダンブルフの弟子などと名乗るだけあって、その根幹には、しかとダンブルフの流儀というものが刻まれているようだ。剣を構えるロウジュの姿は、それこそ剣士そのものである。
対するミラはというと、素手のまま構えてみせた。
「なるほど……近接は格闘というわけか。面白い」
ダンブルフと同じ戦闘スタイルで同じ構えとあってか、ごくりと息を呑んだロウジュは、それでいて不敵に笑う。
ただ、ミラのそれが全て憧れの師匠と同じだからだろうか、その目には少しだけ羨望が秘められていた。
ともあれ、そのように両者が構えたところで準備は完了。
「始め!」
ミレディアが開始の合図を口にしたその瞬間だ。
ミラとロウジュを包囲するよう、ほぼ同時に複数の魔法陣が浮かび上がった。そして直後、召喚されたダークナイトらが二人に向けて鋭く黒剣を振り下ろす。
「見事な練度だ──!」
ロウジュは僅かな隙間に身体を滑り込ませて剣撃を躱しつつ剣で受け流すと、その勢いのまま二体のダークナイトを一振りで斬り裂く。そこから更に続けて二振り三振りでミラが召喚したダークナイトを全て斬り捨てていった。
これまでにどれほどの研鑽を積んできたというのか。召喚術の構築精度のみならず、その剣技の冴えも一流そのものだ。
「おお、よいぞよいぞ!」
対するミラはというと、包囲するダークナイトより繰り出される全ての斬撃を部分召喚の塔盾で防ぎ、また同時に部分召喚の黒剣にてそれらのダークナイトを一度に斬り伏せていた。
(設置も発動も完璧じゃな。しかもわしの術の起点の察知から発動の兆候まで、完璧に感知しておるようじゃ。うむ、素晴らしい腕前じゃのぅ!)
ダンブルフの弟子を自称するロウジュの実力はどれほどのものか。その初撃をしかと観察したミラは、その基礎の仕上がり具合を心の中で存分に称賛した。
これほど見事に武具精霊を扱える者など、そうはいない。塔の術士達と比べても、実力だけなら頭一つ抜け出ているといっても過言ではないだろう。
「なあ……何がどうなった?」
「召喚した、んだよな?」
「直ぐ出てすぐ消えたんだけど」
ミラ達のそれは、ほんの数瞬の攻防だった。それもあってか、周りから見ていただけでは何が起きたのか把握し辛かったようだ。見物人達が、ざわつき出す。
ただそんな中で幾人かが、ある事に気づいた。
「何か、まったく動いていないように見えたんだが……?」
ダークナイトに囲まれた直後、これを華麗に斬り倒したロウジュの剣は正に達人のそれだった。だが何よりも兵士達が疑問を抱いたのはミラの方にあった。
なぜならミラは、そこから一歩も動いていなかったからだ。
それでいて一見した状況は互角。ミラもまたロウジュが召喚した複数のダークナイトを事も無げに一蹴していた。
「いやいや、ロウジュ団長のダークナイトをそんな……ねぇ?」
ロウジュのダークナイト。それはグリムダートの兵士達にとって、初めにぶち当たる壁のような存在だった。
実戦訓練において、これに泣かされた兵士は数知れず。だがそんなダークナイトが、もはや動くまでもなく倒されたわけだ。その光景は兵士達にとって、まるで夢でも見ているかのようですらあった。
「今のは、ホーリーナイトの盾とダークナイトの剣か。私をダークナイトで攻撃するだけでなく、同時に守りまで展開するとは恐れ入った。話題になるのも頷ける」
ロウジュは迅速に対応しながら、ミラの動向についても注目していたようだ。そしてミラの卓越した術捌きに心底感心した様子である。
「お主も、かなりの使い手じゃな。召喚直後に剣技へと切り替えるあの反応速度は、並大抵のものではない」
術を発動するためには、ある程度の集中を必要とする。下級召喚術とはいえそれは変わらない。だがロウジュの反応速度は、もはや反射の域だ。それこそ息をするかのように術の発動と剣技を並行して繰り出していた。
これまでの途方もない努力が垣間見える一瞬だ。
そのようにミラとロウジュは、双方共に認め合っては不敵に笑う。
「ところで、先ほどの一部のみを召喚するという術は、もしやダンブルフ様が生み出した新たな技法だろうか?」
そんな中、やはり気になったのだろう。ロウジュはその目に好奇心を宿らせながら、真っすぐとそんな質問を口にした。
「まあ、そうじゃな。部分召喚と名付けた技法じゃよ」
部分召喚については、ミラになってから開発した技である。だが同一人物なのだから、ダンブルフが生み出したといっても間違いではない。
「僅かにしか見えなかったが、構築された術式とマナ量に違いがあった。もしや基礎はそのままにマナの調整で短時間だけ安定させていたりするのではないか?」
ダンブルフを尊敬していると言うだけあって、ロウジュも研究者気質なところがあるようだ。僅かに見えただけの部分召喚でそこまで詳細に分析すると輝くような目でミラに回答を求める。
だが今は試合中だ。そのような質問に答えているような場面ではない。
「ほぅ、あの一瞬でそこまで見抜くとは素晴らしいのぅ! その通り。これは微細なマナの調整こそが肝でな──」
とはいえ、ミラもまた同類だ。しかも相手は一目で部分召喚の基礎を見抜けるほどの能力を持ち合わせているとあってか、彼に寄せる期待もひとしおである。
召喚術の未来のため、そして更なる召喚術の高みへ至るために、色々と意見交換出来そうだと。
「──という感じで、この命令式を予め明確にしておくのが重要でのぅ」
「なるほど。以前に教わった術式に比べ、随分と思い切った構築に変化させている。こんな組み方を思い付くなんて、流石はダンブルフ様だ!」
期待もあってか、早速部分召喚の基礎について語り始めたミラ。するとロウジュもまた、これに直ぐ喰いついてきた。特にダンブルフが新たに作り上げた術式とあってか、その顔にはこれまで以上の興味を湛えている。
「──あの、試合中ですのでその辺で……」
そのまま術式談議に花が咲こうとした矢先だ。
終わらせたくても終わらせられない。勝手に帰ったら、きっと後で怒られる。ゆえにミレディアは控えめながらも、そこへ懇願するように注意を挟んだ。
「おっと、そうじゃったな」
「ああ、すまない。そうだな。ではミラさん、細かい事は試合後にゆっくりと」
彼女の言う通りだ。現状を思い出した二人は、そう答えて、そのまま仕切り直した。
どちらともなく召喚術を繰り出しては、先ほどまでの静かさが嘘のように訓練場は戦場へと化した。
武具召喚による牽制と奇襲。それのみならず、サラマンダーやウンディーネ、ペガサスにヒッポグリフ、ジングラーラとヒュベリオスらが所狭しとぶつかり合う。
召喚術による応酬と応酬。それぞれが激しい攻防を繰り広げる中で、ミラとロウジュもまた幾度となく交差しては多くの技を重ね合った。
「やはり仙術! ダンブルフ様と同じスタイルだからこそありそうだと睨んでいたが、まさかここまでの威力とは」
隙ありと斬り込んだところで、見事仙術による返り討ちを受けたロウジュ。誘われたと気づいた時には、その直撃を避けられないタイミングだった。
けれどロウジュは、身体の鍛え方も術士のそれとは一線を画す。直撃を受けてなお笑うほど、その身体は頑丈なようだ。
「それなりに倒す気で放ったが、まさか耐えられるとはのぅ。いや……むしろ仙術だったからこそか」
ミラもまた、その頑丈さには呆れ顔だ。幾ら鍛えたからといっても術士の本分はマナの操作だ。
そして、だからこそ気づける事もあった。彼はそのマナ操作によって、直撃の瞬間に術の守りを固めたのだ。
その反応速度とマナ操作の正確性は、並大抵のものではない。そこに鍛え上げられた鋼の肉体が加わるわけだ。今のままでとなれば、近接戦における術士本体の能力はロウジュに軍配が上がるだろう。
だがお互いにダンブルフのスタイルが基礎となっているため、近接戦にも対応出来るというだけの事。そもそも召喚術士の戦いというのは召喚体がメインである。
ミラとロウジュが殴り合い斬り合いをしている間にも、訓練場全体では、このままそこが焦土と化すのではないかというくらいの戦闘が繰り広げられていた。
そして今、その戦闘が決着する。
「これが、アルカイトに公認された弟子の実力か……。なんと見事な」
そこに残ったのは、サラマンダーとペガサス、ジングラーラ。皆ミラが召喚した者達だった。
召喚術の戦いにおいては、その実力を十全に発揮したミラ達の勝利だ。
「ならば次は、切り札の一つを切らせてもらおう!」
そう言ってロウジュは、堂々とロザリオの召喚陣を展開し、詠唱を紡ぎ始めた。
状況が状況ならば、直ぐにでも妨害出来るほどに無防備だ。むしろ誘っているのかとすら疑いたくなるほどである。
隙だらけのロウジュ。だがミラはそれを前にしながら、ただじっと待っていた。
そう、既に試合の勝ち負けではなく、召喚術の仕上がり具合は如何ほどのものかという勝負にまで進んでいたのだ。
「これは、かなりの戦況だね。腕が鳴るよ!」
「押され気味、かな。大変そうです」
詠唱を終えたロウジュが召喚したのは、絶対的な安定と信頼を誇るヴァルキリー姉妹だった。
一人は実に好戦的な笑みを浮かべ、もう一人は静かに周囲を見回しながら現状を確認している。
対照的な姉妹ではあるが、溢れ出る存在感からして、とんでもない実力者である事は窺えた。
「さあ、ミラさん。次は彼女達が相手だ。となれば……」
そう言ってロウジュは、何かを待つかのようにミラを見据えた。
姉妹の実力に相当な自信があるのだろう。現在の戦力では、この二人を抑えられまいとその目で語っている。
(ふむ、面白い)
それは、事実だ。サラマンダーにペガサス、そしてジングラーラと、ミラ側の三体も仕上がりぶりは超一線級。
とはいえ、鍛え抜かれたヴァルキリーが相手となると分が悪い。特にロウジュの態度と、実際に立ち塞がる姉妹を見れば十分に見極められるというものだ。
「では、わしも応えねばのぅ」
召喚術士といえば、戦場を分析して状況を見極め誰の力を借りるのかを選ぶ分析力と判断力が重要だ。
ただそれと共に、もう一つ醍醐味のようなものがあった。
それは、召喚契約を結んだ相手の成長だ。契約者として共に戦い死線をくぐり、切磋琢磨して一緒に強くなっていく。その成長のために尽力するというのも召喚術士の役割といっても過言ではない。
そしてミラにもまた、数々の修羅場を一緒に潜り抜けてきた仲間達がいる。
特にヴァルキリー姉妹となれば、それはもう立派に成長したと自慢出来る仲間であった。
「ヴァルキリーで勝負に出た事を後悔させてやろうではないか!」
ではロウジュの望むまま、その勝負受けて立とう──と、気合を入れてロザリオの召喚陣を展開したところだった。
(いや、待て! 確かあの時……会っておらんかったか!?)
直後にミラは、以前の出来事を思い出した。
それは、グリムダートの特使団が来た時。まだ若かったロウジュに、召喚術の手ほどきをしていた際の事だ。
まず超一流の召喚術士を目指すのならば、ヴァルキリー召喚は絶対に欠かせない。と、そのような事を語りながら青年ロウジュにアルフィナ達を見せびらかしていたのである。
当時の事を大事な思い出としているロウジュだ。もしかしたら、アルフィナ達の事もよく覚えているかもしれない。
つまり、ここでアルフィナを召喚でもしようものなら、ダンブルフ本人であると気づかれてしまう恐れが出てきたわけだ。
実際に、ヴァルキリーが原因で塔の召喚術士ブルースに正体がバレたという過去もある。
あの時は自国の、しかも召喚術の塔の術士であったため、どうにかなった。けれど今回は三神国の団長という他国の重役だ。これでバレたら色々と面倒だろう。
少なくとも、間違いなくソロモンには怒られるはずだ。
「……あー、ロウジュ殿や。ちょいと聞くが、お主は師匠のヴァルキリー達を覚えておるか?」
はたしてロウジュは、当時の事をどこまで記憶しているのか。考えてもわからないため、ミラはもういっそと思いそんな直接的な質問を口にした。
「もちろんだ。今でもあの方々の御姿は記憶に焼き付いている!」
即答であった。もう忘れるはずがないというくらいに、その顔は憧憬で染まっていた。
ゆえに、ここで望まれるままアルフィナ達を召喚でもしようものなら、たちまちのうちに彼は気づいてはいけない事に気づいてしまうであろう。
ヴァルキリー召喚は諦めた方がいい。けれどもロウジュの態度からして、間違いなくヴァルキリー対決を望んでいる。
いつでもどこでも臨機応変に活躍出来るヴァルキリーは、召喚術の花形といっても過言ではない。
また何よりも、召喚術士としての練度を計る指標が武具精霊とすれば、ヴァルキリーは召喚契約相手とどれだけの絆を深め切磋琢磨しているかの指標になる存在だった。
だからこそ、そこで全てを見極める──というよりは、どれほどのヴァルキリーがいるのだろうかという期待がロウジュの目には宿っていた。
待ち構えるロウジュと、その気配を察してか見学者達の間にも期待が伝播していく。
(どうする……わしはどうすれば……!?)
気づけば、もうヴァルキリーを召喚しなければ収拾のつかない空気がそこには広がっていた。けれど七姉妹を召喚しようものなら、ロウジュに正体がバレる恐れが強い。
どうしたものか。態度では勿体ぶるようにしながらも、内心では焦り散らかしているミラ。
そうして考えに考えた末、一つの案が浮かんだ。
「ちょっと、トイレじゃ」
世紀の召喚術士対決もいよいよ佳境──といった緊張感も漂う中、ミラはまさかのタイムを申請した。
しかもそこから矢継ぎ早に言い訳を並べていく。拝謁の儀式が終わってから馬車に揺られてここに来たため、途中で行く暇がなくそろそろ限界だ。と、そうミラは、色々なものを投げ捨ててトイレタイムを求めたのだ。
「……わかった。ミレディア、案内してやってくれ」
「は……はい!」
ミラの申請は、問題なく通った。というよりは女の子の下事情ともなれば、ロウジュも流石に承知する他ないだろう。
「あれは大物だな」
「あの状況、俺だったら絶対に言い出せないな」
トイレのためにミレディアに連れられて訓練場を出ていくミラの姿を見送った見学者達は、この場面でなんだそれはと笑う。
ただ中には、もしかして逃げたのではないかというような言葉も上がるが、それはほんの一部のみ。
なんといってもロウジュのヴァルキリーが登場する直前の召喚戦では、全てがミラ側の快勝であったからだ。
ならばミラのヴァルキリーも、とんでもない強さのはずだ。だからこそ、ここは逃げるような場面ではない。と、そのように考える見学者が大半を占めていた。
そして、だからこそ余計に皆は思ったわけだ。本当の本当に限界だったのだろうと。そうミラの下事情を察して、見学者達はそこはかとない憐れみを抱くに至った。
なお、そこに戦い以上の興奮を示す変態寄りな者も、そこに一部紛れ込んでもいた。
なんとありがたい事に、読者様よりチョコをいただきました!!!
凄い! やったー! ありがとうございます!
何やら、シャトレーゼの凄いブランドなやつのようです。
しかもクッキー缶ならぬ、チョコレート缶!
そしてこれがまた開けてビックリ!
板状のチョコが、缶にびっしりと詰め込まれているではないですか!
そのインパクトもさる事ながら、何より美味しい!!
実に容赦のないチョコレート攻めに、心もお口も大満足なひと時を過ごせております。
ありがとうございました!!




