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アラタの決意

テスト勉強で疲れてるからって考えたとしても、いくら何でも…態度がいつもと違いすぎる。


よそよそしいというか、全く目が合わない。


テスト前のピリピリした雰囲気って言ったらそうだけど、ちょっと違う気がするんだよなぁ。


アラタ「俺、なんか悪いことしたかなぁ…。」


うん…?いや待てよ。

あの子から向けられる視線は好意そのものだって思ってたけど、もし違うものだったとしたら…


俺、とんでもなく気持ち悪い奴じゃねぇか。


言ってしまったことは取り消せない。


ないことにはできない。


最高に気持ち悪い先輩になってる。


ナルシスト

自意識過剰


もしかしたら


先輩からの断れないパワハラ


って思われてるかもしれない


俺は何て勘違いをしてしまったんだ。


他に集中出来る物がある、というのはこんなにも幸せなのかと思った。


テスト勉強に部活に…


ふと思い出す彼女の表情に掻き乱される自分が


年上なのにみっともなくて

恥ずかしくて

情けなくて


余計に集中することが出来た。


その結果、テストは総合点で2位だった。


またハルトに負けた。


今までは全教科2位だったが、今回は2科目でトップが取れた。


自分でも驚いたし嬉しかったけど…


それでも、これだけ努力しても勝てないってなったら逆に清々しさすらある。


ハルトは沢山の人生のカードを持っている。


幼なじみ

整った顔

強靭な肉体と精神

頭の良さ

抜群の大人受け


努力の部分もあるんだろうけど、生まれ持った部分が強すぎる。


生まれながら持ってるカードが違いすぎる。


アラタ「カエデちゃんは、ハルトと一緒にいる方が楽しいんだろうな…。」


思わず声に出してしまった言葉に、自分自身がショックを受けた。


ああ、俺は思ったより…

思ったより彼女のことが好きなんだな…。


勉強では一歩及ばなかった。


あとは大会だ。


この大会で優勝したら、彼女に告白しよう。


県大会に出場したらとかじゃない、優勝だ。


強い気持ちでいこう。


そして、3年生最後の大会が開かれる。

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