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AIの力でダンジョン攻略 ~コンシェルジュAIの言う通り~  作者: 立風館幻夢
第四章 進む浸食

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第77話 休息の提案

「こんなんで信じるアホがあんなに大勢いたってのか?」

「うん……信じられない……けど……外にいた人……『この売国奴』とか……『Xetaの手先!』とか……」


嘘だろ……こんなことが……


「わけわかんねぇ……社長さんは倒れるわ、変な奴らがやってくるわ……洞窟も増えすぎてるし、政府が訳わかんねぇこと言うし……」


ここからどうしろって言うんだ、俺は何をしろって言うんだ……

洞窟に入るか? でも、入ったら逮捕される、このインフルエンサーを特定して直談判でもするか? だが、それはそれで火に油を注ぐだけ……


「あの……皆さん、今は考えても仕方がありません、一度休んで、明日考えるのもいいと思いますが? どうでしょう?」


……ジャスミンさんの提案、間違いではない、けど……


「今、食事の用意をいたします、腹が減っては戦はできぬって言いますしね」


今はその戦をどうするか考えているのだがな……


「じゃあ……私……お風呂……用意……する」

「いいのですか? ではお願いします」


じゃあ……俺はどうしよう。

このまま何もしないのは……なんか申し訳ないよな。


「あの、ジャスミンさん、社長さんの部屋……入ってもいいですか? 何かヒントがあるかもしれないので」

「……いいでしょう、こちらがルカ様の書斎……そしてルカ様の部屋の鍵です」

「ありがとうございます」


ジャスミンさんはどこからか鍵を取り出して、俺に渡してきた……のだが、受け取った俺の手を離そうとしない。


「……いいですか、常盤様……くれぐれも、変なことはしないように」

「も、もちろん!」


なんでこんなこと言われなきゃならんのだ……と思ったのだが、一応女性の部屋に入るわけだから、そりゃ言うか。

鍵を受け取った俺は、社長さんの部屋へと向かった。



「それじゃ、また次の配信でねー、おつらきゅろー!」


暗闇の中、画面に向かって一人の女が挨拶をした。

挨拶を終え、画面を暗くすると同時に、後ろからもう一人の人影が見えた。


「……こんなところにいたのか、リラ」

「あ、レイちゃーん、頼んだこと、やってくれた?」

「あぁ、お前の指示通り、この国の指導者、そして隣国の指導者も洗脳済みだ……だが……」

「だが、なぁに?」

「……やはり私は、このやり方は気に食わん、私は……正々堂々と戦いたい」

「えぇ? でもそのせいで浸食が遅れてるんじゃないの?」

「……だからこうやってお前の指示に従っているんだろう、だが、次は私のやり方でやらせてもらうぞ」

「……いいよぉ、このまま行けば順調に進むだろうしね」

「よし、ならば手始めに、今いるこのダンジョンを要塞化させるぞ」

「うふふ、そう来なくっちゃね! じゃ、私は……」


2人は、計画を順調に進めていた……


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