447 まさかの遭遇
さて、アニメ版のPV4弾や新しいキービジュアルなどが公開されていましたね!
またこちらのほうで、フォロー&RTキャンペーンなるものをしているようです。
https://twitter.com/kendeshi_anime/status/1467692018398814208
サイン入り台本……
そういえば収録の時に書いてもらっていたところを見た事がありましたが……
あれがこれだったわけですね!!
どうぞ、よろしくお願いします!
四百四十七
「十年前は、相当に大変だったのじゃな」
「はい、あれほど疲れ切ったご様子のルミナリア様を見たのは、後にも先にもその時だけでした」
十年前の大事件。三神国防衛戦による、大陸全土への被害。アルカイト王国の年表だけでも、その壮絶さがありありと見て取れた。
復興だけではなく、今後の対策に加えて他国との交渉など。特にその年の年表は、真っ黒になるほどに様々な出来事が記載されている。
それを見る限り、ルミナリアもまた忙しそうだ。
と、そうして自分がいなかった間の歴史を一通り確認したミラは、別の部屋へと移動する。
「これまた、こんなのをまとめるような者もいるのじゃな」
「それはもう、九賢者様方は、この国の英雄ですから」
入った瞬間に顔を顰めたミラとは対照的に、マリアナはどこか誇らしげだ。
というのも、その部屋は正しく九賢者の歴史とでもいった内容で埋め尽くされていたからだ。
こういったものをまとめる人物というのは、年表を作るのが好きなのだろうか。まず目に入ったのは、壁に貼られた特大の九賢者年表だった。
しかも、実働にしてたった四年間程度のものではあったが、よくぞまあここまで調べたものだ。そこには事細かに様々な歴史が書き込まれていた。
「しかしまぁ、確かに悪くない気分じゃのぅ」
九賢者が打ち立てた実績の数々。様々な偉業に討伐記録。その存在が、どれだけ今の術士界に影響を与えているのかというのが、そこには実に分かりやすくまとめられている。
九賢者がいなければ、今の術士の立場は昔のままであっただろうというほど、年表には輝かしい研究の成果が刻まれていた。
術士が不遇とされ続けてきた時代。そんな歴史の中に現れ、これを戦士達と対等の地位にまで引き上げたのが九賢者一番の功績といってもいいだろう。
年表には、そこに至るまでに行われた実験の数々が記されていた。見れば見るほど、いったいどれだけのコストがかかったのかと思わず目を伏せたくなる箇所も、ちらほらと存在する。
(はてさて、大聖区の結果が出るには、あとどれほどかかるじゃろうな……)
その中で、最も費用が掛かった実験が大聖区である。
聖術は、神の恩寵が宿る聖なる場所にて授かる事が出来る。そんな場所を新たに造る事は出来るのだろうか。可能だとしたら、どんな聖術を得られるのか。
そんな実験から始まった大聖区は、今や聖術士の最高の修行場として知れ渡ると同時に、有名な観光地にもなっていた。
はたして聖なる地となる日は、くるのだろうか。それこそ、神のみぞ知るである。
(……あー、なんというか。これは失敗したはずじゃが、何やら美談にされておるのぅ)
他にも記されている、九賢者の歴史の数々。
もしかしたら、これを書いた者はかなり熱狂的で偏ったファンなのかもしれない。
当然ながら、実験には失敗もつきものだ。そして九賢者の実験というと、八割方は失敗で終わっている。
かつてダンブルフが行った、人工聖地計画。数多くの聖獣や精霊などが集う素晴らしい聖地を好きな場所に新しく造ってしまおうというそれは、見事に失敗した代表の一つだ。
聖地という特別な場所には、様々な条件に加え、それ相応の力ある土地である必要があったからだ。
よってダンブルフが残した結果は、ルナティックレイクとシルバーホーンを隔てる山脈の中腹に、色とりどりの花が咲き乱れるガーデンを造っただけだった。
ただ三十年が過ぎた今、数人の精霊がそこを気に入り、住まいとしているそうである。
そして、その精霊達が周辺の山や森を見回ってくれているため、近くに住む人々の安全が守られるようになったのだと書かれていた。
完全に結果論ではあるが、失敗も見越してここまで先を見据えていたのかと、年表の筆者は絶賛していた。
「ふむ、まあ、その通りなのじゃがな」
そして、絶賛されて満更でもないミラであった。
歴史だなんだといったものが揃う区画を抜けたら、次は模擬店がずらりと並んでいた。
完全に学園祭のそれだが、マリアナが言うにはルナティックレイクに存在する飲食店が協賛しているため、扱われているものはどれも本格的なものばかりだそうだ。
どれどれとばかりにカフェを覗いてみれば、そこにはバリスタさながらな眼光でお湯を注ぐ生徒の姿があった。
また別の教室では、マッサージ店が開かれていた。なかなか好評なようで、待機列が出来ている。
ジェントルマンやマダムまでと、客層も広そうだ。
他にもスイーツを扱う店や、出張鍛冶工房なるものまで。品のみならず、技術といった面でもサポートされているようだ。
「しかしまあ、ルミナリアやらソウルハウルやらが、そこらにいて一瞬驚くのぅ……」
模擬店を見て回る途中の事。ミラは改めるようにしてその廊下を見渡しながら、これはまたと苦笑する。
この場所は、術士の国アルカイト王国が誇る大陸最大の術士教育機関、アルカイト学園だ。
ゆえに在校生は、ほとんどが術士である。
そして、術士の国であるアルカイト王国といえば、何といっても忘れてはいけないのが九賢者の存在だ。
いわば、全ての術士達の頂点ともいえる存在であり、そこに憧れる者がいるのもまた必然であろう。
ゆえに在校生のほとんどは九賢者を尊敬しており、中には崇敬を通り越し並々ならぬ感情を抱く者もいるようだ。
そんな背景もあってか、このお祭りフィーバーな建国祭にて、その勢いに乗り九賢者の扮装をする生徒の数もまた多かった。
その結果、賢者のローブレプリカなり、手作りしたのだろう衣装なりを纏った者達が、そこら中を闊歩しているのだ。
「あ、今年はダンブルフ様も、いらっしゃるかもしれません!」
ミラの呟きも相まってか、扮装する生徒達を目にしてマリアナがそんな事を口にする。
ただ、その言葉からとれる意味は、ミラにしてみればなんともやるせない事実であった。
「そうか、今まではおらんかったか……」
「あ……えっと……」
ばつが悪そうに視線を逸らすマリアナ。
ルミナリアをはじめ、各九賢者の扮装は毎年ちらほらと存在していた。だがダンブルフはというと、その召喚術科の生徒数もあってか、これまでまったく存在していなかった。
「ですが、ミラ様。今年は違います!」
これまでの歴史に打ちひしがれるミラに、力強く呼びかけるマリアナ。去年と今年では、召喚術科の人数が大きく違っているからだ。
可能性は、まだ残っているとマリアナが元気づければ、「そうじゃな、その通りじゃな!」とミラもまたその胸に希望を取り戻した。
「お、あれはメイリンじゃな。しかしまあ、とんでもない変装ぶりじゃな。どうやったらあそこまでそっくりに出来るのじゃろうな」
ルミナリアにソウルハウル。カグラやヴァレンティンなど。どこを見ても誰かしらの扮装をした者がいる。
そんな中で、特に見事なまでの扮装ぶりだと目に留まった少女が一人。ミラは、その似過ぎなほどの顔や仕草などを見て、これはとんでもない再現度だと舌を巻いた。
と、そこでふとマリアナが思わぬ事を口にした。
「そうですね。あの仮面は手作りでしょうか。以前目にしたメイリン様の仮面にそっくりです」
ミラに応えるようなマリアナの言葉。見ればその視線の先にもメイリンがいた。だがそれは、九賢者として活動していた頃の格好をしたメイリンである。
道士のような服と、顔には狐の面。アルカイト学園にある特別室の肖像画でも、メイリンはその姿で描かれている。そして、それが世間一般に広まっている九賢者『掌握のメイリン』のイメージだ。
では、ミラが目にしたメイリンは、どうだ。
一目見てそっくりだと思ったその少女は、狐の面など付けてはいない。それどころか、九賢者のメイリンをイメージするようなものを一つも持ち合わせてはいないではないか。
それでいながら、ミラもそっくりだと驚いたその少女は何者か。素顔が、もはやメイリンそのものであるその少女は何者か。
(いや待て、本人ではないか!)
そう、メイリンである。本物がしれっと客に紛れてそこにいたのだ。むしろ素顔が一般に知られていないからこその紛れっぷりだ。
とはいえ、誰も知らないというわけでもない。かつての時代で共に戦った、あの頃の戦争経験者などといった者達の中には、メイリンの素顔を見た者もいる。
そして、このアルカイト学園には、その頃に活躍した者が教師となって多く在籍していたりした。
そのため特にこのアルカイト学園という場においていえば、メイリンの存在に気付かれる確率が他の国や街などに比べ高いという事でもある。
(どうする……これはどうするべきじゃ!?)
予定では九賢者帰還の発表があるまで、帰国組は王城で待機しているはずだ。それがなぜ、こんなところにいるというのか。
そんな疑問を抱きながらも、更にミラは、それよりも発表前にメイリンの存在がバレてしまったら一大事だと慌てる。
今回は九賢者帰還という大発表のために、ソロモンは色々と裏で手を回していた。各国の重鎮を招待するなどといったものも、その一環だ。
そんな最大級のサプライズを発表する前に、その存在がバレてしまったとしたらどうだ。
折角、招待に応じてくれた重鎮達に恥を晒す事になりかねない。
ソロモンだけの問題で済めばいいが、事が事だけとあって国に影響する事も考えられる。
ともなれば、何かしらの対策をするべきか。
(……うむ、わしは何も見なかった!)
色々と考えたミラは、ここは一つ気付かなかった事にしようと結論した。
むしろ下手に声を掛けて注目されてバレたりでもしたら、それは自分の責任になってしまうと考えたのだ。
王城で待機しているはずのメイリンがなぜこんなところにいるのか。それは向こう側の問題だ。いってみればミラは、なぜメイリンがここにいたのかと叱責出来る立場でもあった。
今回は、それをせずに見逃してあげようというわけだ。
と、ミラが僅かな瞬間にそんな言い訳を頭の中で並べていたところ──。
「何だか見られている気配がすると思ったら、爺様だったヨ」
不意に隣りから、聞き覚えのある声が飛び込んできたではないか。
「おぉぅ──!?」
驚きのあまり変な声を上げそうになる口を咄嗟に塞いだミラは、慌てたように振り返った。
するとやはり、声から予想した通りの人物が、そこにいた。それはもう何やら楽しげに、「爺様も美味しいもの食べに来たネ?」と笑いながらだ。
「ミラ様、どうかなさいま──あ……」
慌てふためくミラに気付いたようだ。ダンブルフの扮装をしている者はいないかと見回していたマリアナは、どうしたのかと振り返るなり、そこにいた少女を目にして全てを悟った。
さて、先日の事です。
行ってきました、クッキー遠征!
まあ、行きつけのアニメイトさんで漫画を買ってから、足を延ばしたという流れでしたが。
とりあえず、把握している中でギリギリ限界の徒歩圏内にあるスーパーへと行ってきました!
そこそこ大き目なスーパーです。
その結果は……
惨敗!!!
なんという事でしょう……行きつけのスーパーより数は少なく、定番被りしかありませんでした……。
とはいえ、そのまま何も買わずにとなると折角そこまで行ったのにもったいない。
という事で一通り見て回った結果、行きつけのスーパーには無かった、うなぎだれの納豆を発見!
前から気になっていたので、購入しました。
また、何だかんだで続いているから揚げマイブームもありまして、総菜にてから揚げを購入!
どちらも美味しくいただきました!!!
なお、焼肉のたれで食べる納豆もあったので、また今度向こう側に行く機会があったら……と思います!




