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かすかとわずか

「高橋小太郎がプログラミングに一番かかわっていた会社を経営をしていたとすれば奏斗がいた会社が奪ったともとれるだろうな。」

「今の総理大臣とつながりがあるように聞くと単純な感じには聞こえないんです。石堂あかねも高橋小太郎も警察は死について調べなかったこともわかっています。」

髙橋は今の民党の総裁という位置にいる増岡康太という人間について調べる必要があるようにしか思えなった。増岡は政治家としてデジタルについて重きをおいていたこともあって周りの政治家からは嫌な顔をされていたようだったが、何時のころだったか、態度が変わっていたのを気づいていた。

「増岡も怪しいと思っています。彼はもともと政治家になる前は確かにベンチャー企業の社長だったんですけど、プログラミングをしていたわけではなさそうなんです。増岡が社長をしていた会社では委託をしていたこともわかっています。その委託をしていた会社が高橋小太郎とつながっているように思えるんです。」

ベンチャー企業をしていても事業を読む力はどの企業よりも劣っていたところでもあったのだ。それが急成長したこともあって周りの社長が可笑しいといって笑ったこともあるのだという。

「裏には大手の銀行の融資があったからだとも言われてますけど、一番最初に融資を取りやめるべき案件すらあっさり融資を決めているんです。」

その銀行は大損をしてもなお、何処からか降ってわいてくる金に頼っているのだという。抱えている額はどの銀行よりも多いにも関わらず、顧客に対する態度の悪さもあって評判が悪いのだという。システム障害が起きて当然のような態度をとったりすることもあったらしい。

「裏で増岡が引いているといわれれば納得するでしょう。」

「まぁな。山田も何処かでこの件にかかわっているとなると大きな敵と戦うことになるぞ。」

「俺はいいですよ。・・・正義のヒーローだなんて気取っているわけじゃないですけど、はびこっているのはもっぱら悪い奴じゃないですか。北見さんもパワハラを受けたにも関わらずそれの処理を受けずにそのままなんてお粗末な結末なんて望んでいなかったと思います。」

冤罪の人間の悪人探しなどバカげているに決まっている。裁かれるべき人間が土俵にすら上がらないのが正しいのだろうかとも思ってしまうのだ。彼はそれは避けたいのだ。奏斗はそんな思いをする人などいらないのだ。戦う力などないかもしれない。それでもかすかでも戦うしかないのかもしれない。

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