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この作品には 〔ガールズラブ要素〕〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

桜の古木の花咲く前の下

 映研の脚本担当である水口舞は、同じく演劇部で脚本を書いている岡崎里美から「黒歴史を葬りたいから見届け人になって欲しい」と頼まれる。

 里美は後進に道を譲るにあたり、創作ノートを灰にして記念樹の下に埋めようと考えていたのだ。

 承知した舞は、里美と共に節分の夜に記念樹「大高桜」へと向かうが、里美に近付く『覆面の怪人』に気付く。

 舞の機転で覆面男は逃走するが、なぜか里美は「騒ぎにしたくないから」と覆面男の存在を隠そうとする。

 納得できない舞は翌日、密かな片思いの相手でもある映研の客演女優で頭脳明晰・学園準ミスの岸峰純子へ鬱憤をぶちまけようと生物部室へ向かうが、目当ての純子は不在で、居たのは平凡・愚物を絵に描いたようなモブキャラ片山修一ひとりだけ。

 しかも片山は純子に、早咲き桜の豆知識を偉そうに仄めかすばかりの役立たず。

 しかし生物部室に戻って来た純子が会話に加わると、片山の蘊蓄は実は意味が有る事だったというのが分かってくる。

 かくして舞・純子・片山の「覆面男の正体」を巡る三つ巴の推理合戦が始まった。

 だが舞は、片山によって次第に追い詰めれれて行く自分に愕然とするのだった……

 さて、この作品には『依頼者』・『被害者』・『探偵』・『犯人』が存在するのは当然として
『依頼者は被害者』 『依頼者は探偵』 『依頼者は犯人』 『被害者は探偵』 『被害者は犯人』 『探偵が犯人』と立場が頻繁に入れ替わります。

 アンフェアに思われるかもしれませんが、レトリックに幻惑されることなく『覆面男の正体』を推理してみて下さい。

 なお仄かにではありますがガールズラブ要素を内包しておりますので、Rー15指定とさせていただきます。

 多少なりともお楽しみいただけたら幸いです。
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