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きれいな戯言

彼は悲しそうな顔をするときは少なかった。晴れた顔をしているほうが向かうほうがいいからとも言っていたこともあった。探偵になったのは確かに法の世界にいたわけでもないし、逮捕ができるかと問われればできないことのほうが多くなったのかもしれない。小さな事件にも足を踏み入れる回数は多くなった。

「事件ではないから動けないというのはいやだったんです。事件が起きないと動かないというのは裏を返せば死人が出ないといけないとか大事にならないとだなんてとんだ空想でしかないんです。未然に防ぐことに意義があるというのに・・・。」

彼は意義を見出すことの容易じゃないのは分かったのだ。理屈を並べるだけともまた違ったものとなるのだ。あきれた行動をしたとしても警察官だからと言って甘い目を向けることがあるのだ。一体何処に防ぐ力を持ち合わせているのか。それも並べた言葉を言って平謝りをして許すだなんて市民の意見でも聞いたのだろうか。聞かずに茶番劇として終わらせる目的なら本人を出してもいいじゃないのか。悪事をしたとしても守られるなんて可笑しいじゃないのか。そうともならないのだろうか。あきれた言い分ばかりを聞くのか。身内保護が強くなると裏では疑惑しかなくなってしまうのだ。

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