表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔法ハッカー  作者: 木野二九
時間と空間のトレードオフ_Rainbow table
1/34

とあるインターネットの記事

ハッカー「痩せガエル」○○○商事不正輸出データを公開した罪で指名手配



○○○商事が禁止されている輸出品目(軍事利用可能な精密工業部品)を、第三国を通じ国際テログループに高額で販売していたとみられる事件で○○県警は、発端となったデータを公開したハッカー、通称「痩せガエル」を指名手配したと発表した。


痩せガエルは、過去麻薬販売組織や密輸入組織等の犯罪グループに対し、同じように内情データをハッキングしてSNSに公開し、撲滅を促す書き込みをしていた。


その際に利用されるカエルのイラストが「痩せガエル」の名前の由来でもある。


それによって逮捕・撲滅された組織も多く、ネット上では「義賊」のイメージが定着している。また捜査関係者の話によれば、秘密裏に警察へ情報提供されたケースも多く、「痩せガエル」と警察は蜜月関係にあると考えられていた。


しかし今回の件では○○○商事は合法的な会社組織であったし、また問題の不正輸出は現状では『疑惑』の状態で、正式に検挙されていない。


先に○○○商事から偽計業務妨害とハッキングによる資金の盗難届が出されたため、このような処置になったと思われる。


尚『痩せガエル』は犯罪組織からも同様に資金盗難を行っていたようで、捜査関係者の話では、被害届が出されていないため正確な数字はつかめないものの「数十億~数百億円」の金額が痩せガエルによって盗まれたのではないかと考えられている。


また、ここ数年毎日のように世間を騒がした痩せガエルが、3ヶ月前の○○○商事事件以来ネットに現れないのも話題となっている。


国際テロ組織に暗殺されたとか、警察がそれを保護するために情報操作しているなどと噂になっているが、現在真相は闇の中だ。




○○○新聞 デジタルニュース

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ