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この吸血鬼は日中行動可能です  作者: 椎木唯
第一章 蔓延る弱肉強食、根を張る吸血鬼
7/7

懐かしい香水。再会の兆し

 血に染まった深紅の槍を血塗れの男は躱し、すぐにそれが悪手だった事を身をもって体感する。


 避けた直ぐ、真後ろで静止し解けるようにして乖離したのだ。糸が解けるように、編み物を編むように。そんな一瞬の綻びが血塗れ男、ジャズに襲いかかった。

 肩を貫かれ、脚を地面と縫い合わせられ…と、三撃目を与えようとする前に、ジャズは手に持ったナイフで突き刺さった血の槍を切断する。繋がっている事で効力を得ていたのか切断した瞬間に、元の血に戻って地面に落ちる。


「ぐっ……」


 そう言って簡易的な治癒のポーションを取り出し、傷口に流す。傷は貫通していた為、そこまで治癒できなかったが止血と、瘡蓋のように血が固まり傷口を隠す。




 そんな既に息絶え絶えなジャズを見てヴェリルが一言。


「あー、これが王種と他種族との戦いじゃないぞ? もっと、こう、胸が躍るような熱く激しい戦いだから…」


 意外にも呆気ない戦いに、こんなものかと思われる事を危惧したヴェイルがヒイラギに優しく問いかける。

 最初はめっちゃ笑う人だな…と、次はめっちゃボディタッチしてくるじゃん、と。徐々に態度がギャルの関わり方に慣れていない童貞のような感じだったが今では子を見る父親のようである。まあ、弱冠百歳である。おじいちゃんだから孫を見る、とその表し方は正しいのだが…まあ、吸血鬼である。

 同じ種族の血が流れている、と新情報が入った事により、親近感が一層増したヴェリルである。もう、ただのめっちゃ触ってくるぞこの人。と、そんな簡単な考えを持てなくなった訳である。


 母鳥が子供に餌の取り方を教えるように、力の使い方を説明する。


 生憎と、相手は息も絶え絶えな半死半生生徒である。やれそうだ、と錯覚したのは此方が戦闘の意識ではなかった無防備な体と、恐らく手に持っているナイフが銀製である事が原因であろう。太陽を克復したハーフ系なヴェリルであるが体内に入る系の弱点は今でも天敵である。ニンニクも、ペペロンチーノもである。

 その関係上、銀製の武器は俺に対して威力が増すし、治りがちょっと遅くなる。今回は食生活が健康そのものだったから良かったけどね。


 つか、心臓に杭を打ち込む、とか普通にどんな種族でも死ぬよなって話。ドラゴンでも倒せるぞ。その場合は大砲並みの威力で打ち込まないといけないけどな。


 と、少し休憩を挟んだ一人雑談が功を制したのかジャズの死に絶え絶えが、重傷を負った、に変化していた。余り変化はない感じだが…。


「(グリアを逃したって事は…増援か? 増援だろうな。肩に止めた腕章的に…なんだろうな。二人とも同じ腕章だからそれに準じた増援が来るのだろう、とは想像できるんだけど)」


 ちょっと悩んでいると後ろのヒイラギが何かに気付いたように声を上げる。


「あ! そういえばあの腕章は風紀委員を示すものだぜ!! いやー、忘れちゃっていたけど…でも、どうしてそんな人達がヴェリル君に襲いかかってくるんだろうな! しかも腕切られたしな!!」


 至って平常だろう、と思っていたヒイラギだったのだが…意外にも意外。吸血鬼の戦い方を知らないのか、それとも腕が飛ぶとショッキングな光景は見た事ないのか。ちょっとトランス状態になっていた。

 流石にそのままだと危ないよな…と、紳士のような心を持った俺は肩を揺さぶり、声を掛ける。さながら心肺蘇生の手順通りである。まあ、蘇生する対象は意識だから…当たらずとも遠からず的な?

 と、必死にトランス状態を治そうと取り組む二人であるが、当の腕を切った本人は立つ事が出来ない程に疲労し、壁に寄りかかるような姿勢になっていた。


 微かに映る視界の中でまるで恋人かのように振る舞う二人を捉え、思う。


「(そんなに気楽にいられるのもこの一瞬だけだ。…い、委員長さえ来てくれれば、この地獄は、か、変わる…)」


 それだけ、ただ一心に自分が信じる人を思い、静かに目を閉じる。血が足りないが故の睡眠である。傷を負った際の処置がいち早く、正しかったのでそこまで大事には至らなかった。

 だが、そんな彼の信じる委員長は今は大事な時で手が離れず、グリアが呼んで向かってくるのは三人。新たな新人を加えて四人である。さて、このすれ違いの様な戦闘、終わりは来るのだろうか。





・・・・・・・・・・・・・


「い、今ジャズさんが大変なんです! 寮の二階でヴェリルさん…えっと、吸血鬼? と戦っていて…」


 と、グリアから説明されたのは数分前である。

 これまた新入生であるグロリアであるが、その入学初日の手腕を買われ、風紀委員に‘委員長‘推薦で入った期待の新星であるが…新入生である事には変わらない。その為、上級生と一緒に三階の巡回にあたっていた訳であるが…初日、二日目の戦闘を見ていた人だけが分かる明確に見違えた戦闘スタイル。初日はハルバードを主体、二日目は剣、と二種類の武器を使っていたが…今はハルバードであった。原点回帰である。

 だが、初日のような魅せる動きは一切無く、上級生相手であるのにも関わらず戦いにフェイントを交えた直線ではない戦い方を見せる。共に巡回に当たる三年生の先輩、びっくり仰天である。新入生が自身と同じくらい強い、それか以上に強い人達と互角以上、もはや手玉に取るように戦っていたのだ。


 そんな光景を見て、これから巡回が楽になるぞー、と気を楽にしていた所に現れた‘副委員長‘の推薦で入った新入生である。言うにはジャズ、と言う二年生が瀕死な状態になるほどの強い人が現れたらしいが…。と、疑い半分な三年生を置いて、グロリアは二階に向かおうと方向を転換していた。


「ちょ、お前本当に信じるのか!? しかも相手は吸血鬼だぞ!? 信憑性以前に虚言癖あるんじゃないかって…」


 と、三年生の言葉を遮って


「なら、先輩はここで巡回の続きをしていてください! 私は救援に向かいますので!!」


 ハルバードを背中に収納し、駆け出す。その表情は先程までの真剣そのものな顔つきとは一転、好機が全面に押し出したような顔付きになっていた。


「…二とか三しか年齢変わらないのになぁ。最近の子は何を考えているのかわかんねぇや」


 グロリアの言葉に従うように、まだ半分以上ある廊下を歩き始める。相方であるグロリアは逆走し、報告に来た子は既に他の階に移動している。一人では若干不安なんだけど、と三階ソロ巡回がまだ未達成なギースは一人、文句を呟きながら愛武器である弓を構える。持ち前の剛腕で放たれる一矢は……『死なない』の魔法下でないと即死の効果を持つ精確で無慈悲な攻撃である。





 ・・

 そして冒頭に戻る。


 走るグロリアの脳内には「好機」の二文字しか浮かんでいなかった。

 当たり前である。記憶に新しい敗戦を、塗り替えられる良い機会であるのだ。そして、大主様が特別取り乱すような存在である。そんな人物を倒せたのならもう、富名声力、そしてそれを塗り替えるような大主様の愛が降りかかって来るでしょう。と、脳内お天気キャスターなまま、速度をそのままに二階へ向かう。寮半分の位置である。少々遠くあるが…と、考え窓を見る。


「…あ、階段で降りる以外の方法もあるのか」


 初志貫徹。自身を馬鹿、だと表すグロリアは持ち前の真面目さだけを生かして突き進む事に決めたのだ。心に秘めるのは大志を叶える思い、大主様の期待を裏切らないように、との考えで自身の敵である風紀委員に単身乗り込み……どうしてか猪突猛進で駆けるグロリアの次の視界は…。


 窓から飛び出した、三階からの良い景色である。



・・・・・・・・・・・・・


 どうやら本当に増援を呼んだのね、とそう確認するのに数分も掛からなかった。まあ、ヒイラギを元に戻すのには十分な時間だったから良いんだけどな。

 そう、冷静に戻ったヒイラギから風紀委員の情報を聞くと


「風紀を取り締まる委員会なんだぜ。まあ、実力至上主義を抱える学園を支える組織だぜ」


 と語っていた。案の定、言葉の最後に「たまに決闘挑んでたけど、それって今、この状況に関係ないよね…?」そう、目を伏せながら言ってきた。若干怪しいところであるが…攻撃は俺に向かってきた訳である。女性には手を出せない! と、エセ紳士を語る人じゃなかったらヒイラギの問題ではないと思うが…。


 まあ、怪しいところである。


 そんな普通に戻ったヒイラギと対峙するのは三名である。何故か名乗り上げてきた。


「副委員長、護衛隊隊長! クレリーン!!」


「副委員長、護衛隊リーダー! ケリムラ!!」


「副委員長、護衛隊大将! ゲズ!!」


「…あ、どうも。ヴェイルです。で、こっちが」


「ヒイラギだぜ」


 と、名乗りおわった三名であるが…若干険悪なムードである。まあ、大体分かるけど。


「いや、話し合った時に私が隊長だと話た筈なのですが…脳細胞まで二番手なのですか?」


 長身の眼鏡を掛けた金髪が頭に手をやり、身内を完全に煽る。


「いーや、僕が言った時は僕がリーダーでいいよって二人とも言っていたぞ!! なんなら証拠もある! 声真似だけど聞く?」


 小柄な、見た目では十歳ほどとしか思えないような男児が必死に訴えるように叫ぶ。聞く? と、質問していたが、スールーされていた。何故かエンドレスで声真似をし始めた。絶妙に似ていた。


「いやいやいや…わっちの時は一番強いやつが大将が良いと言ったでゲズ!」


 丁度身長は半ば位のダルマのような坊主。筋骨隆々で、如何にも強そうだけど…ブレザーを裏表逆に着ていたのを見て、考えを改める。


 そんなお馬鹿トリオに、空気感が和らぐなぁ、と思っていると急に話を切り上げる。そして、息を揃えるように


「「「なら、一番最初に殺した奴が(隊長)(リーダー)(大将)って事で!!!(ゲズ)」」」


 と、一枝乱れぬ動きで、攻撃のモーションを取ってくる。


「完全な騙し打ちじゃねえかっ!?」


 若干遅れたが、それでも十分に対処できる距離感である。

 小柄なケリムラがその背丈以上のワンドを取り出し、詠唱を始める。ーー言葉を聞くと光系らしい。


「(って事は吸血鬼ってのは知っているって事か!!)」


 と、そう認識し、後ろにいるヒイラギを庇うように拳を振り上げて向かってきたゲズの顔面を蹴り飛ばし、その後ろから大振りの大剣を振り下ろしてきたクレリーンを…あれ、ヒイラギがいない?


「ガラ空きだぜ!!」


 捨て台詞を吐きながら振り下ろす瞬間の空いた腹に強烈な腹パンをぶち入れるヒイラギ。その表情は恍惚としていて…場所が場所で、相手が相手じゃなかったら恋に落ちてしまうような魅了的な表情であった。場所がアレなので怖いなー、とそんな感情しか出ないが。

 三人相手だと戦える、と判断した俺はヒイラギをそのままに、奥で詠唱が終わったケリムラを警戒する。

 詠唱が終わる前だったらまだどうとでもできるが…終わったのならしょうがない。非力な人間でも立ち向かえる事ができる便利な言葉が魔法であるのだ。


 三人寄れば文殊の知恵、的な感じで人間でも魔法使いが何十人もいればドラゴンを討伐する事は可能で、卓上では魔王でも倒せるだろう。まあ、その為には何十以上の、何百単位の魔法の組み合わせで放たないといけないので…まあ、現実的には無理だろう。魔法は編み物みたいであっても、編み物じゃないのだ。そう簡単に魔法同士の相乗効果は現れない。


 そんな強力な魔法である。

 詠唱で判断した光の属性であるのは現れた魔法陣で確証を得る。だが、効果は違った。


「第二位階『顕現する再臨者』!!! って、あれもう倒れてる!!??」


 攻撃魔法では無く、援護魔法。しかも結構なレベルの回復魔法である。


『顕現する再臨者』

 似た言葉が連なるふざけた魔法名であるが効果は絶大。死んでいない味方を自身が居る限り永遠に途切れない回復魔法を掛け続ける魔法である。


 その特性故、発動者以外を攻撃しても生半可な攻撃ではすぐ様回復し、前線を立ち直すので対処としては発動者をいの一番に殺すかーー


「容量以上の攻撃を与えれば自動的に解除される、だっけか? 何年ぶりだろうな、その魔法…」


 と、感傷に浸っているとヒイラギの悲鳴が聞こえる。

 俺では無く、ヒイラギを狙う事に決めたのか、デブと長身が一点集中し始めたのだ。その背後では流石に二度目の魔法詠唱は出来ないのか、座り込むようにして眺めているケリムラ。


 普通は、魔法を使っても倒せない、強敵をいの一番に囲んで倒す魔法なんだけどなぁ。と、恐らく倒せる奴だけ倒そう、との魂胆が見える二人にゆっくりと近付く。ヒイラギの攻撃を何度も受けても何度も立ち上がってくる姿はもう、ゾンビである。そんな慢心がヒイラギだけを見る、に至ってしまったのだろう。


「うぉっ!? き、君それは私の愛剣『クリムゾン・インフィニエイト』だぞ!! 早く返したま……えええぇぇっぇぇぇえええ!!???」


「お、折った! コイツが馬鹿の剣を折った!! あ、わっちも折られたでゲズ…」


 一死乱れぬ連携を見せる背後に近付き、一番の脅威である長身の大剣を奪い取る。俺からしても見上げるほどに高いのだ。そんな高所から振り下ろされる大剣の一撃は…そりゃあ、凄いんだろう。分からなかったけど。力を入れて殴りつける。一瞬で折れ、同時にクレリーンも折れた。

 膝をつき、悲しみに暮れるクレリーンの頭部はすごく蹴りやすい位置にあった。


 そんな光景を腹を抱えるようにして笑うゲズ。腹を蹴飛ばし、心臓付近を力を入れて殴る。これで結構な時間、動けないはずである。全生き物の弱点、心臓である。木の杭じゃなくて肋骨が刺さっているので…結構キツそうである。まあ、回復され続けているし、痛みが引くのも時間の問題である。


 二人を無力した訳であるが…受けが上手いのか傷が殆どないヒイラギを確認する。一応聞く。


「怪我とか無いか? パッと見は…まあ、これ」


「え? ……あ、」

 怪我は無いが服はボロボロであった。色々と溢れそうなヒイラギに自身のブレザーを投げて渡す。ヒイラギは受け取り、不思議そうにしていたが…自分の格好を確認し、納得したのか気を失っているクレリーンの頭をグリグリと踏む。ーー若干嬉しそうにしているのは気のせいだよな?

 表情が崩れたクレリーンにびっくりしながらあと一人に近付く。


 一部始終を完全に目撃していた少年である怯え全開であった。


「ご、ごめんなさい!! ぼ、僕はもう魔力切れで何にもできないから、ゆ、許してえええ…」


 と、謝る男児。

 流石にここまで幼気な少年を虐めるのは…ねえ? と、思っているとブレザーを着て、しっかりを前を止めたヒイラギが頭を下げる少年をサッカーボールよろしく蹴っ飛ばす。


「…まあ、敵対したからそれが当たり前か」


「ふんっ、ヴェ、ヴェリル君! じゃあ、もう行こっか!! ここから上はさっきまでの階層とは違って豪華だけど…豪華なだけだぜ!! 変に構えている騎士像とかあるけど…前に一回、落書きしたら動き出しちゃって…。って、まあ、そんな感じで余り面白くは無いから…、そ、その買い物…とかに行かないか!?」


 と、破れた衣服に視線がいっているヒイラギである。行っても良いけど…奢りじゃ無いよね? 俺、金持ってないけど…。

 道中、柄の悪そうな人からカツアゲとかしなきゃいけないのか…と、世紀末のような思考になるが…思い出す。騎士像に落書き? しかも動き出す…? リビングアーマーか?

 ちょっと興味が湧いたが…が、それ止まりである。バカトリオは少し面白かったけど…それは面白い、って強さ以外のパラメーターである。本当に強い奴って、学園にはいないのか…と、悲しみに暮れていると、そんな悲しみを塗り替えるように近場の窓ガラスが割れた。


「ヴェ、ヴェリル君!? そ、そんな大胆な…私達まだ、学生の身分なんだぜ…?」


 で、でもヴェリル君が言うなら…と、言うヒイラギを放す。何と言うか…男慣れをしてないのかな? と、そう言うレベルで攻略難易度最底辺のヒイラギに一周回った恐怖を覚え始める。これ、俺がウェルカム姿勢になったら体奪われるとか、そんな感じの呪いじゃ無いよな…? と。

 そんなレベルのヒイラギに


「俺、俺と同等か俺以上に強い奴じゃないと発情しないんだ…」と、EDを打ち明ける結婚一年目の新婚夫婦的な空気感で打ち明ける。これでキモい、そんな人なんだ…と、引かれるなら結構。…いや、人の夢をキモいと足蹴にされると結構心にくるものがあるけど。まあ、でもそれなら話は早い感じである。

 だが、帰ってきた反応は「……ああ、分かった」と。覚悟を決めたような凛々しいヒイラギの姿だった。


 ……あれ?


 と、微妙に予想していた反応と違ったヒイラギにびっくりしながら、窓ガラスを割って出てきた人物に目を向ける。そこには見覚えのある顔と、懐かしい匂いがあった。

 割れた窓ガラスは結構近場だったのだが、割って入ってくるのに結構な角度があったのか窓に三枚を挟んだ向こう側に着地していた訳である。


 妙に交戦的な表情に驚きながら、


「……エルフ、がいるのか」


 懐かしい匂いの正体を導き出す。

 それは特殊で、時には彼女を示す名前。または示す種族名になるのだ。


 今は残す所一人になってしまったエルフ最後の生き残り、そんな懐かしい仲間の、気に入っていた香水を匂わせたグロリアに、初対面以上の興味が湧いてくる。

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