第二章 登場人物一覧
第一章の登場人物は、特に情報の更新なければ、サラッと。漏れがあったら直します。
◆千鶴
主人公。白拍子。孤児だったところを、師匠·菊鶴に拾われたが、実の親は皇族の血縁らしい。
◆ナンテン
千鶴の元に居候している鼠の妖怪、旧鼠。夜行性だが、最近は昼に起きていることも多い。いざというときは、大抵、役に立たない。
◆安倍公賢
安倍晴明の血を引く陰陽師。本家筋ではなく、傍流だが、晴明の先祖返りと言われるほどに、その能力は高い。
つり上がった糸目に、薄い唇が狐に似ている。話は回りくどい。
◆曽我惟任
夜によく出会う、謎の青年。人の良さそうな顔立ちだが、異常なほどに剣の腕が立つ。
右近衛中将であり征夷大将軍の源実朝と関係があるらしい。
◆唐錦
権大納言家の娘。雛人形のように、可愛らしい顔立ちで、人目を惹く。自身の生い立ちを受け入れ、尚侍として、宮中に出仕した。
◆花山院忠経
権大納言であり、唐錦の育ての父。正体は妖力を持った狐。また、妻も狐である。同名の生みの親は、人間だが、すでに死去している。
◆鶯
七条家の末娘。千鶴に助けられて以来、良き話し相手。好奇心旺盛で行動派だが、分別は弁えている。裁縫が得意で、千鶴の白拍子の衣装も縫った。
◆九条慶政
九条家、嫡男。頭中将。体躯は頑強。怜悧な顔立ちの下には、何やら良からぬ野望を秘めている様子。
◆斑の姫
愛する人との悲恋を経て、蛇として生まれ変わった。身体中に斑模様の薄紅色の痣がある。
◆青嵐の中将
斑の姫の恋人。姫との悲恋を経て、蛇に生まれ変わったが、当時の記憶はない。
◆菊鶴
白拍子。千鶴の師匠であり、親代わり。
◆阿漕
鶯の側使えの女房。噂話大好き。
◆伊予の命婦
唐錦の側使えの女房。
◆黒拍子
最近、都を騒がせている泥棒。主に裕福な貴族の邸宅を狙っているようだが、内裏に忍び込んで騒ぎになった。正体不明。
3章「近衛の舎人」は、来週(たぶん後半)から始めようと思います。
2章は、平日毎日投稿しましたが、3章は、少し更新ペースを落とす予定。
あらすじを活動報告に載せましたので、ご興味のある方は、ぜひ。
引き続き、よろしくお願いいたします。