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なんで?
何言ってんの?
理解するまでに、しばらく時間がかかった。
理解することを脳が拒否している感覚。
「だからぁ。先輩の良いところを沢山聞いてたら、私も好きになっちゃった!好きになっても良いよね?私も同じ塾に行けないか親に聞いてみる〜。」
は?なんでそうなる?なんで?どうして?友達の好きな人だよ?
私は何も答えられなかった。
無言でいると、拒否されなかった=了承を得たと思った彼女は
「それじゃあ今日からライバルね!」
と高らかに宣言した。
「私に拒否する権利はないよ〜。彼女でもないし。好きになるのは自由だから…。」
私がドギマギしているのが伝わっての行動なのか知らないが、彼女は「ありがとう!先輩見に行こ!」と手を引いて廊下に飛び出した。




