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MY song

きみはいつも。

作者: caem


「もうっ……聞いてるの?」


 そう言って、すぐさま膨らませた頬。

 知らず知らずのうちについた癖。

 片肘をつき、窓の外を眺める、ただその横顔が愛しい。


 もう、溶けてなくなりそうなぐらいにその塊は残りわずかになっていた。


 ストローを掻き回して、カラカラと鳴るコーヒーカップ。

 乾いたテーブルを濡らす雫が、ボクの気持ちを代弁しているみたいだ。

 

「聞いてるってば」


 まるで晩秋の夕暮れのように染まる彼女の頬っぺた。


 ――あぁ、きみはいつも――


 怒っていても、可愛いひと。

 ぷっくりと不貞腐れた、その姿すらも。



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― 新着の感想 ―
[良い点] コンパクトさが良かったです。 味わい深いシチュエーションですね。
[良い点] 後味が良かったです。 [気になる点] "癖をつく"ってゆう表現がわかりませんでした。 [一言] 正直、イチャイチャさせるだけで10,000文字くらいは書けそうだなーって思いました。
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