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逆ハールートは存在しません。  作者: うかびぃ
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帰れないようです。

短いです、すいません。

ブックマークしていただいた方ありがとうございます。


「あっ橋爪君!ちゃんと時間には間に合ったわね!さっ始めるわよー!!」



教室に入った途端聞こえてきたのは先生の声だった。



3年F組担任の北沢香織先生。この世界の主人公。

4月から赴任してきて3ヶ月、頑張り過ぎな気もするけど少しずつ攻略対象者達と仲良くなってる様子。

先生は知識持ちが成り代わってるわけでもなく、本当の先生。ゲームの通りに動いて話すけど、画面越しじゃないリアルな存在。



「先生お疲れ様です。英司連れてきただけなので私は帰りますね。翔も頑張って。」



返事も聞かずニッコリ笑ってそのままその場を後にする。

補習の手伝いを頼まれそうになったことがあったから、長居せず逃げるに限る。

イケメンの集団を拝めないのは残念だけど。



自分のクラスから荷物を回収して昇降口へ向かう。

グラウンドには部活に精を出す生徒が沢山いた。昔は私も部活に勤しんでたけど、2度目となると正直面倒臭い。というか、本物の学生に混ざってやるとか恥ずかしい!キラキラしてるの恐ろしい。オバサンもう頑張れない。



さて、今日は帰ったら何をしよう。この世界にもちゃんと両親は存在してるので、ラノベやゲームにあったりする一人暮らし設定は無い。寧ろ無くていい、家事するの面倒臭い。

よし、帰ったらこのゲームに出てくるキャラについて少し整理してみよう。気持ち的にも落ち着いてきたし、これから起こるイベントの対策をしておきたい。



そうと決まればさっさと帰宅だー、なんて思ってたんだけど。





「ねぇ、ちょっと。」



掛けられた声に少し嫌な予感がしてる。これ絶対アレだよね?名前は呼ばれてないし気付かない感じでいっていいかな?



「大澤さん、聞こえてるよね?少し話をしたいんだけど。」

「…相澤さん。」




先生に喧嘩売ってるの見た段階で攻略対象と関係がある私の方にも絶対接触してくると思ったけど、早すぎじゃない?



「いいよね?中庭で話しましょ。」

「あー…、うん。」




はぁ、いつ帰れるのかなぁ?




展開早くて読み応えなかったら申し訳ないです。


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