第11話 連携
「グローディ、さっき話したスライムが女の子を襲おうとしてるんだけど、どうにかして逃げたい、どうしたらいい?」
『その場合の救出方法をお答えします、まずはスライムの数を減らし、救出できる回廊を形成します』
「回廊……こんな風にか?」
俺は前へ前へと、女の子に向かって走り出した……火炎放射をしながら。
スライムたちはその炎に怯えたのか、モーセの絵画のように左右に離れていった。
よし、これで道ができた!
『次に救出対象の身の安全を確認し、素早くその場を後にしましょう』
「よし、それは私に任せろ!」
社長さんは俺が形成した道を駆けていき、女の子の前へと向かった。
社長さん、随分足が速いな……こりゃ確かに小さなスズメバチって呼ばれるわ。
「お前、怪我は?」
「え……えっと……」
女の子は、社長さんの言葉に答えられない様子だった。
と、そんな事をしている中、スライムは反撃をしようと俺らに近づいていっている!
「おい、社長さん、早く逃げるぞ!」
「よし、走れるか?」
「あ……えっと……はい……」
「よし! 行くぞトム! もう一度道を!」
「はいよ!」
俺が先頭で走りながら炎を放ち、社長さんは女の子の手を掴んで俺の後ろへ着いていった。
今は無駄に戦っている暇はない、命大事に、だな。
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