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あなた…君は…

作者: 春はあけぼの

光が満ちてくる。

部屋中明るい光。

美しい部屋。

白いカーテンを越してくる黄色く光る部屋のなかで、私は考えた。


ピアノの曲が聞けるアプリを使い聴きながら...美しく、そして、はかなさが漂う...そうここは私が最果ての地...とした土地の一郭にある部屋。

部屋中太陽の光でいっぱいなると、私は鏡越しでカメラを自分に向けてみた。


すると...白く黄色く光るそのカメラの中の私は、そう。悲しげだったか...しかし、太い足を白々とした肌は、そりゃ好まれるだろう姿だった。


いつしか、光は午後になると、白い筋も消え失せ、なくなり、部屋の前の家の影に覆われ、さっ洗濯物を取り入れよう。


今日も美しい部屋の光りも終わり、そして私のなかにも影が差し込み始める。


これから始まる物語。綺麗な内が華。


しかし、毎日のように男を取っ替え引っ替えの人生。望んでいるわけではない。生活の為だ。


終わりはあるのか。終わりは見えてこない...ずーと。


さて、今のところ、この方は。この貴殿方は、未だに何を考えていながらに生きているのかは私は解らない。解けない謎解きのように、私は毎日一緒にいる。


でも仕事から帰ってくる彼を嫌がったことはそうそうない。とても楽しみにしている自分がいる。彼は私を言葉ではけなしてばっかりだ。


でも彼が仕事に出ると…ほっとしている自分と、温かみがなくなったその部屋に温かみを出そうとして音楽を聴いたり…何かしら動き回っているではないか。


彼が帰ってくると「おかえり」と素直に言える。


またそうやって、彼のために掃除やら家事をやり待っている。未だにこのしがらみから抜け出せることはなく。


こうやって彼とじゃれあい生きているのが…苦痛としても…


そう、優しさと温かみのある彼に負けてしまう。


目つきはタカのように鋭く、やんちゃボーズに見えるのは昔から全然変わっていないのだが…


どことなくボケのある彼に誰でも愛おしさを感じるのだ。


彼は最近自信を無くしている。

生き方を変えようとしている。

たまに休んで何もしなくなることがしばしばある。


これから彼はどういう人間になりたいのか…私は背中を背にしているが、決して


無駄に時間を過ごしている訳ではなく…見守っている。


この方が…どうなりたいのかは、はっきりは示さないが…

変わろうとしている今日である。


29歳~42歳の今までの中で淡々と変わらなかった彼が…何かを変えようと未来のためか、私のためか?


自分の犠牲にしてきたものの大きさか。


変わろう  もうそういう時期だろうと…


言っているのかもしれない。


大波にのまれないように…体をいっぱいに海に当てつけ、道を作ろうとしている。


自分との闘いだろう…もはや私も手助けは、見守るということしかできないのだよ。


決してこの経験が無駄ではないと思わせてほしい。


貴方は変わり始めていこうとしているのだね。

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