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雰囲気だけで生き残れ  作者: 雰囲気
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十九話

「魔法学園」


魔法が使える子供が必ず通わなければならない超巨大学園。

10歳から始まり、18歳までの8年間を魔法学園で過ごす事になる。

クラスはAからFまで分けられていて、入学時の模擬魔法戦闘の結果で振り分けられる事になる。

だが、入学時にAクラスに入れたからといって、そのまま学年を上がれるわけではない。

2年生からは、魔法の扱いに加え、学力、人柄などでクラス分けが行われる。つまり、一年の時はAクラスだったが、その後の学年は全てFクラスーーそういうこともありえる事だった。






魔法学園では、魔法の才能を持った少年少女達がこれから始まる『祭り』に胸を踊らせていた。







「明日だろ?新入生が来るの」


「いや、今日の夜にはもうここへ着いているだろう。魔法学園に来ていきなりクラス分け試合は10歳にはちとキツイさ。それなりに長旅だったろうからね」


「そりゃそうか。いやそれにしても楽しみだよなぁ、なんたって今年は英雄の子供サマが9人いるんだろ?」


「ああ、異常なほどに多い。まぁあの戦いから帰ってきた英雄達が落ち着いた時期は同じくらいだろうからーー」


「成程な、戦いが終わって落ち着いいたからやることやったって訳か。にしても9人は多過ぎだろ……ま、こっちは楽しみが増えていいけどな」


「英雄の子供も大変だろうよ。自分が負ければ親の名に傷がつくのだから」


「くくっ、そうだな。俺みたいにな」


「………別に俺はそういうつもりで言ったんじゃないぞグリアス」


「わぁーってるよ。それに俺が負けたのはお前だからお父サマも許してくれたさ、ライク」


「…………まぁ俺達はともかくだ。特に今年はユーラス殿の息子が来るからな。ユーラスの子供を潰そうと考えている子供は少なくないだろうさ」


「まぁそりゃしゃーないわな………なんにせよ、英雄の子供なんていう肩書きを背負わされた子供達が可哀想だぜ」


「顔が笑っているぞグリアス………あぁ明日の試合の結界張りはお前も手伝ってもらうぞ、今年は強めに張っておきたいからな」


「あいよ、明日が楽しみだな」


「あぁ」



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