キャンディス・テイロン
「もっと腰を入れて剣を振れ!」
「「はい!」」
今日も俺は部下たちに剣術を教えていた。
さすがに若い連中は動きが良いぜ・・・。
「お前今日は特に動きが良いな!」
「はい、実は最近"彼女"が出来たのでかんばっております!」
グサッ!!??
「そ、そうか・・・」
くう・・・
ここにもついに彼女持ちが出て来やがったか・・・
いやいや、恋をするのは勝手だ・・・俺が口出しして良い事ではない・・・。
しかしなあ・・・。
「ペント団長・・・」
「ん?キャンディス団長、どうした?」
こいつは"キャンディス・テイロン"。
若干18歳でありながら、高い剣の実力を持っていて、その若さで俺と同じ団長に昇りつめている。
実質、俺の後輩にあたる。
にしても・・・。
やっぱり胸がでかいな・・・。
いや、何考えてんだ俺は・・・。
若い子に対して邪な考えを抱くなんて・・・。
「後日の遠征による打ち合わせをしたいのですが・・・」
「ああ、分かった」
ーー
ーーにしても、まさかこんな若い女の子が団長に抜擢されるなんてな・・・
18歳ったら俺がこの騎士団に入った歳じゃねえか?
俺はたしか26で団長に任命されたからな・・・。
彼女を作らない日々を犠牲にした結果ともいえるか・・・。
「では、これにて失礼します!」
「おう・・・」
だが、いつも不愛想なんだよな・・・。
さっきも俺と話す時も不機嫌だったし・・・。
そりゃそうだよな・・・。
今時の若い奴がこんな俺みたいな中年オヤジと2人きりってのも嫌だろうからな・・・。




