1/31
一話:居酒屋
なにげなく訪れた居酒屋のカウンターで、たまたま隣に座った男が一杯おごってくれて、夏だから怪談でもどうですかと話しはじめた。最初のうちは話し半分、怖がるふりをしながら聞いていたが、7つめあたりでどうも飽きてきた。31を越えたあたりで気がついた。すべての話で人が亡くなっている。いま40こめが「居酒屋でカウンターの隣に座った男が、一杯おごってくれて」と始まった。終電をいいわけに席をたつ方法を考えている。
なにげなく訪れた居酒屋のカウンターで、たまたま隣に座った男が一杯おごってくれて、夏だから怪談でもどうですかと話しはじめた。最初のうちは話し半分、怖がるふりをしながら聞いていたが、7つめあたりでどうも飽きてきた。31を越えたあたりで気がついた。すべての話で人が亡くなっている。いま40こめが「居酒屋でカウンターの隣に座った男が、一杯おごってくれて」と始まった。終電をいいわけに席をたつ方法を考えている。
特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。
この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。