目次 次へ 1/3 0001相容れない存在 「相容れない仲っていうのは、あれだ。ほら、同じ大きさの立方体の箱が重ねられないのと同じことだよ」 「それ、私に喧嘩売ってんの?」 「違うよ~。ただ、このままだと彼があまりにも理不尽でしょ」 「別にあんなやつ、どうでもいいよ」 「そうは見えないけどな~」 「どう見えるって言うのよ」 「ん~、恋人」 「ないない。ありえないって」 「じゃあ何でいつも会いに行くの?」 「会いに行くわけないでしょ。たまたまアイツがいるのよ」