表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
AIの力でダンジョン攻略 ~コンシェルジュAIの言う通り~  作者: 立風館幻夢
第三章 工場視察と迷える少女

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

68/98

第67話 グローディの提案

「で、家を飛び出して地下鉄に?」

「はい……行く当ても無く…‥でも…‥為朝さんや……社長さんと会えた」

「……」


これ、俺らと出会わなかったら大変な状況になっていたんじゃないか?


「最初は……すぐ出ていくつもりだった……でも、面倒を見てくれた……社長を思うと……申し訳なくて……今日……出て行っても……行く宛がなくて……」

「……そうだったんだ」


そりゃ、ミオちゃんの立場に立つと複雑だ。

AIで自分の親の仕事が追われたのに、今度はそんなAIを開発する人に助け出される……

俺ですらその立場になったら何とも言えない気持ちになるのに、ミオちゃんぐらいの年齢でその立場になるのは……キツイな。


「最初は……なんでAI開発企業の社長なんかの世話に……と、思った……でも……社長……色々面倒見てくれて……出るに出られなくて……」

「……」

「AIの……せいで……お父さんは死んじゃったのに……私は……AIを作っている人に……助けられている……これじゃあ……私……」


どうしよう、ミオちゃんは涙ぐんできたのか、声が震えている。

こ、こういう時、どういう風に声を掛けてあげたらいいんだろう?

そ、そうだ!


「グローディ、ちょっとお願いがあるんだけど……」

『はい、私にできることならどんなことでもやりますよ』

「じゃ、じゃあ……」


俺はグローディにお願いをして、ミオちゃんに見せた。


『黙って出て行ってしまったのなら、まずはそのことについて謝罪をしましょう、そして、それまでのお礼を述べましょう、また、これから自身がどうするべきか、お世話になった人への恩返しをしましょう』

「……」


グローディは言葉を続ける。

ミオちゃんはグローディの言葉をただ黙って聞いていた。


『AIを嫌ってしまうのは当然の事と言えるでしょう、実際、多くの仕事がAIに奪われてしまうのは事実です、ですが、AIは元より人間が作った存在、将来的にAIが人間を超えることはあり得るとされていますが、現状、AI以上のクオリティを出す手段はいくらでもあります、もしも気になる点があるならば、AIが人間以上に出来ることを提案することもできますよ』

「……」


グローディが語るのをやめると、俺はスマホを下ろした。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ