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忌子の呪いと、呪われた七つ道具  作者: 沫雪(AWAYUKI)
奴隷から自由になるまでの復讐者
8/14

その忌子、罪業を負う

 「はぁー、結局見つからなかったか……」


 日もすっかり暮れてしまい、これ以上の探索及び進行は無理と判断し、抜きっぱなしの剣を納める。

 気を利かせたラースは、蒼炎を灯しながら問いかける。


 『一体何を探してたんだよ』


 「盗賊。見つけたら拷問して、アジトを発見したら盗賊狩りでもしようかと……」


 散歩のついでに、遊びに行くような感覚で答えるレイス。

 無駄だと解っていても、ラースはツッコむ。


 『アホかお前は……そんなもん、わざわざ探して見つけるようなものじゃないぞ。つか、たかが盗賊相手にそんなもん振り回そうとしてたのか!? 危険極まりねぇな!! 明らかにオヴァーキルだぞ! やっぱりお前の頭はおかしい!』


 「何を言うんだ? 子供の育て方によって、これが普通になるんだぞ? 無邪気に虫を殺めるように、遊戯のつもりで罠を仕掛ける。ごく自然のことじゃないか。それが、ただの人間、しかも悪人に変わっただけで、何もおかしくない。人は時に殺めるのが当然の……」


 『いやおかしいだろ!!』


 一応、育ての親に原因はある。

 面白半分で罠の仕掛け方を教えたり、狩の方法や捌き方などを幼い頃から見せてきた。

 時には人を殺める事もあると教えられて来た。

 ただ、それが憎しみによって、大きく認識と心を歪められてしまった。故に、自分が生きる為に何人も殺めることは間違っていない、と……誤った悟りを開いた。

 そこに善悪、故意や過失の区別は無い。敵対する者、命を狙う者が害を為すものは、等しく『死』が振るわれる。大切な人が居ない分、戦うのは自分のみの為。味方の被害を考えず、殲滅を優先する故、(タチ)が悪い。


 『お前絶対放置したら駄目な餓鬼だ! 俺が教育してやるから言う事聞け! 一般常識から諸々教えてやる!』


 「え~、世の中大抵嘘で渡り歩けるからいいじゃん。バレそうになったら口封じ……」


 『オーケー、オーケー、お前は何も分かってないな……。スロウス、聞いてたか?』


 『ヤバ過ぎて安心して寝ていられない』


 目を開き、腕を顔の前へ持っていく。


 『これから君の行動は僕が制限するよ』


 「はぁ? 何を勝手な事……」


 『拒否権は無い。じゃないと君……破 滅 す る よ』


 凄味のある声で脅し、包帯を更にきつく巻き付ける。

 それにレイスも(オノノ)いた。子供としての心が、僅かに残っていることを感じ、まだ間に合うと直感する。


 『君はこれからも、嫌と言うほど長生きをするんだ。そんな君が、無知でなまじ力が強いのはあまりにも危ない。全世界が、死にものぐるいで封印しに来るだろうね? そうなる前に、君には教育を施そうと思うよ。まだ間に合うからね。君は幸運にも教育を受けれるんだ。分かる? それがどんなに有り難いか、実感してね?』


 「は、はい」


 『返事が小さい』


 「ハイ!」


 それから延々と説教をされ、ある程度の常識を叩き込まれ、それが終わると、猪肉を焼いて食べて寝た。



 翌朝……。


 「スロウス、これはどういう事だ?」


 俺の視野は狭くなった。何故かと言うと、寝ている間に包帯を伸ばして、俺の顔を覆面の様に覆って居る。

 鏡を取り出し、どんな風になっているかを視ると、白い眼があった方に、スロウスの青い眼が描かれている。左腕を確認すると、そこにも目はある。


 『お前、怖いもの知らずだな……』


 「これしかないんだ。仕方ないだろ?」


 鏡は高価だ。おいそれと一般人が手を出せる筈がない……と、スロウスは言っていた。

 じゃあ何故、そんな物を奴隷だった俺が持っているのか?

 答えは簡単。曰く付きだから……。そして、一番最初に押し付けられた思い出の品でもある。

 鑑定結果は、『封印の魔鏡』だ。当時は、布に包まれていた状態で渡された。それを剥いで覗くと、青黒い装飾に、様々な色の宝石が嵌められている。最初に覗いた時は、何も映さなかった……。今は映るが。

 今は映るが、時々変なものが映る。

 ラース曰く、『お、コイツは懐かしい! 魔界の番犬じゃないか』と。

 スロウス曰く、『ランダムに、これまでに封印された魔物や悪魔が映ってるし、様々な層の魔界が……ここ最下層じゃない!? 今すぐ仕舞って!』だとか。


 『言ったでしょ? 行動を制限するって。駄目だと判断したら、僕が君の主導権を一時的に握る』


 「器用だな。見えるのは片目だけ。しかも、両目を塞いでいるはずなのに、スロウスの眼を通して見えるなんて」


 『通常の目よりはいいはずだよ。制限される代わりに、通常より僕を扱いやすい利点も有る。君の容姿は目立つから、目だけでも隠せれば少しはマシなんじゃないかな』


 確かに、それなら納得いく。常識を教えたり、目を強化したり、暴走を防ぐ対価として行動を制限……か。利点の割には不利点が少ない。


 『君にこれ以上の制限がつけられない』


 「そういう事か」


 体の主導権は物理的に握る事ができるが、それ以上は無理だそうだ。

 気にしても仕方が無いので、木の実や果物を朝食代わりに、移動しながら食べた。


 「ん? 道に出たな」


 今まで草木しかない、道無き道を疾走していたが、とうとう道に出た。

 問題は、どの方角に町があるかだ。

 しゃがんで、つい最近の足跡や馬車が通ったあとが無いかを探る。


 『何をしてるんだ?』


 「足跡を探してる。最も多い方向に、きっと町がある筈なんだ……見つけた」


 足跡は左方向に、最も多く続いている。しかも、まだ真新しい。


 「確か……国境近くの町があった筈。丁度良いな」


 『よく覚えてるな』


 「俺は執念深い(タチ)なんだ」


 足跡を辿り、町を目指す。道中、誰ともすれ違わず、襲撃も無かった。

 そして数分後、何やら騒々しい音が聞こえる。剣戟の音、悲鳴、そして死の匂い……。

 間違い無い。人と人が争う音だ。この状況は、盗賊の襲撃だ。


 「これは幸運だ……!」


 もしかしたら、アジトに辿り着けるかもしれない。駄目だったら、助けた人間から町までの距離を聞いたり、盗賊が出現しやすい場所か聞けるかもしれない。

 興奮を抑えず、急いでその場所へ向かう。スロウスやラースが何か言っていたが気にしない……いや、耳に入ってなかった。



 一つの馬車の周りに、何人もの人間が戦っていた。片や略奪のため、片や馬車の中の人物を守るため、それぞれが戦う。


 「くそう、数が多くて捌ききれない」


 「隊長、コイツらただの盗賊じゃないですね。弱体化の魔法を仕掛けてきます。大方、魔道具でしょうねッ!」


 兵士は隊長と呼ぶ人物に、話を掛けながら、足元に現れた魔法陣を避け、盗賊に襲いかかる。しかし、踏み込んだ先にまた魔法陣が出現し、攻撃を一時中断せざるを得ない。

 その隙きに、標的だった盗賊が、向かってきた兵士に襲い掛かる。

 兵士は難なく剣を避け、その背を切りつけた。


 「大丈夫か?」


 「大丈夫です! しかし、あの盗賊どうにかできないもんですかね!」


 兵士や隊長が睨む先には、片手杖を持った盗賊がいる。

 既に何人もの兵士が弱体化の魔法をかけられ、死者も出ている。それ以上に盗賊の何十名も、道端に転がる物言わぬ躯の仲間入りを果たしている。

 それでも尚、兵士の消耗が少ないのは彼らの練度の高さが伺えられる。しかし、数の暴力には抗えられないようだ。

 兵士十一人に対して、約四十人もの盗賊が相手なのだ。ノルマにして、一人につき九人以上。おまけに妨害が付いてくるのだ。負けるのも時間の問題だ。


 「救援はまだなのか!」


 「誰かこっちを手伝ってくれ!」


 「こっちで手いっぱいだ!」


 「ハッハッハ! 私も無理だ!」


 「笑ってる場合か!! 真面目にやれ!」


 「誰か、回復魔法を……」


 誰もが苦戦している、そして、助けを求めるが、それに応えれる者が誰一人としていない。

 その時、彼らを更に苦境に立たされる出来事が起こる。


 「そこまでだ! 兵士ども、武器を捨てな!」


 一人の盗賊が兵士の隙きを突いて、馬車へ侵入。そして、人質を取ったのだ。

 人質にされたのは、身なりの良い金髪で紫色の目をした少女だ。


 「コイツがどうなってもいいのなら、そのまま武器を持っても構わねぇがな」


 「うぅ……」


 護衛対象を人質に取られ、最早彼らに為す術はない。

 気力も体力の奪われ、仲間も失い、護るべき者すら護れず、悔しそうに剣を落とした。

 最後に隊長が剣を落とした……その時、何かが盗賊の頭に落ちた。


 「私は何を見たのだ? 疲れと悔しさから、とうとう幻でも見えたのか……」


 「隊長、俺も変なのが見えます……。あの盗賊の頭に、剣の柄のようなものが生えているように見えるのですが」


 「ハッハッハ、奇遇だな。私にも見えるぞ」


 「一回死んで来い、そしたらお前は笑わなくなるな。いや、それは私もか……」


 「いや、待て……本当に幻か?」


 一人冷静だった兵士は、辺りを見回して盗賊の顔が目に入った。

 盗賊の誰もが、驚愕を顔に浮かべている。

 空から何かが落ちた。それは、剣の刺さった盗賊のそばに落ち、人質を拘束した腕はぶら下がり、その男は倒れた。


 「え……? あなたは、だれですか?」


 「……」


 人だ。少女の隣に落ちたのは、漆黒のコートを纏い、包帯に覆われた腕には、いつの間にか赤い刀身の細い長方形の剣を持ち、右腕には禍々しいガントレット、フードを被り、顔は包帯で覆われ、右目がある場所に目が描かれている。何とも奇妙な佇まいの存在だ。

 少年は、問い掛けには一切反応せず、落胆する。


 「探している奴とは違うか……」


 落胆する声、しかし、まだ幼いように聞こえる。少女と身の丈を比べれば、少し大きいだけである。間違い無く、彼は少年だ。


 「おい、誰だテメェ! 折角の良い所を邪魔しやがってただで済むと思うなよ!」


 少年は声のする方、盗賊に顔を向け、悠然と歩み寄る。


 「僕が誰だって? そんなの、誰だっていいよ。強いて言うなら、忌子とだけでも言っておこうかな」


 「ザケンじゃねぇ! ガキはくたばってろ!」


 歩み寄った少年は、既に盗賊の斧の間合いにいた。

 盗賊は斧を振り上げ、少年目掛けて思いっきり振り下ろす。


 「くたばる?」


 しかし、その斧は少年に当たる事無く、大きく左に逸れた。

 何故なら、盗賊の右腕は、少年によって切り飛ばされたからだ。

 続けざまに、流れるような動作で(オゾ)ましい串刺しを心臓めがけて放つ。


 「それは無理だ。僕の方が強かったみたいだね?」


 そのまま、強引に躯を斬り裂くように剣を真横へ振り抜く。

 剣は生き血を啜ったように紅い。そこに、一滴の血も溢れることはない。不自然だ。

 しかし、誰もそれを気には止めない。レイスと言うと、異物(イレギュラー)が目を惹いているから。



 「さっさと殺ろうよ」


 その一言で、誰もが震え上がる。

 レイスは近くの盗賊へ剣を一閃させる。その一振りは盗賊の胸を斬り裂く。

 更に、血贄の刃によって、レイスは大幅に強化される。その刃は、死神の鎌の様に、振り抜かれれば必ず誰かの命が刈り取られている。


 「くッ! 調子に乗るな!!」


 「危ない! その魔法陣に捕まると、動きが遅くなる!」


 レイスの足元に現れた魔法陣は、彼を捉えた。

 好機と見た盗賊は一斉に襲い掛かる。


 「何だ、これだけ?」


 レイスは盗賊の間を潜りながら、すれ違いざまに首を刎ねる。


 「つまんない玩具だね」


 通り道にいた盗賊だけ、首が落とされ残り二十七人に。


 「な……!? あれを受けてあの速さだと!?」


 「嘘だろ!」


 「ハハハハ、全く剣線が見えない!」


 「皆知ってるかい、あれをやってるの子供なんだぜ!?」


 「(うるさいな〜。黙ってみてないでそっちも動いてよ)」


 それぞれがレイスの腕に舌を巻くが、彼にとってはそれが煩わしく、(働け)と思っている。


 「な、何なんだこのガキは!? 誰かあいつを殺せえぇ!!」


 片手杖を持った盗賊は錯乱し、デタラメに鈍足の魔法を放つが全て見切られる。


 「誰かコイツを止めろ!」


 盗賊達は恐怖に陥り、生き残る事に全力をかけて襲い掛かる。


 「た、助けてくれぇ!」


 しかし、少なからず逃げようとする者もいる。

 足を切られ、無様に這い蹲って逃げようとする盗賊に、容赦無く一閃。


 「腕がああああぁ! グワッ……!」


 腕を斬られ、痛みに喚く者に、首に一突き。そのまま刃を捻り、横へ振り抜き首の肉だけが繋がった状態に。


 「や、やめッ……!」


 自分の身を(カバ)う者は、何と……そのまま一刀両断する。

 そのまま、まるで作業の様に盗賊を屠ってゆく。


 「撤退しろ!!」


 玉になって襲い掛かる者は、横薙の一閃によって斬り伏せられ二十一人に。

 上手く連携を取って、背後を襲いながら囲むが、全員切り捨てられ十五人に。

 ここまでの被害を出して、(ヨウヤ)く撤退を判断したが、レイスは逃がす気はないようだ。


 「盗賊はここで死ぬべき! 焼き尽くせ『噴火(イラピュション)』」


 盗賊達の足下に黒い炎が迫り上がり、全てを焼き尽くす。(ツイ)でと言わんばかりに、死体すらも焼き払う。

 呪われた者の魔法には、色が無い。間接的に発動すれば、色はあるが、普通の物では効率的とは言えない。

 彼らの死体は塵すら残らず、人が焼ける臭いと、焦げた地面だけが残り、とうとう全滅した。

 それに満足したのか、剣を納め、何事も無かった様に歩き出す。


 「あー、スッキリした……」


 『『(ちょっと待て!!)』』


 「何……?」


 『(やり過ぎだ)』


 『(殲滅するのは良いけど火力が高いよね)』


 「実質使い放題だから良いじゃん」


 『(『(人の目を気にし|ろ)』て)』


 「あ……」


 確かに、状況を振り返れば異常だ。

 兵士達から見れば、自分達でも絶望的なまでに同しようもない状況を、たった一人の少年が苦も無く、サッパリと片付けてしまったのだ。

 更に言えば、スロウスとラースがテレパシーで話し掛けているにも関わらず、堂々と会話をしている。

 ハッキリ言うと、異常だ……。


 「急いで町へ……」


 「どこへ行くつもりで?」


 「ビクッ……!?」


 気付けば側に知らない人がいた。反射的に剣を抜きそうになったがスロウスが抑えてくれた。

 この時はスロウスに感謝した。もし斬ってしまえば、多分救援に駆けつけた兵士達を相手にしなければならないからだ。


 「え、えーと……その、町まで向かおうかと……思って」


 「そうか! それなら是非とも、我々と同行してもらおうか!」


 「(やれ、参ったな……どうやって断ろうか?)」


 しかし、言い訳を考えている間にあれよこれよで流され、気付けば馬車の中に居た。


 「(えー……もう逃げられないよ〜)」


 『(クックック、諦めるんだな)』


 『(楽ができるからいいんじゃないの〜?)』


 「はぁー……」


 どっと溜め息が出る。目の前に座っているのは、あの時助けた少女、エリン=ナシアス・ハイドラーだ。その隣には、その少女の父親の貴族様、アルドラ=ファル・ハイドラーが……胃が痛くなる。


 「どうしたのかねレイス殿、溜め息など吐いて」


 「いえ、魔法を放った時、少しやり過ぎたな〜、と思いまして。少々疲れました」


 「そうかね、そうかね。もうすぐで町に着く。ゆっくり休みなさい」


 「はい、ありがとうございます」


 何気無しに窓を見る。外は景色が流れて行き、馬車の揺られを感じる。

 そしたら、ラースがテレパシーで声をかける。


 『(レイス、そのまま黙って聞いてくれ)』


 「(何だ?)」


 『(ステータスの(カルマ)が減っている。正確には、60になった時、(カース)が一つ繰り上がった。お前のLv.が上がったんだ)』


 「(そのカルマって数値は何だ?)」


 『(人や魔物を殺したり、悪事に手を染めたり、何か罰せられる事をした場合に上がるのさ)』


 「(ふーん)」


 『(一回繰り上がれば、悪事に手を染めた者や多くの命を奪った分のカルマを引き受ける事ができる。簡単に強くなれるのさ)』


 「(そいつは凄いな)」


 『ただし、あんまり調子に乗ると……地 獄 を 見 る ぞ。忠告したぜ』


 「(……急に恐ろしい事を言うなや)」


 レイス Lv.Ⅱ【呪Ⅵ】【業参拾参】《Mia 4B0》

 スキル:《瘴気抑制》《怠惰》《憤怒》《夜目》《鑑定》

 加護:【死ノ呪イ】【罪業ヲ引キ受ケル者】

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