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AIの力でダンジョン攻略 ~コンシェルジュAIの言う通り~  作者: 立風館幻夢
第二章 二度目の遭遇

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第39話 前へ

「そういえば部長……それに他の連中ももしかしたらこの中に……」


……何やら胸騒ぎがする、恐らく部長らは何の装備も持ち合わせていない。

もしかしたら俺の同僚も既に怪物にやられている可能性がある。


「早いとこ進まねぇと……って、早速出やがった!」


目の前にいたのは、一番最初に遭遇した怪物たちだった。

一度遭遇したことがあるからか、余裕自体はある……が、怖い気持ちもある。


「やってやるぜ! お、おりゃああああ!!」


まだ奴らはこちらに気付いていない、俺は早速、素人ながら蹴りをお見舞いした。

数体が消し炭になり、奴らは動揺しているのか武器は抜けていない様子だった。

行けるぞ!


「食らえ!」


催涙スプレーを奴らの顔面に向けて噴射した。

奴らは一斉に目を抑え苦しんでいる。


「よっしゃ! 行けるぞ!」


俺は日頃のストレスが溜まっていたのか、躊躇せずに奴らをぶん殴った。

奴らはどんどん消し炭になっていき、勝てないと判断したのか、奴らは散り散りに消えていった。

だが俺は逃がさない、ライターに火を点け、スプレーを噴射した。

逃げようとした連中に命中していき、気が付くと周りには消し炭だけになった。

数体逃がしてしまったが……追っている間に他の怪物が同僚たちを襲っているかもしれない……そう考えた。


「奴らが逃げた先に、会社の人がいないと良いが……」


早くこの洞窟を何とかしなきゃな……俺は前へと走り出した。


☆


「グローディ! この先に生命反応は?」

『今のところ確認できません』


前と同じように進みながら携帯を前に出す。

そしてグローディに生命反応を確認させる……これの繰り返し。

まるで釣りでアタリを待つようなやり方だが、これ以上に最善のやり方が見つからない……


『生命反応感知、一つは人間と思われます、その他の生命反応もありますが、体温から推測すると、以前遭遇した液状の生命体と考えます』

「人間と液状の生命体? あぁもしかしてスライムみたいな奴の事か……あれ? こんなピンポイントに選別できたっけ? まぁいいや!」


よくわからんが、襲われている人がいるみたいだ、会社の誰か? 急いで助けに行かなきゃな!

俺は反応のあった場所へと急行した……すると、見えたのは。


「うああああ!? た、助けてくれええええ!?」


……先輩がスライムに襲われそうになっていた。


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