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「最終的にそいつの正体が分かったんだよ。浮気調査の件をいったんなかったことにしようとしたことも踏まえて浮気相手やら依頼者やら調べたら見つかったんだよ。案外近くにいたんだよ。依頼者のふりをしている人間が一番の悪っていうことにもね。」

その浮気調査はスパイを務めていた人間とその人間に負担をすることに決めたのだ。そこで請求をしたところ、逆切れをするように言ってきたのだ。はまったのは探偵事務所のほうなのだから負担をする必要はないと言い出したのだ。所長である川城尚子もついていたのだ。川城が元検事で法律に詳しいことも知らずに食ってかかったように言っていた。

「威力業務妨害で訴える覚悟はできているが構わないかっていったとたんにだんまりだったよ。それは困るって言いだしたんだよ。仕事に支障をきたすとかいうんだよ。往生際が悪いから結果的に警察に突き出したんだよ。」

観念したかのように連れていかれたのだ。嘘にも惑わされてしまったことに川城はひどく後悔しているようだった。それからというもの、依頼ですら慎重にするように言って来たのだ。

「驚きはしなかったけどな。所長は過ちを認めないと前に進めないんだといっていたんだよ。自分の過去に影響するからって。」

悲しそうな笑顔を見る度に村上はずっと寂しかった。

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