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03 詩 砂糖っぽい
「さーて、夕ご飯作るぞ。さて、塩の瓶はどこに言ったかな」
砂糖っぽい
舐めてみたら甘かったから
砂糖っぽい
塩だと思って料理に入れたのに
舐めてみたら甘かったという衝撃
やっぱり砂糖っぽい
もう一度確かめてみたけど
砂糖っぽい
味覚が変わらないかなと再チャレンジしてみたけど
砂糖っぽい
絶対にこの甘さは塩ではないので
砂糖っぽい
塩がアイデンティティを放り投げるわけがないので
砂糖っぽい
つまり調味料を間違えたっぽい
つまり料理は失敗したっぽい
「これじゃあ、魚の塩焼きじゃなくて砂糖焼きだよ!」




