序章〜prologue〜
読者の皆様、初めて小説を投稿します。ヘタな文章かもしれませんが、一生懸命書くので、応援してくれると嬉しいです。今後ともよろしくお願いします。
古人はこういった。
時間は一方通行だ。
同じように、変わらぬように、ただ過ぎてゆくだけである、と...
そこに目を付けたある天才は疑問を抱いた。
時間は本当に過ぎていくことしかできないのだろうか。もしそうだとしても、人間の科学の力によって、過去や未来を行き来できるようにならないのか...
彼は必死になって時間を行き来する"方法"を探し求めた。彼は生涯をかけてまで研究をし続け、そしてとうとうその"方法"を導き出したのである。
しかし、この時代の技術力、科学力で、
この"方法"を検証すること自体が無理に等しく、また膨大な費用がかかることがわかった。
彼は検証に行き詰まりを感じ、途方にくれていた。
...そこで、彼はある一つの手段をとることに決めた。
'今よりもが技術力、科学力がはるかに進歩した時代に、この“方法"を未来の天才に実証してもらおう'
彼はその“方法"を一冊の論文にし【時空間移動説〜カティラト・カオレス論〜】と名付け、厳重に保管した。
そしてその数年後、彼はこの世を去っていった。
未来に希望を残して.........