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AIの力でダンジョン攻略 ~コンシェルジュAIの言う通り~  作者: 立風館幻夢
第一章 ダンジョンの出現

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第22話 鏡邸

「おぉ、ここって……」


社長さんの家があるという場所、そこはこの辺りで高級住宅街として有名な場所だった。

周りにある家は城のようなものばかりで、とてもじゃないが俺なんかがいていい場所ではないのは分かった。


「社長さん、やっぱりあんた凄い人なんだな」

「やっぱりとはなんだ、私が凄いのなんてグローディを見れば分かるだろう?」

「あーはいはい……」


社長さん、随分自信満々だ、ちょっと抜けている部分はあるがな。


「でも社長さん、日本に来てそんなに経ってないんだろ? 日本に持ち家なんてあったのか?」

「あぁ、元々日本における拠点……所謂別荘だったんだが、クビになってからは自宅兼オフィスって感じだな」

「ほう」


なるほどな、だったら納得だ。


「着いたぞ、アレだ」

「アレ? ……わお」


社長さんが指を差した先、そこに見えたのは、他の家よりもめちゃくちゃデカいお屋敷だった。

複数の灯りがスポットライトのように家を照らし、「鏡」と書かれているデカデカとした表札に「株式会社zAI 本部」と書かれた看板が表札の上に掲げられていた。

車が近づくと門がひとりでに開き、俺たちは敷地の中へと入っていった。



「さぁ、ゆっくりしていけ」

「お、おぉ……」


中に入った瞬間、圧倒されてしまった。

俺の今住んでいるマンションの部屋よりも数十倍は広い居間、シャンデリアのような電灯が太陽のように部屋を照らしている。

たが引っかかったのは。


「その割には家具が浮いてるな」

「そりゃ家具なんかに金を掛けるわけが無いだろう」


置いてある家具は、大手家具メーカーの質素なものばかりだった、CMでこれらの家具を何度も見たことがある。

テレビやエアコンと言った家電もどれも質素なものばかりだ、テレビに至っては、この部屋と比べると明らかに小さくて浮いている、まぁ、それでも俺の部屋にあるテレビよりかはデカいが。


「いいじゃないか別に、お値段以上なものばかりだぞ」

「そりゃな……」


無駄なものには金を使わないとか社長は言っていたが、部屋のインテリアぐらいは気にした方が良いと思うが……。


「ま、とりあえず皆で飯でも食おうじゃないか、ジャスミン」

「はい、少々お待ちくださいませ」


ジャスミンさんは社長さんの指示を聞くと、裏へと消えていった。


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