第26話 晩御飯
「お待たせしました」
ジャスミンさんがカートを押しながら食事……それは。
「わ、和食?」
「見てわからないのか? もしくは和食を食べたこと無いのか?」
「馬鹿言え毎日食っとるわ、普通こういう金持ちの家ってフレンチとかイタリアンとか……アメリカ帰りならピザとかステーキとか予想してたよ」
「私はアメリカの飯は性に合わなくてな、家では毎日和食を食ってたよ」
「そうなのか……」
ジャスミンさんが持ってきた食事を並べ始めた……メニューは、ご飯となめこ汁、そんで肉じゃがと鰯の煮付け、そんで付け合わせのダイコンと野沢菜漬物だ……ザ・日本の家庭料理って感じだ、旅館に出てもおかしくないくらいのクオリティかも。
ジャスミンさんは4人分の食事を並べて……4人分?
「なぁ、その席には誰が?」
「ジャスミンに決まってるだろう、見てわからないか?」
「あ、いや……そうか」
普通メイドさんって主人と飯を食わないもんだと思ってたよ。
「私も人間ですから、食事をしないと生きていけませんよ、常盤様」
「あ、はい……なんかすみません」
こ、こええ……ジャスミンさん、背が高いのもあって圧が凄いわ、怒らせたらやばいかも。
ジャスミンさんは食事を並べると、俺とミオちゃんの正面の席へと座った、社長さんは所謂お誕生日席だ。
「さて、今日の飯に感謝をしていただこう、いただきます」
社長さんの号令で、俺たちも自然と「いただきます」と声に出した。
味は……美味い、1人暮らしで碌に料理もしてなかった影響か、実家の飯の味を思い出す……
「どうだ? ジャスミンの飯の味は?」
「美味い、味付けも最高だよ」
「だとよ、ジャスミン、良かったな!」
「はい、寛大なるお言葉です」
……なんかジャスミンさん、表情が硬いな、俺なんかしたっけ?
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