孤独な歌
世間もかなり批判が高まっていることもあってか、警察も検察もかかわってきた組織が崩壊といいたそうにしているようだった。時間がたって解決するほどの幼稚な考えではすまないことも分かってきている。
「まぁ、政治家もかかわっていたことも分かっているし、成果を上げたのかすらわからない政治家は全く持って相手にはされないわね。」
「法律も政治家とかに合わせたことを続けたらこうなってしまったというよりかは導いたとしか言えないですね。自分たちに甘い汁ばかりを吸う予定を立てているのがまるわかりになってしまったらいやになるじゃないですか?」
村上はこの流れは簡単に終わらないように思った。時間がたてばなんて考えは甘いとしか思えなかった。都合主義になってしまったのだから。関与していた製薬会社もまた著しく力をなくしてしまった。それは分かっていたはずなのに漏らす言葉は被害者ぶったカンペで書かれたような言葉だけだった。それでは誰を納得させようとしているのかが全くと言っていいほどわからなかった。
「大方は大企業がつぶれるじゃないかっていう話も上がっているの。政治家とかにかかわったことが判明するごとに批判が大きくなっているからね。」
川城はそう言ってつぶやいた。あくまで予測でしかないことも分かっていた。




