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AIの力でダンジョン攻略 ~コンシェルジュAIの言う通り~  作者: 立風館幻夢
第二章 二度目の遭遇

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閑話 動く闇

「ここが……この世界の街……眩しい……」


とある日の夜の街、金色の髪を靡かせながら歩く一人の人物。

黒の衣服を身に纏ったその人物は夜な夜な繁華街を徘徊していた。


「それにしても謎だ……何故ダンジョンが現れているというのに、こいつらは平然としている……」


謎の洞窟が現れた直後、政府は外出自粛を呼びかけたが、数週間もしないうちに解除され、街にも徐々に人が戻り始めた。

最初こそ「こんな状況で遊ぶのは……」という気持ちがあった人々も、開き直って遊ぶようになり、この繁華街も以前ほどではないが、盛り上がりを取り戻しつつあった。


「よ、そこの人! ウチどうです?」


そんな中、客引きの男が笑顔で金髪の人物に声を掛ける。

この男は繁華街に流れる違法な客引きの注意喚起を気にも留めず、お構いなしに声を掛けていた。


「最近洞窟騒ぎがあったもんで、皆さんに元気になってもらおうと思いましてね! どうです? 1200円ですよ! 1200円!」


金髪の人物は……その言葉にどこか憤りを見せた。


「……おい貴様、何がそんなに楽しい?」

「……はい?」


客引きの男は予想外の答えに困惑していた……

金髪の人物はそれが気に入らなかったのか、客引きの首を掴み、路地裏へと運んだ。


「ぐえ……」


男はそのまま、壁に押し付けられた。

男は抵抗するも、金髪の人物の力に抗えなかった。


「おい……何がそんなに楽しい……何故ここの連中は楽しそうにしている!!」

「く、苦しい……」

「答えろ!! 何がそんなに楽しいと聞いているんだ!! 何が楽しいんだ!!」


金髪の人物は、何度も男を壁に叩きつけていたが、男は答えることは無かった。

……金髪の人物の質問に、男は答えることができず、白目をむいて気絶してしまった。


「クソ……」


金髪の人物は、男を尻目に、街中へと消えた。

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