表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/10

6、魂!?


「にゅにゅにゅ?うにゅーこれは黒龍だにゅ」

「!?」

「にゅ。これは厄介かもしれないにゅ」

おう、なんかヤバそう。

「黒龍ってどんな龍なの?」

「「…」」

スルーかよ。

「それに、もっとまずいことになったにょ」

「赤ふもどの、どういうことだ?」

「どうしてこうなったかはわからないにゅ。でも、魂が離れかけている感じがするにゅ」

なんだ?それは結構やばいんじゃないか僕。

「我がなんとかするぬ。澄は安心するがいいのだ〜」

「ふも…」

実は頼れる毛玉だったのか!

「…たぶん大丈夫なのだ〜」

これ、大丈夫か?

環さんがすごく悩ましそうに前髪をかきあげた。うおぅ

「黄龍に相談してみるのはどうだろうか?」

「うにゅ!いいかもしれないにゅ」


「準備OKだにょ〜」

「ということで、家には誰か残っていないといけないしふもはお留守番だ」

「なぬ?ということで?いやだぞ!環〜さみし〜」

「取っておいたカステラをあげよう」

「なぬ!しっしかたないな〜こんかいだけだぞ〜」

相変わらずちょろいなー


「あにょ、途中で私の家に寄ってもいいかにょ?」

「そうだな。ついでに、先輩に挨拶してもいいか」

「いいにょ!美味しいお菓子がとってあるはずにょ。一緒に食べるにょ」

「先輩?」

「そういえば澄はしらなかったか〜我が教えてやる〜ここに残っている中で一番長く神隠しされているやつなんだぞ〜だから、眷属たちに先輩と呼ばれている」

偉いひと?優しい人だったらいいけど…


◆◇◆◇◆◇◆


「♪にゃはにゃはにゅにゅにゅ〜」

元気だなーなんか落ち込む気分じゃなくなったよ。

「そろそろつくにょ。良い時間だし家でお昼にょ」

神隠しされてきたはいいものの、この世界は広いようで狭いようでよくわからない。赤龍の家に行くのに結構掛かると思っていたのに、午前中につくようだ。

川や草、花が咲き並び美しい風景の中に、思いっきり西風な家が立っている。

「ついたにょ!」

あれなの?まじかーだいぶ西洋だな。和風のイメージが、、、


「たーだいま!燦ちゃんかえったにょ。元気だにょ?」

「お邪魔させてもらう」

「失礼します」

ーガラガラ

「おかえりなさい。あぁ、環。文をありがとう。赤龍。名前をもらったようでよかったな」

かっこいいお兄さんが出てきた。長い髪を低めの位置で結び、鷹揚にわらっている。

「えっと、はじめまして。先輩?」

「ははっ好きに呼んでくれ。澄だったか?良い子そうだな。よろしくお願いする」

「こちらこそ!」

「燦先輩。久しいな」

「おう。そちらもお元気そうでなによりだ」


「にゅにゅ!燦ちゃん!!とっていたお菓子は??」

「すまない。美味しそうだったので、食してしまった」

「もうーたのしみにしてたにょにー!!」


楽しみにしてたお菓子はラスク。赤ふもと燦さんはミーハーなよう。

(あき)」赤ふもの眷属。最年長の先輩。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ