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不気味なつながり

「俺だって少しはプログラミングをかじっていた人間です。そのこともあってインターネットからプログラミングの依頼が来るんですよね。暇なときにはそれをやっているんです。」

「そうだったのか。俺はてっきり、暇そうにパソコンをいじっているだけに思えた。」

「普通に見たらそうですよ。俺は宗さんに拾ってもらわなかったらきっとろくでもない人間になっていたと思います。」

奏斗はそのころ、家族ですら手に負えないほどあれていたのだという。当たる場所を探すために町に出るような感じだったらしい。それを見る度に、家族は恐れてしまって腫物扱いをされていたのだ。そのころの彼は大学にいたとしても会社にも勤めていたこともあってろくに出なかったのだという。それでも許されていたのだ。

「大学も俺には特別扱いですよ。教授もそれを知っていることもあって普通の学生にいうことも俺には言わなかったんです。それも大学にとってはよくしてもらっている会社の人間がいるとなればそことの契約を切られてしまっては困ると恐れたんだと思います。」

道具の開発に尽力していた会社から手を切られるのを恐れてしまっていたのだという。政府の事業にも手を貸していることもあってか、社長はのんきな顔をしていたのだという。政治家とも手を組んでいることが週刊誌で明らかになっていることもあって今はろくでもない会社のように扱われてしまっているのだという。

「まぁ、その会社も事業をするにも融資も受け入れてもらえないほどらしいです。そんな会社は沢山あるからって言われているだけみたいです。政治家との関係を明らかになってからは悪い噂しかたたなくなってしまったんです。」

1つでも業火という炎をつけてしまうとそれが消えるのには時間がかかってしまうのはやむ負えないといったところだろうか。その会社は倒産まで追い込まれてもなお、何処からか金が降ってわいてくるかのように会社を回しているのだというのだ。

「いまだに何処かとつながりがあると思っているんです。その会社は今の総理大臣とつながりがありますからね。・・・その仕事を最初にもらえたのは高橋小太郎が死んだあとだって自慢げにいっていましたよ。一番下でやっていたのに急に仕事の依頼が増えたのは政治家のおかげだと思うんですよね。」

奏斗がいた会社の手には総理大臣とのつながりがあるのが分かっている。週刊誌もそこから新たに生まれる悪事を張っているのは確かのはず・・・。

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