糸

（リベンジ第４弾＊臨夢さんから頂いた単語で）

傷ついた時と違う痛み

未熟さゆえの最終決定

一番だよと言っていたはず

随分と安易にランク上げて

断ち切ったその日でさえ

縁は消えないと信じてた

手繰(たぐ)り寄せることが不可能になった今

まざまざと思い知って　溜め息

君の一番はワタシじゃなかった

多分はるか昔に

二番手よりずっと下になってた

多分もう

薄れてしまってた

大切にしたいと思った会話

忘れたくない瞬間もあるけど

どれほど経てば消せるのか

カップを口元に運んだまま

窓に映るワタシは物悲しげ

現実を受け入れるために必要なのは

白紙に戻す勇気

糸を切られた。織り成してきた記憶だけが温かい。

評価をするにはログインしてください。

この作品をシェア

ブックマークに追加

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

―　新着の感想　―

このエピソードに感想はまだ書かれていません。

感想を書く場合はログインしてください。

+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ