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AIの力でダンジョン攻略 ~コンシェルジュAIの言う通り~  作者: 立風館幻夢
第二章 二度目の遭遇

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第51話 トムの決意

結論を言うと……建物の中にいた人たちは……奇跡的に全員無事だった。

しかし全員無傷ではなく、重傷を負った人も沢山いて、しばらくして、建物の外には救急車と警察車両が集結していた。


「常盤くん! 無事でよかった!」

「部長も無事で何よりです」


部長は軽傷を負ったが、無事だった。

一方で……


「常盤くぅん! 酷いじゃないか! 置いていくなんて!」


先輩は無傷だった。

置いていくも何も無事だったんだからいいだろうが。


「これで死んじゃったらどうすんだよぉ!」

「黙れ」


俺は本能的にキレて、先輩に平手打ちしてしまった。

しまった、これじゃあ先輩も軽傷だな、まぁいいか。


「とにかく、無事でよかったな! これもスーパーエリートな私とお前の協力、そしてジャスミンの後方支援のおかげだな!」

「え? そういえばジャスミンさんは?」

「あぁ、多分この近くにいるんじゃないか?」

「え? あんたバイクで来たんじゃ……」

「まぁそれについては後でな……ところで」


社長さんは、丸腰のアピールのように両手を上げるが、どう見ても社長さんは武装をしている。


「なんだよ、アメリカの時の癖か? 俺は銃なんて向けてないだろ」

「違うわ! ハイタッチだよ」

「あぁ……そういうことか」

「はい、いぇーい!」

「いぇ、いぇーい……」


いや、どういうノリだよこれ。


「いやはや、日本では目標達成した時にこういう事をやると聞いたもんでな! 今回はその記念だ!」

「あぁそう……目標達成ね……」

「そうだ! 超エリートな私と共に達成したんだ! 誇っていいぞ!」

「達成か……」


目標の達成、今の仕事でもノルマはある、けれども達成できてもあんまり達成感は無かったし、上司らも喜ぶことはなく、淡々と仕事に追われるばかり……

でも、今回は目標が明確だ、洞窟を消して皆を救う……

この社長さんと一緒なら……


「それじゃ、私は部外者だから出るぞ、バイクを路駐してしまったからな、罰金を取られるのはごめんだ……」

「あぁ、社長さん、ちょっと待ってくれ」

「どうした?」

「あのさ……この間の……あんたの会社に入るって話なんだが……」


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