挑戦者「ハンタ・ナルヨ」ー1ー
挑戦者を検知しました。
ーー『自動執筆システム』起動します。ーー
俺はハンタ・ナルヨ、今からダンジョンを攻略します。
特別報酬で金一封を獲得のために頑張ります。
『チカバノダンジョン』は全2層のダンジョンなので比較的簡単に攻略できると思う。
早速ダンジョン入口で受付を済ませて1Fに到達、ここは『スライム』と『つまずき石』しか魔物がいないのでサクッと進めてしまおう。
俺は走り抜けた。
最速攻略のコツは走り抜けることだ、何度かつまずいても立ち上がれば進む事が出来る。
俺は1層を突破した。
2層は宝箱とボスモンスターとして『顔面岩』といわれる魔物からなるシンプルな階層だ、宝箱を開けばダンジョン攻略となる。
顔面岩は壁に張り付いたまま動けないので、俺は無視して宝箱に触れた。
「やった…!」
その時、宝箱を触れようとした手が空を切った。
「なにっ!」
「アンタに達成されちゃ困るんでね、邪魔させてもらったよ」
邪魔をしたのは身軽そうな装備をした黒髪の女だった。
「おまえは!指名手配犯がなんで」
ーー執筆終了ーー
結果判定中……
判定終了…
『判定結果』
ーー攻略失敗ーー
またの挑戦をお待ちしています。