『光焼く翼』 詳細ファイル
結構な分量なので一章完結後に回しました。
八人分の設定を考えるのって大変…
主人公についてはは過去も含めて少し掘り下げられましたが、
残り全員分も随時開示予定です。
※外伝を読んでね
簡易紹介と合わせて頻繁に更新していたため、
髪色等の設定に読者諸兄の記憶と相違する箇所があるかもしれません。
◇クーデリア・リーフィス 《紫華》
天真爛漫でどこか皮肉屋な付与師の女性。酒好き。
"紫華"を示すブローチは髪飾りとして活用されている。
身長は160cm前後。
年齢は10代後半から20代前半と年若く見えるが、
知識に裏打ちされた高い技量を持つ。
・現存する全属性での付与
・意志ある魔力(主に神器級・聖遺物級に宿る)を除き、上書きが可能。
・純粋な戦闘能力でも赤位以上、金位にすら肉薄する
と付与師としても探索者としても破格の能力を持ち、
周囲からは一目置かれている。
青白色の髪は、光の角度によって水色にも銀色にも見え、
肩より少し長いセミロング。
ゆるやかに外へ流れる毛先が、知的な印象に柔らかさを添える。
前髪はやや厚めに下ろされ、紫がかった深青の瞳を際立たせている。
肌は雪のように白く、光を柔らかく反射する透明感を持つ。
胸は多少目を引くボリューム、華奢すぎず、しなやかな均整の取れた体つき。
無駄な筋肉のないラインに、付与師としての精密さと集中力が滲む。
服装は黒を基調とした軽装の実戦用コート。
腰のベルトには付与用の小瓶や素材袋がいくつも吊るされ、衣の内側には青の魔導糸が縫い込まれている。動きやすさを損なわず、どこか儀礼的な気品をも感じさせる意匠。
黒と青を基調に、銀の縁取りが差し色として光を拾う。
全体としては「実用と美の中間」にある美形。
酒が入ると少し調子に乗るところがあるが、
普段は落ち着いた理知さと柔らかな気高さを併せ持つ。
その上で芯は強く、仲間の支援に誇りを抱いている。
元々は探索者ではなく一介の付与師ギルド職員として働いていた。
エルドにスカウトされ探索者の道に進むが、
実は付与師ギルド職員としても継続して活動している。
◆エルド・フェルナー 《紫煌》
『光焼く翼』の隊長を務めるレンジャーの男性。
"紫煌"を示すブローチは装備の胸元に結いつけられている。
身長は178cm前後。
引き締まった体格ながらも筋肉の主張は控えめ。
鍛錬で形づくられた身体には無駄がなく、軽装でも常に安定した重心を保つ姿勢が印象的だ。
どの瞬間を切り取っても構えが崩れない。
冷静沈着で判断力に優れ、どんな状況でも声を荒らげることはない。
年齢は三十代前半ほどに見えるが、
物腰の落ち着きはそれ以上の深みを感じさせる。
黒に近い濃紺の髪を短く整え、前髪は右に流されている。
その仕草一つとっても整然としており、几帳面な性格がうかがえる。
瞳は琥珀色。
光を受けると深い金のように輝き、冷静さの奥に知性と温かみを宿す。
装備は軽量の革鎧を中心に、背には短弓、腰には短剣。
風をはらむ濃緑の外套が彼の象徴でもある。
一見すれば質素な実戦装備だが、実際にはそのすべてが聖遺物級――
歴戦の冒険を経て手に入れた、信頼に足る武具ばかりだ。
声は低く穏やかで、どんな指示にも感情の起伏が少ない。
しかしその一言一言には不思議な重みがあり、
命令ではなく“導き”として仲間に伝わる。
指示の際も無駄がなく、戦場においては「彼がいるだけで場が安定する」と言われるほど。
表情は控えめだが、笑うときの柔らかさは印象的。
その瞬間だけ、年齢よりもずっと若く見える。
仲間が軽口を叩けば静かに受け流し、必要なときだけ一言添える――
“信頼”という言葉を体現するような男である。
昔は単独でのダンジョン攻略をする探索者であったが、
とある切っ掛けから一時パーティを組み。
解散後は仲間を募り『光焼く翼』を結成した経緯がある。
戦術判断から現場指揮、雑務や対外折衝に至るまで、隊のすべてを支える要の存在。国家との交渉や任務調整も担い、『光焼く翼』の顔として最前線と中枢を繋ぐ役割を果たしている。
まさに“最高の探索者“と称されるに足る傑物である。
◆トゥリオ・ハルヴァ 《紫嶺》
前衛を担う重騎士の男性。
"紫嶺"を示すブローチは首飾りとしている。
身長は182cm前後。
重装備を着込んでも動きに淀みがなく、
まるで「重さ」を受け入れた上で操っているような安定感がある。
その佇まいは威圧的でありながら、どこか穏やかでもある。
筋肉質ながら無駄のない体躯を持つ。
短く刈り込まれた焦げ茶の髪が陽光を吸い、灰青の瞳が静かに光を反射する。
夜目が効くせいか、灯りの下では金属のような淡い輝きを帯びることもある。
装備は黒鉄の重鎧を基礎に、関節部だけは軽鎧仕様。
可動性を確保しつつ、防御力を落とさない調整が施されている。
不壊の重盾を携え、立つだけで前線の“壁”となる彼の装備(盾除く)には、
無数の傷跡が刻まれており、その一つひとつが彼の戦歴を物語っている。
寡黙ではあるが、決して無口ではない。
必要なことを的確に、簡潔に伝える。
場が和む程度の軽口も普通にこなすタイプで、ラナやクー子の冗談にも、たまに淡々と乗って返すことがある。その自然な間合いの取り方が、彼の人柄をよく表している。
戦闘では堅実かつ冷静。
敵の攻撃を受け止めるだけでなく、仲間の立ち位置や魔力の流れまで把握した上で動く。
防御を「守る」ではなく「制する」ものに昇華しており、彼が構えた瞬間、前線はまるで防壁に変わる。
普段は静かにしているが、仲間の疲労や緊張を感じ取ると、
何気なく気遣いの言葉をかける。
「無理するな」「あとで飯、行こう」――
そんな一言に、仲間は知らず救われている。
◇リディア・グレイス
年齢不詳の魔法使いの女性。酒好きその2。
見た目は20代前半にも見えるが、声や言葉遣いはまるで老賢者のよう。
身長は約168cm。
結構な高身長であるが、かなりの猫背気味。
髪色は銀紫(銀を帯びた薄いラベンダーグレー)。
根元に向かってやや紫みを帯び、毛先ほどにかけて白く透けていく。
ふわりとしたボリュームのある髪質で、
風に揺れるたび光の層が滑るように流れる。
ハーフアップ気味にまとめられた後ろ髪の中には、
時折金属質の飾り紐が光を返す。
瞳は明るい群青の中に金の光を宿す異色の虹彩。
目元はやや垂れ気味で、笑うと柔らかく、伏せた時には途端に深い陰影を落とす。
どこか掴みどころのない優しさと狂気が同居している。
肌は淡く冷たい光を反射する青白陶磁のような肌。
頬や鎖骨には微かに血色が浮かび、魔力が流れるとほのかに光沢を帯びる。
体型はしなやかなスレンダーラインで、胸は自然な存在感のある程度。
腰のくびれが明確で、肩や背筋には魔力の圧を感じる緊張感が走る。
肉感ではなく、魔力の均衡を保つ“理想的な均整”といった印象を与える。
衣装は深紫と銀のローブ。
布地は光沢を抑えた魔導繊維で、動くたびにほのかな残光が尾を引く。
袖と裾には古代符文が織り込まれ、魔力の流れに応じて淡く浮かび上がる。
胸元には紅玉を埋め込んだ魔石の飾りが一つポイントとなっている。
◇オーリス・ノルディア
真面目な聖職者(癒術士)の女性。
身長は162cm前後。
立ち姿は一分の乱れもなく、
背筋の伸びたそのシルエットはまるで聖堂の柱のようである。
戦場でも会議でも、常に重心がぶれない
――それがオーリスという人物の象徴である。
銀灰色の髪に深緑の瞳。
整えられた前髪の隙間から覗くその瞳は、常に周囲を静かに観察している。
光を反射するたび、深緑がわずかに青みを帯びて揺れるのが印象的だ。
姿勢が常に正しく、立っているだけで凛とした気配を放つ。
動き一つひとつに無駄がなく、まるで計算された所作のような整然さを感じさせる。
衣装は、癒術士としての儀礼服を改良した実戦仕様。
膝まで届く淡灰のローブを基調とし、袖口と裾には防護の文様が刻まれている。
胸元には小さな紋章型の魔導石が埋め込まれ、彼女の魔力に反応して淡い光を放つ。
戦闘時には上から短い外套を羽織り、動きやすさと礼装としての端正さを両立させている。
体型はすらりとした中肉中背。
華奢ではあるが、無駄のない鍛錬を積んだ者特有の“芯の強さ”が背筋に現れている。
胸はしっかりとした丸みを帯びる。主張こそ穏やかだが、全体の均整が取れており、姿勢の美しさと相まって知的な印象を与える。
手指は長く、指先の動作は癒術士らしい繊細さを備えている。
エルドを補佐するパーティの第二の戦術参謀であり、全員の生命線を俯瞰する立場に徹する、治癒術と結界術、瘴気緩和を兼ね備えるエキスパート。
日常では言葉数こそ多くないが、穏やかな微笑みを絶やさない。
誰かが冗談を言えば、短く息を漏らして笑う程度だが、
そこには確かな温かさがある。
◇氷雨・エトランス
儚さを感じさせる幻影師の女性。
全体的に華奢で線が細く、身長はやや低めの152cm前後。
胸はうっすらと形が出る程度で、体つきはしなやかかつ軽い。
腰から脚にかけてのラインは滑らかで、浮遊感すら漂うシルエット。
歩くというより「音を残さず滑るように動く」印象を与える。
短めの白みがかった青銀の髪。
その髪は、淡い光の中では白に、闇の中では青に染まる。
瞳は淡い群青色で、角度によっては紫みを帯びる――
まるで夜明け前の空のように、静けさと深みを併せ持っている。
(実はクー子の瞳に少し似ている)
声は中性的で、低すぎず高すぎず。
言葉遣いは落ち着いており、語尾に余韻を残す話し方をする。
一人称は「僕」。
感情を大きく表に出すことは少ないが、その分、わずかな息遣いや間の取り方に心情が滲むタイプである。
服装は白を基調とした術衣。
生地には光を受けると淡く輝く“幻糸”が縫い込まれており、角度によって淡い虹彩を返す。
外套の裾は薄布のように軽く、風を受けてゆるやかに流れる。
装飾は最小限で、機能美と儚さの境界にあるようなデザイン。
肌は透けるように白く、血色は薄い。
だが、そこに不健康さはなく、むしろ幻想的な美しさが宿る。
表情は常に穏やかだが、目元には一瞬の鋭さが宿るときがある。
戦闘時には、その穏やかさが冷ややかな集中へと変わり、周囲の幻影を自在に操る姿は、まるで夢の狭間を歩く様を幻視してしまう。
幻影師としての能力は、敵の視覚・認識を歪めるだけでなく、仲間の位置や姿を錯覚させ、戦場を「有利な幻」として作り替える。
そのため、彼女の存在は常に“そこにいて、いない”ように感じられる。
リディア曰く「見ておるのに見失う、まこと厄介な娘よ」とのこと。
日常では、温和で皮肉も冗談も軽く流す。
ラナやクー子の会話に、ふと涼しい声で突っ込みを入れる程度。
酒が入ると理性が薄くなり、さらりと毒舌を吐くこともある。
◇ラナ・シエル
快活な剣士の女性。
身長は165cm前後。
立ち姿は常に軽く重心を落とし、すぐに動けるような柔らかさがある。
全身に「剣士として生きている」実感が宿っており、動と静のバランスが見事な人物。
栗色の髪を肩で一つに束ね、戦場では軽やかに揺れる。
汗に濡れると金の糸を思わせる艶が浮かび、陽光の下では琥珀の瞳とともに鮮やかな印象を残す。
笑うときの表情が非常に豊かで、場を明るく照らす“陽”の象徴のような存在。
豊満な胸元に、引き締まったスポーティな体つき。
鍛え抜かれた筋肉のラインは女性的な柔らかさを損なわず、健康美そのものといえる。
腹筋はうっすらと割れており、腕や脚には剣士としての均整の取れた張りがある。
脚線はしなやかで、太ももから膝にかけての筋の通り方が特に美しい。
肌はやや小麦色で、陽光を浴びた生命力の象徴。
装備は露出の多い軽鎧。
肩と太ももを覆う金属パーツが、動くたびに光を反射する。
胸元や腹部は薄布状の防魔素材で覆われ、軽さと防御を両立している。
腰には二本の短剣を予備として吊り下げており、瞬発戦にも対応できる構え。
愛用の長剣は【神剣ラグナ】
パーティ唯一の神器級装備であり、彼女が近接最強たる所以でもある。
その力はあらゆるものを虚無に還し、斬れぬものなど無いと称される。
戦闘中は勇ましく、俊敏な動きの中に獣のような勘が光る。
その剣筋は鋭く、同時に舞のように美しい。
瞬発力に優れ、初速は他の追随を許さない。
日常ではその反動のように表情が豊かで、感情の揺れがわかりやすい。
怒れば真っ直ぐ怒り、笑えば豪快に笑う。
食事中や休息時などは、仲間にちょっかいを出しては笑い合う姿が絶えない。
その明るさが、重苦しい探索任務における精神的支柱でもある。
◆ヴァルク・ゼノス
冷静な呪具師の男性。隠れ酒好き。
身長は180cm前後。
姿勢は常にまっすぐで、無駄な動きを嫌う。
表情は静かだが、瞳だけはいつも鋭く研ぎ澄まされている。
低い眉、鋭く澄んだ瞳――
その視線には、一瞬で対象の「構造」を見抜く冷静さが宿る。
肩まで届く長さの黒髪で、光を受けると金属のような淡い反射を返す。
乱れを嫌うのか、髪先は整えられ、全体に落ち着いた艶を保っている。
肌はやや浅黒く、露出した腕には細かな傷と、焼けたような魔術紋の痕が交じる。
呪具の加工に伴う“痕跡”だ。
鍛え上げられた体は細身ながら、動きの一つ一つに芯の通った重みを感じさせる。
筋肉を誇示することもなく、立っているだけで重心が安定した、
まるで鍛造された刃のような肉体である。
声は低く、よく通る。
抑揚は少ないが、言葉に無駄がないぶん重みがある。
ときおり沈黙を挟むことで、かえって場を制する力を持つタイプだ。
衣装は黒鉄色の簡素なコートと、術式の刻まれた手袋を常に着用。
袖口や腰ベルトには多数の金属具と符札が装着され、
動くたびに微かな音を立てる。
腰に吊るされた工具袋には、呪釘や符縄、魔鉱の欠片などが整然と収まっている。
実用一点張りの装いでありながら、手入れの行き届いた清潔さがある。
もしも挿絵が必要であればお申しつけ下さい。
添付を検討致します。




