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不思議なお話  作者: 梦現
15/19

幕が開けるには、何もかもが足りていないのだ。


――――


まぁ、足りないもなにも絶対にあり得ないんですよね。まさに夢で終わる話ですよ。

現実では起こり得ない。

夢現とはよく言ったもんだ。おいらのユザネは梦現だけんど。

ジジジジジー


それは、劇を観に来たお客様が必ず聴く音。


私の夢、それは、その音を奏でることである。


この物語(ショートストーリー)のドラマを

是非作ってみたいのだ。


脚本、演出、監督、監督。


監督。いい響きだ。


だがこの物語たちに必要な役者は1人だけだ。


そう、1人だけ。


道化を演じる、不自然であり自然な演技ができる役者、ただ1人だけ。


全ての物語を1人でやってもらわねばならぬのだ。この物語たちの魅力はそこにあるのだから。


お客様など気にせず、ただ役に入り込んで欲しい。狂気に包まれてくれ。そして戻ってくるのだ。


この物語には狂気は必要不可欠。


お客様には内容よりも雰囲気で感じて欲しい。


この物語たちの世界に、役者は1人でいい。



飲み込まれていけばいいのだ、この物語に、この世界に。


ただただ集中して飲み込まれていけばいいのだ。



そう、それらはただの夢。


叶いもしない、醜く拙いただの夢。


PVのように、観客のいない劇を演じて欲しい



それもただの夢。




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