使命だから…
銃火器を持った男が会場を占拠してしまった。
一大事だぞこりゃ…。
「あなたは一体何者ですか!?」
「へ!覚えてねえのか!?前にここの婚活パーティーに出たもんだよ!」
マジか!?
前の参加者?
その参加者が何でこんな事を?
「あの時、ここで良い感じになった女の子と連絡先交換したは良いけどよお・・・その子と連絡突かなくなっちまったんだよ!!お前らがしっかりしていなかったからこうなったんだよ!」
なんだよそれ?ただの"八つ当たり"じゃないか!?
なんて自分勝手な犯行動機なんだ!?
「せめてもの天罰だ!ここにいる奴は全員死ね!」
「「きゃああああああああ!」」
「させるか!」
「ペント団長!?」
反射的につい身体が動いてしまった・・・。
やはり騎士団長としてこういうのは見過ごせなかったからかな・・・
だが、今はこいつを何とかしなければ!
「止めるんだ!お前のしている事は犯罪だぞ!」
「なんだよおっさん!手を放しやがれ!」
「放すか!大人しく投降しろ!」
「うわっ!」
衝動的だが、俺は男を背負い投げして抑え込んだ。
ーーーーー
何とか兵士に男を引き渡して騒動は終わりを迎えられた・・・。
しかし、この騒動の所為でパーティーは台無しになって中止になっちまったよ・・・。
あ~あ・・・俺の人生の大勝負が・・・。
「残念でしたね、ペント団長・・・」
「キャンディス団長か・・・でも、まあ怪我人や死者は出なかったからまあいいか・・・」
「でもまさか団長があいつを取り押さえるなんてやりますね!」
「まあ、俺は腐っても騎士団長だからな・・・使命って奴だな!」
「団長らしいですね!」(そういう所も好き!!)
ま、何はともあれ、次の婚活でも頑張るか!
こうして俺の初の婚活パーティーは悲惨な形で幕を閉じた・・・。
正直惜しかったなあ・・・。




