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こんな異世界転生は間違っていると叫びたい!  作者: ナマス
木宮白露の異世界LIFE
4/6

3節  異世界

遅くなってしまい申し訳ありません!!

「ふぇ?」


今、なんて言った?

とんでもない発言が聞こえた気がする

「私を知らないんですか?じゃああなたは別の国から来た人と言うことですね」


俺が戸惑っている間になんか勝手に勘違いして話を進めようとしている


「ちょっと待ってくれ、第一ここはどこなんだよ?君はつまり何者なんだよ?」


「さっき言った通りです。私の名前はフォスチオ・セレナーデ、フォスチオ王国の第一王女です」

???

「ちなみにここは私の部屋ですよ、本当は客室に行く予定だったんですけど私が無理を言って私の部屋にしてもらいました」

??????????


ヤバイ、わからないことが多すぎて頭がパンクしそう

「とりあえず、いろいろ質問させてもらっていいか?」


「はい、どうぞ」

俺は咳払いをしつつ


「ーーフォスチオ王国って何?」

一番の疑問点を聞いた

するとセレナは驚いた表情になり


「知らないんですか?多分世界で1番大きい国だと思いますけど...........」


はい?


「一番大きい国はロシアじゃないのか?」

「ろしあ?なんですかその国?私は聞いたことありませんけど」


まて、待て待て待て

だめだ、頭が混乱しすぎてもはや何も考えられなくなってきた


「えーっと..........もしかしてセレナはここから出たことがないの?」


そうだ、きっとそうだ

きっとセレナはここから出たことがなくてきっとフォスチオ?王国が一番大きいと勘違いしてるんだ、

そんな国聞いたことないけどきっと世界は広いからどこかにあるんだ、うん、そうに違いない


「別に出たことくらい普通にありますよ?家族旅行とかでたまに外国とか行きますし」


「ていうかなんで言葉が通じてるんだ?」


「え?だってあなたがフォスチオ語を話しているからですけど.........」


何それ?

俺は日本語を話してるんだが

話が噛み合わない

いったいどういうことだ?

なんで岩に当たった後こんなわけわからん国に来たんだ?

ずっと考え続けていて

ーーそして一つの結論にたどり着こうとしていた

確かにそれなら大体説明がつくが科学的に絶対にあり得ないはずなんだ

まさか、まさかまさかまさか


「なあ、この世界には魔法と呼ばれるものってある?」


最後に確信的なことを聞いた


「ありますよ、別に常識じゃないですか?」


「嘘だろーーーー!!!!!!!!!!!!!!」


俺はベットで頭を抱えて悶えていた

つまり俺は“異世界“に来たらしい


「だ、大丈夫ですか!?いきなりどうしたんですか!?」


セレナが心配そうに聞いてくる


「いや、ちょっと現実を見て絶望しただけ...........」


まて、別にこの子がただ厨二病なだけという可能性もある

魔法があるという発言だけが異世界に来たと決定付ける証拠にはならない


「ちょっと魔法を見せてくれない?」


「なんでですか?」


「いや、ちょっと確認したいことがあって」


そうだ、魔法をこの目で見ない限りこの“異世界転生“とやらを認めるわけにはいかない


「とりあえずこれでどうですか?」


セレナが人差し指にマッチ一本分くらいの火を出す

俺はそれを見て少し思考停止した


「ーー大丈夫ですか?まだ具合が悪いんでしたらもう少し安静にしていれば大丈夫です」


「いや、別に具合は全然大丈夫だよ、でももうちょっと休みたいから1人にさせてくれないか?」


出来る限りのスマイルでセレナに言って大きい客室でポツンとベットの上で1人

俺は頭から布団を被りこの状況を考える


「どういうことだ?()()()()()この経験は初めてだぞ」


結構色々な所を渡り歩いたがこの経験は初めてだ

流石に混乱して頭の中がぐるぐるして訳が分からなくなる


「いい加減、俺のこの力と向き合わなければいけないのか..........」


生まれつき持っていた謎の能力

この力でいろいろな困難を乗り越えてきたが

今一つ能力のことで考えたりはしなかった

いや、()()()()()()()()

さて、今までの経験上、こういうわけのわからん事態になると大体しばらくは平穏は訪れない

でもまあーー

「ーー久しぶりの科学じゃ証明できない類の厄介ごとだ、盛大に楽しんでやるか」

ずっと謎の現象を考えていてもマイナスなことばかり浮かぶだけだ

なら、盛大にそのこと自体を楽しんでやろう


「俺をこの世界に呼んだのは誰だか知らんが、盛大に暴れまわって楽しんでやるから覚悟しろよ」

俺はベットに寝そべりながらこの世界に木宮白露()を呼んだ誰かに向かって天に指を刺してそう宣言するとセレナに会いに行くために客室から出て行った

誤字脱字があれば指摘していただければ幸いです

もし面白いと感じたらブックマーク、評価をよろしくお願いします

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