5節 侵入者
投稿遅くなりました
言い訳をすると風邪をひきました
だれだ、あいつ
いきなりドアを吹き飛ばしてきた張本人は悪びれもなく笑い
「なんだよ、不意打ち失敗しちゃったじゃんか」
そう、呟いた
「誰?」
俺はついとっさに訪ねてしまった
するとドアぶっ飛ばしてきたやつは律儀に答えてくれた
「んあ?俺の名前はリーズだ、まあお前らの敵だな」
なんか敵らしい
律儀にそんなことを教えてくれるあたりリーズはバカなのか、それとも余裕なのか
リーズの見た目は白髪紫目のヒョロヒョロな感じ185センチくらいの青年
とてもドア吹っ飛ばせる力があるとは思えない
「お前だな?この城に入ってきた侵入者のを統括しているのは」
だろうな
もう俺らの敵って言っちゃってるし
でもおまえなの?統括してんの
「まあな、全然俺の使えない部下が女王や王様を見つけてくれないし、あまつさえ王女や王子も見つからないから俺直々に探してみたらお前らがいたってわけ、運が悪かったと思って抵抗しないで殺させてくれ、痛くしないで殺してやるから」
なんかリーズがここにきた背景まで勝手にベラベラ喋り始めた
とりあえずセレナは見つかってないと
それだけ分かれば十分
あとはーー
「こいつをどうやって退けられるか、だな」
ソイレさんは剣を構えたまま動かない
俺も唯一の所有物のスタンガンを構える
「なんだよ、やる気か?できれば面倒なことしないで大人しく殺されて欲しかったな」
リーズがソイレさんに向かって走り出す
姿が消えたと思っていたらいきなりガキンっという音が隣でなり
「くっ...........」
「どうしたどうした?副団長サマ?」
リーズは素手で剣と渡り合っていた
ソイレさんもめちゃくちゃ強いと思っていたがこのリーズはそれ以上の化け物だった
俺が後ろからスタンガンを喰らわすことができないほどに拮抗していたが
不意にソレラさんが後ろに下がった
「大丈夫ですか?!ソレラさん?!」
「ああ、なんとかな...........」
かなりソレラさんは疲れていた
三十秒に満たないやり合いで一気に体力を奪うなんてどんだけ強いんだよ?こいつ?
「おいおい、もうへばったのかよ、もうちょっと楽しませてくれよな?」
リーズは息切れもしないでこちらを見据えてニヤァと笑った