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ふもと湯豆腐

ふもの夢編。作者の趣味


「「「我は偉大なる白龍である!!!」」」


我は選ばれし龍!白竜!!

皆から称えられ、世界を救う!!

金色のパワーでカッコいい魔法を発射する〜

敵は即死なのだ〜


「ふもかっこいい!!すごいよー」

澄が我を褒めまくってくれる〜

もっと称えるのだ!!


「偉いぞ」

環が撫でてくれる〜

もっと撫でるのだ〜


「ふも湯豆腐のお風呂だよー」

澄がお風呂を準備してくれる。

我は大好物の湯豆腐と一緒に湯につかってふわふわな気持ちになる〜


熱い??

ーふぎゃ!

あっつい!!くっくるしい〜

偉大なる我に何をするんだ!!

「あっつつついぞ!成敗してくれる!!」


◆◇◆◇◆◇◆


ー「すぴぅ〜いだいなるわれにぃ〜うっぅ〜」

縁側で気持ちよさそうに寝ていたはずのふもがいつの間にか、足をバタバタと動かしなにかと戦っている。

うなされているのか?


「さっきから唸っているけれど、ふもを起こしたほうがいい?」

澄は心配そうにふもを見つめている。

「そろそろ飯の時間だしな。起こすか」

時計を眺める。丁度、晩ごはんの時間だ。


ーバシッ

大きな音が聞こえたので、びっくりしながら音の方を伺う。

「あっつつついぞ!成敗してくれる!!」

ふもが縁側から落ちて、庭に転がっていた。


「大丈夫か?」

いつものことながら、アクロバティックな寝相だ。なかなか起きて来ないとき澄も布団から落ちていた気がする。

この二人似てるな。


「環さん!ふも頭うってない?」

「いつものことだ」

「!?毎回この寝相なの?」

澄がすごく驚いた顔をする。さっきはとても心配そうにしていたが、表情がコロコロと変わって本当に面白い。


「環!澄!湯豆腐と一緒に茹でられる夢をみてしまったのだ〜慰めてくれ〜」

「そんなに湯豆腐が食べたかったの?」

「今は食べたくないのだ〜」

ふもと一緒に笑う澄を見ていると、ホッとするような気持ちになる。

風が澄の美しいぬばたまの髪を攫っていく。

手を伸ばしたくなってしまう。


「ゎつ!環〜鍋が焦げるぞ!!」

一瞬見とれていた。

「すまない。そろそろ夜ご飯だから支度を手伝ってくれ」

「はーい」「うむ」


◆◇◆◇◆◇◆


「霖、そろそろ限界。結界が解けてしまいそうです。」

「黄龍様、やはりあの方を犠牲にせねばならないのですか?」

「…」


もふもふパラダイス

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