9.情報
明けまして、おめでとうございます。
今後ともよろしくお願いします。
いやー、よく眠った。なかなか、快眠だった。寝る寸前に「お母さん……。」って聞こえたときは一瞬びびったけど栗花落さんがいることを考えたら不自然でもないと安心して寝た。
べ、別に、幽霊がいるとか思った訳じゃないからね、ただ、アンデット系モンスターがいたら困るとか思っただけだし!
なんて、気持ち悪いコメントは心のなかにしまっておいて、やはり、朝食を作りますか。
風魔法で換気ぐらいはしますが。
「おはよぅ……。あれ……?」
「バットモーニング!残念だったな、家じゃないよっ!」
「それくらい、分かってますよ……って、やっぱりいいにおいがする……。」
「俺特製あっさりスープ(笑)とパンだ。」
「その(笑)はなんなんですか……。」
「あっさりかどうか分からないからw」
「適当ですね……。」
「まあ、適当でもないとやってけねぇだろ。あとよかったな。俺が紳士で。俺以外だったら襲われてたかもよ?ドアって言ったんだから鍵ぐらい閉めないとw」
「むぅ……。確かに不用心だったかもしれませんが、月見里君は絶対紳士じゃないですよ!」
「じゃあ、なんなんだよ。」
「変人ですかね?」
「お前の飯なしな。」
「じゃあ、ここに月見里君はここに埋めていきますね。」
「すいませんでしたーっ!」
「……ぷっ。」
「ク「ハハハハハ。」」
久々に全力で笑った気がする。俺に他人の不幸以外で笑わせるなんて栗花落さん、やるじゃないか。
「月見里君ってやっぱり笑い方から何か黒いものを感じますね。」
「おいおい、それは言いがかりだろ。」
「少なくとも爽やかさはありませんね。」
「少しはあるだろ!あるって言え、いや、あるって言ってください!」
「アハハハハ。」
「まあ、飯食うか。」
「そうですね。」
「しかし、栗花落さん、笑ったのを見たの俺が見た限り、さっきが初めてな気がする。」
「き、気のせいですよ。」
「まあ、いいや。で、栗花落さんはラノベは結構読んだことがある方?」
「いえ、ド○クエとかフ○イナルフ○ンタジーをやったことがあるぐらいです。」
「ふーん……。」
「聞いてきた方なのに興味なしですか……。」
「何となく聞いただけだし。」
「そうですか……。」
しかし、栗花落さんはあれだな、かまってほしいのかな?何となく聞いただけだしって言ったときにがっかりしてる様子が見られたし。
やっぱり、ボッチだったからかな?しかし本当に何でボッチだったんだろう?
まあ、構う分には構いませんよ?たまに負のエネルギーが貯まっているんで。
あ、今こんなもん。
邪神の加護(666/10,000)
ちょこっとずつたまっていっている。とりあえずは目指せ1000p。
たまったら何が起こるんだろう?ちょっと楽しみだったりするw
「ご馳走さまでした~。」
「御粗末っ!」
言ってみたかったランキング98位くらいの言葉が言えたぜw
「とりあえずだ。」
「はい、なんでしょう。」
「ここを脱出するための準備をするぞ。」
「はい!」
「まず、情報の整理だ。ここは龍の墓場50Fだったよな?」
「あ、はい。」
「俺らが入ってきたダンジョンは?」
「確か、ファフニールの迷宮……あっ!」
「そう、明らかにダンジョン名が違う。」
「そういえば……!」
「ファフニールの迷宮は冒険者の初心者がダンジョンを知るためにあるようなダンジョンだと聞いた。そして、龍の墓場なんて、ダンジョンについて資料はない。」
「ま、まさか……。」
「そう、恐らく、ファフニールの迷宮から転移した、またはファフニールの迷宮の最奥地の地下だ。俺達がどうやって生き残れたかが不思議だがな。」
「それを考えると転移したと考えた方がいいですよね。」
「転移したとするならば、迷宮を攻略すれば脱出できるだろうが……」
「私達に攻略するほどの力はないと。」
「そう言うことだ。だが、賭けることもできる。」
「賭けるって何を……?」
「ボスを素通りして、転移陣を使えることに賭けるか、上に上れば出口がある方に賭けるか。」
「要するに、ここのフロアのボスですよね……。」
「ああ。」
「なんとかできるでしょうか……。」
「殺るならレベリングだな。ただし、この階層だと昨日のスケルトン?みたいなのばかりだろうから倒しづらいだろうがな。」
「でも……。」
「今度は準備をして行く。と、言うことで、栗花落さん。」
「なんです?」
「錬成によって取り出せる金属を出来るだけ集めてくれ。その後、その金属を見て作戦を考える。」
「わかりました!」
さあ、生産職Lv1二人による未知のダンジョン攻略といこうじゃないか!
誤字・脱字等があれば、訂正しますのでお願いしますm(__)m




