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AIの力でダンジョン攻略 ~コンシェルジュAIの言う通り~  作者: 立風館幻夢
第四章 進む浸食

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第80話 コンシェルジュAIの言う通り

『あぁそれと、私が洞窟探索の時に着ていた強化スーツ覚えてるか? お前らの分も既にあるから取っていってくれ、場所は格納庫だ、鍵はさっき言った試作品と同じ場所にある、ちなみにお前らに合わせて全く違うデザインにしたぞ! かっこいいからきっと気にいる』


俺らに合わせたデザインの……あの装甲入りのスーツか?

会ったほうが生身よりかは安心だろうが……俺らに合わせたデザインってどういうのだよ……


『最後に一言……諦めるな! お前たちは私の作った……いや、私たちで発展させたAIで洞窟を壊滅させろ! 言わば「コンシェルジュAIの言う通り」ってところかな? もう一度言うぞ! お前たちとグローディならきっとできる!』


社長の発言は、どこか確信を持っているように思えた。

そこまで言うのなら……一肌脱いでやろうかな!



『……じゃ、そういう事だからな! あぁ、トム! 私の部屋で変なことしたら懲戒免職だからな! 以上!』


映像が切れ、元のデスクトップ画面に戻った。

とりあえず社長さんの部屋か……行ってみるか!

勿論変なことはしないように……クビはごめんだ。



社長さんの部屋に入ると、中はやはり質素な感じだった。

ベッドと、クローゼットだけ……このクローゼットを開けた瞬間に俺は懲戒免職になる、絶対に開けないでおこう。

確か、場所のヒントは『超絶素晴らしい者の中』だっけか? 普通に考えたら……まぁ社長さんの事だし、自分の事を言ってるのか? ちょうど社長さんの部屋の中には写真も飾ってあった。


「これは……大学の頃の写真か? ……周りと浮いてるな」



よく海外ドラマで見る、学校を卒業した時に着る服……ガウンとモルタルボードって言うんだっけか? それを着た社長さんの写真が机の上にあった。

周りは多種多様な人種の人々が同じような恰好で卒業証書を手にしていた……その中で、社長さんは背の低さや髪の色も相まって一番目立っている。


「まさかこの写真の裏に……いや、そんな安直なわけないか」


この写真に何ら違和感はない、写真立てにも特に細工は無かった。


「じゃあ隣のあるこの写真か?」


隣には、社長さんのご両親と思われる男女が写っている写真があった。


「……なるほど、背が低いのは父親由来で、見た目は母親譲りってわけか」


明らかに身長が低い日本人と思われるアジア系の男性と、その人物の二人分くらいの背丈はある白髪の女性……なんか、失礼かもしれないが、言いように使われてそうだな、社長さんのお父さん……


「……って感傷に浸ってる場合じゃねぇ、この写真にも違和感はない」


じゃあ一体何なんだよ、超絶素晴らしい者って……


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