48/158
鶯
(リベンジシリーズ*臨夢さんから頂いた単語で)
声を聞かせて欲しい
一途に讃える歓びの声
演奏のような
波音のような
懐かしさに満ちた歌声を どうか
かじかむ指先に気を取られては
儚さを思い知る日々
びゅうびゅうと激しさを増す風の中
カナリアのように派手でないキミは
恥じらうかのごとく身を隠す
姿が見えないよ
夜だからなおのこと
隣にキミを感じていたい
言うまでもなく宝物
後の世まで語り継ぎたい調べ
ベルのような単調さでなく
くちばしの奥に転がる音階
一体キミはどうして歌う
美しく優しい音色は何処
たった一声が耳を掠めれば、春を感じられるんだ




