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のりきれ、ジブン  作者: アガリクス・クサントデルムス
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第二話  入学式 後編

誤字脱字等がある場合があります。

ご了承ください。

 体育館前に着き、音楽とともに入場した。椅子に腰を掛け、校長先生の長い話を聞いた。内容などほとんど覚えていない。入学式が終わると、校庭で記念撮影があった。私は、右はじの後ろの方で笑顔を作った。このような写真は、笑顔で撮られていないと後々アルバムを見て後悔をするからだ。何とか写真を撮り終え、母親と家に帰った。

家に帰ると、その後用事もないのでお風呂に入ってしまおうと制服を脱いでお風呂に入ろうとし始めた。制服というものは丈夫な布でできているからか、通気性が悪くてとても暑い。明日からこの格好で学校へ行くとなると、少し気が重くなる。


 「私は、惨めなボッチだけには絶対になりたくない。」


これは、昔から私が強く思っていたことだ。(自分のクラスを見る限りこのままいくと私はついにそのボッチになってしまう。だから、友達をつくるためには会話をしなければならないでも、話すことは苦手だ。しかし、話すことを避けていくと、ボッチになってしまう。でも、でも、、、友達をつくったほうがボッチよりよほどマシだ。もしかしたら、気の合う友達ができるかもしれない。)このとき私の心の中で友達をつくることを、決心をした。それから、制服を脱ぎ終わり、お風呂に入った。

「まずは明日、学校で友達にするターゲットを決める。

見た目は、自分と同じくらいの顔面偏差値がいいな。そしたら共感できたりすることもあるから。

それから―――」

というような独り言をしていた。でも心の隅の方でこんなに友達を作る気になっているけれど、うまく行かないのではないかと少し心配になっている気持ちもあった。

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