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鳴り響いた電話
ケータイから鈍い音がする。
マナーモードにしてたからだ。
知らない、電話番号。
彼女は、その音に応じるためケータイを開いた。
「はい。宝来です。」
入って、1年目を過ぎようとした。
彼女は大学の寮から外のしんしんと積もる雪を見てた。
近くの神社で飼われてる白いうさぎが赤い瞳でこちらを見てる。
「宝来 万海さんで、お間違いないですか?
私、〇〇警察署の西というものですが、
今少しお時間よろしかったですか?」
この電話から、私は彼の事件に巻き込まれた。
うさぎが、いつの間にか消えていた。
実は、登場人物は全くの架空のものですが、
私が1部体験した事件が元になってます。