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悪魔の大王による異世界放浪〜弓と魔法で切り抜けろ!〜  作者: 書くのはいつも唐突に
死亡と転生
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巳井間総太郎、死す

時は西暦・2278年。

今日も日本の首都・東京にある、高層ビルの何人いるかわからない社員たちとともに、俺、巳井間総太郎(みいまそうたろう)は、『HDP』に向かい仕事をする。

『HDP』とは『Hologram Desktop PC』の略である。

世界の技術はついに光を固定し実態化させる技術を開発した。

ホログラムは立体画像のはずだったが開発した研究チームがかっこいいからとホログラムっていう名前にしてしまったらしい。

固定化した光は劣化せずさらには燃料にもなる為、様々な製品に使われている。

それにより環境問題もなくなり世界は平和に向かっていった。

人々は娯楽をさらに強く求めるようになり、人間の神経をゲームソフトや機械に接続しそのゲームの中に入ったような感覚になれる技術も生まれた。

その技術はある会社が独占していて仕組みもわからずひっそりと作られている。

その会社が今、俺が働いている会社・2S制作会社だ。

この会社のゲームは2Sゲームと呼ばれていて世界の面白ゲームランキング・『WFG』と言う世界規模のコンテストにおいて、上位10位を長年独占し続けている会社である。

俺はその中の『AD.world』と言う『WFG』の中でも3位のこれを知らぬ人間はいないと言われるほどのゲームを作った開発チームの責任者全三名の中の一人である。

ひたすら『HDP』に向かい続けかれこれ9日。

新しく作るゲームの原案を考えているのだ。

因みに、AD.worldのストーリと内容はこんな感じだった。

悪魔の大王と天使の賢王が戦い争う世界で、神はすでに死んでいたはずで、天使は天界、悪魔は魔界から召喚されたって言う感じだった。

それと悪魔か天使かどちらの味方をするかは自分で決められるた気がする。

そんでもってプレイヤーの(ジョブ)は最初は戦士で成長すればランダムで変えられたはず。

(ジョブ)にはランクがあってS〜Cまであったんだっけか?

稀にAからCに落ちたっていう人もいたくらいだ。

それに(ジョブ)はLvアップ10ごとに新しく獲得できて最大Lvは100。

製作者である俺たちは製作時に、俺が悪魔の大王、俺の職場仲間近藤哲生が天使の賢王の(ジョブ)を持っていた。

この二体はLv制限なしである。

この二つは飛び抜けて強くしておいたので誰かが使った場合、PK(preyer kill)し放題になってしまうので封印の意味も込めて使用していない。

「そうじゃなぁぁぁい!!」

今は次のゲームを考えなければいけないんだよ!

幸い俺の後輩である鈴木霧菜以外返っているので誰にも聞こえてはいない。

え?そいつがいるだと?

あいつは無駄なことを何も喋らないタイプの人間なので大丈夫である。

「先輩、うるさいです」

「す、すみませんでした」

「9日間連続徹夜は流石に危ないと思うなで帰ったほうがいいと思いますよ?」

「無理」

「頑固ですね先輩は」

「締め切り今日なんだぞ?しかも12時。もう間に合う時間じゃないって」

「今は、、11時39分。確かにそうですね」

「そこは頑張ればできるって応援してくれよ、、、」

「私は終わったので帰らせていただきます」

「え?裏切り者!」

「何を裏切ったんですか?ふふ、頑張ってくださいね」

笑うとかわいいなちくしょう!

これだからなんでもできるやつは!

「はぁ〜、もう無理」








次の日。

「おい!巳井間!起きろ!」

「んがぉ!?か、か加守課長!!?」

「締め切りをとっくに過ぎてるぞ!でき、、てないんだなこのやろう!!」

朝だった。

「すみませんでしたぁ!!!!」

スピード土下座。

これが人生において必要な技の究極奥義である。

「ならば貴様は2ヶ月の減給で許そう!」

「そんなぁ、、」

「できなかった自分を恨め!」

加守課長はそのままつかつかと出て行ってしまった。

二ヶ月減給はきついって、、

とほほ、、

「それと、」

「うぎゃぁ!?」

「上司に対し驚くな!」

「すみません!」

「土下座はいい!とにかくお前は休め。顔、すごいことなってんぞ」

「あ、ありがとうございます」

自分の荷物を纏め早々に退勤する。

すれ違った同僚や上司、部下までもが俺の顔を見てうわぁ、、と哀れみの目を向けてくる。

エレベーターに乗り二階まで急速に降りていく。

一階に行くには階段を使うしかないのだ。

エレベーターを降りて階段に向かう。

階段の前で、鈴木霧菜と近藤哲生と鉢合わせする。

「うわ!巳井間!お前どうした!?」

「先輩、昨日より顔がひどいですよ」

「二ヶ月減給、、」

「「あ〜あ」」

あれ?やっべぇ、、くそねむい

視界がぼやけてくる

「先輩は今から帰るんですよね?先輩!?」

「巳井間!ふらついてるぞ!」

「先輩!足元!」


フラァ


スカ


あれ?なんで天井?

階段から落ちた?

あ、やっべぇ



ガン!





「キャァァァァァァァァ!!!!!」










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