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AIの力でダンジョン攻略 ~コンシェルジュAIの言う通り~  作者: 立風館幻夢
第一章 ダンジョンの出現

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第21話 魔法陣

「いやはや、夜のドライブというのも悪くないな! そうは思わないかジャスミン」

「そうですね、ルカ様」


走り出すや否や、社長さんはジャスミンさんに陽気に話し掛けた、先程まで落ち込んでいたのに立ち直り早いな。

なんか後ろ姿だけ見るとドライブを楽しんでいる親子のようにも見える。


「お前らはどう思う?」

「いや、オープンカーじゃねぇから風も何も感じないだろ」

「そう言うな、こうして夜の街を見るだけで……おや?」

「ん? どうしたんだよ社長さん……え?」


ふと、窓の外を見て見ると、異様な光景が広がっていた。

建物のいたるところに、魔法陣のような模様が出ていたのだ……いや、それだけじゃない、魔法陣の奥にはまるでトンネルのような入り口ができている、まるで建物の一部がくりぬかれたようにも見える。


「なんだありゃ……」

「ルカ様、実はここに向かっている最中も、色んな建物があのようになっていまして……」

「……まさか、ちょっと近くまで止められるか?」

「はい」


車が止まると、社長さんはシートベルトを外して魔法陣へと近づいた。

俺も気になったので、社長さんの後ろへとついていった。


「おい社長さん、あんま近づくと危ないぞ」

「まぁ、この位置なら安全だろう、グローディ、目の前のものを解析してくれ」

『かしこまりました』


社長さんは携帯を前に出して、グローディに魔法陣を解析させた。


『この先には、先程のエネルギーを秘めたものと同じような反応を感じます』

「あの宝石か?」

『はい、ただし力はとても弱いです』


あの宝石と同じエネルギー? ……まさか


「なぁ社長さん、この魔法陣みたいなのの奥って……」

「あぁ、もしかすると……私たちが地下鉄で遭遇した洞窟と同じものの可能性があるな」

「おいおい、じゃあこの建物自体がそれになったってことか?」

「あくまで仮説になってしまうがな」


おいおい、どうなっちまったんだ? あの地震……ただの地震ではなかったりするのか?


「どうする? 社長さん」

「……今は装備も何もない、一旦私の家へ行こう、今は休むのが先決だ」

「……かもな」


魔法陣が気になるが、ここは社長さんの言う通り、一度休もう。

魔法陣の観察を終え、俺たちは車へと戻った。


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