■176 呪われた装備
「こないだ酒呑童子を倒したのに、すぐに白沢戦かー。忙しないねえ」
「お前が情報を集めてこいって言ったからだろ。僕のせいじゃないぞ」
ミウラがボヤいているのを耳にした僕は、一応反論しておく。状況が状況なだけに、急ぐ必要があったしな。
【オデッセイ】や【エスピオン】に、先にキーモンスターを倒されて八岐大蛇を呼ばれたら、下手したら討伐戦に参加できないことになる。
さらに言うなら、参加できないとその討伐戦が成功しようが失敗しようが、また八魔将ルーレットにチャレンジしなきゃならなくなるのだ。それだけは避けたい。
「で、【呪い】の装備だけど、シロちゃんにはこれ」
「うわぁ……」
状態異常でないと会えないという白沢戦に向けて、リンカさんが僕に差し出してきた装備はベルトだった。装備の部類としてはアクセサリーになる。
【貧弱ベルト】 Xランク
DEF(防御力) 半減
■防御力が半減する呪われたベルト
ダメージを受けると装備者を締め付け、
さらにダメージを与える
□装備アイテム/アクセサリー【呪い】
□複数効果無し/
品質:S(標準品質)
確かに呪われた装備だけど……。なんというか、このデザインがまた呪われている感バリバリだな……。
だって、バックルが髑髏のベルトだよ? ベルト部分も骸骨で作られているしさあ!
半端なくダサいし、気味悪い。これホントに装備すんの……?
まあ、装備するのは白沢のいる森に入る前だけども。今装備したらずっと外せないし、解呪したら壊れちゃうし。
「マイナス効果がシロちゃんならあまり関係ない。ピッタリ」
「いやまあそうだけども……」
そもそも防御力の低い僕が半減してもさほど変わらない。攻撃を避けるスタイルだからな。ダメージを受けたら一撃で死ぬと思うけども。
可能性はあるので、ギルメンのみんなにはできたばかりの復活薬をそれぞれ一本ずつ持ってもらっている。
僕が死んだら生き返らせてもらえるようにね。
生き返っても装備を【解呪】して外さない限り【呪い】は解除されないからそっちは大丈夫だ。
「リゼルにはこれ」
「うわぁ……」
【呪い】の装備を渡されたリゼルがさっきの僕と同じリアクションをしている。
なんかものすごくゴツいブレスレットだけども。いや、ブレスレットっていうか、鎖がついてる? 手枷じゃないのそれ? 真ん中で切れてるけどさ。
「それは物理攻撃力が半減する。リゼルにピッタリ」
「嬉しくない……」
なるほど。後衛で魔法使いのリゼルには物理攻撃力はあまり関係ないもんな。装備したらどっかから脱獄した感満載だろうけど……。
しかし呪われてても意外と隙間を縫うようにいけるんじゃないか、これ?
「ここまでは単にマイナス効果だけの呪いの装備。誰も欲しがらないから安く手に入った」
まあ、【鑑定】できれば絶対に装備しないもんな……。デメリットだけで、装備する意味がないもの。
リンカさんが続けて盾と眼帯と靴をテーブルの上に並べる。どれもこれも『呪われてます』と主張するかのようなデザインだ。
「これが物理防御力を上げるけど、魔法防御力を大きく下げる盾、こっちが命中率を上げるけど攻撃力を大きく下げる眼帯、そして幸運値が上がるけど、敏捷度が大きく下がる靴」
ははあ、これらは一応メリットはあるけど、デメリットが大きい呪いの装備か。
盾はウェンディさんが、眼帯はレンが、靴はシズカが装備することになった。
いや、レンにその眼帯は可哀想だろ……。髑髏マークついてんだぞ? 完全に海賊じゃん……。
シズカのも靴っていうか……。
「鉄下駄だろ、これ……」
「ですね……」
そりゃ敏捷度も低くなるわ。なんで幸運度が上がるのかはわからんが。あれか? 飛ばして天気でも占うのか?
「私のはMPの最大値が四分の一になるけれど、HPが二倍になる胸当て」
リンカさんがそう言って取り出したのはなんというか、ドス黒い血の色をした胸当てだった。ところどころ黒ずんで、まるで死体から剥ぎ取ったもののようだ。
だが、その性能は決して悪くはない気がする。戦闘でさほどMPを使わないリンカさんにとっては、MPが四分の一になっても大したデメリットにはならないと思う。
「これはそれなりに使い道あるから結構高かった」
まあ、脳筋職にとっては使える装備ではあるだろうな。一度装備したら外せないってのがネックだけども。
でもこの装備ってミウラでもよかった気もするな。
「で、ミウラにはこれ。物理攻撃力と物理防御力が入れ替わる指輪」
んん? 攻撃力と防御力が入れ替わる?
……ああ、ミウラは【月見兎】で一番の攻撃力を持つ。そして防御力ではウェンディさんに劣るが、それでも二番目に高い。
それが入れ替わったところで、それほどデメリットはないのか。なんならウェンディさんの防御力を超えた上に、攻撃力も一番のままかもしれん。
確かにこの指輪はミウラにピッタリだな。
デザインは……最悪だけども。思いっきり血走った目玉がついてるじゃん……。ミウラも『うえ……』って顔で見てるぞ。
「これにはさらにINT低下と魔法スキル封印の効果もあるけど、ミウラには関係ない」
「なるほど。初めから魔法を使えないなら関係ないか」
攻撃力と防御力が入れ替わるって、あんまり意味のない【呪い】な気がするな。大抵のプレイヤーは攻撃力も防御力も同じくらい上げるだろうし。
いや、僕が装備したらキツいか……?
紙装甲の防御力が攻撃力になると、いくら手数を加えても大したダメージにならない。それでいて、もとの攻撃力も高くはないから、防御力もヘボいと……。
僕の火力って、手数の多さあってだからな……。攻撃力が低くてもそれでなんとかなってきた。それが防御力になっても低いだけで意味がなくなってしまう。
うん、もし装備してしまっても即【解呪】するな。いらんわ。
「一応、これで全員呪われることができますね」
「まあ、そうだけども……」
怪しいベルトに鎖の付いた手枷、不気味な盾に髑髏の眼帯、鉄下駄、血濡れた革鎧に目玉リング……。
状態異常というか、精神異常というか……。
他のクランメンバーもこんな感じなんだろうか。『雷獣』の時は骨装備だらけだったけど、今回は悪趣味な感じがあるな。
ミウラの指輪とかはまだ目立たないからいいけど、レンの眼帯とか、シズカの鉄下駄は可哀想な気がするぞ。僕のベルトのバックルもかなり自己主張が激しいけども。
「後はなにか準備するものがあったかな?」
「だいぶポーション類が足りないかと。鬼ヶ島での戦いでけっこう使ってしまったので……」
レンの質問にシズカが答える。
確かにポーション類は僕のストックも心許ない。素材集めをしている暇はないから、買ってくるしかないか。
鬼ヶ島での戦いでは、何回も【神速】を使い、HPMPをやたらと消費してしまったからなあ……。
今回もそうなる可能性が高い。ハイポーション、ハイマナポーション、どちらもなるべく多めに作っておかなければならないだろう。何なら露店で買い求めてもいいかもしれない。今はお金より時間が必要だ。もたもたしていたら、【オデッセイ】や【エスピオン】に先にキーモンスターを倒されてしまうかもしれないからな。
「私は『銀竜の鱗』でアレンの鎧を作る」
やはりというか、【スターライト】は手に入れた『銀竜の鱗』でリンカさんに鎧を作ってくれと依頼してきた。
ただの鎧ではない。この鎧がクラン【白銀】の象徴になるのだ。手は抜けない。【スターライト】もそれをわかっているのだろう、貴重な素材を惜しげもなく渡してきた。リンカさんも未知の素材を前にやる気に満ちている。
「よし、じゃあ僕らは各々の準備に取り掛かろう」
僕らは白沢戦に向けてそれぞれできることをするために散会した。
◇ ◇ ◇
僕らのレベルでポーションを買うならやはり第五エリアとなる。第一、第二エリアとかで売られているポーションはランクが低い初心者用のやつだし、そもそも効果の高いポーションなんてそこで売っても、初心者には気楽に買えない金額になってしまう。
だが、第五エリアとなると、そもそも到達しているプレイヤーが少ない。露店も低エリアと比べるとそこまで盛り上がってはいないし。
ぐるりと見て回ったが、やはりハイポーションやハイマナポーションはあまり置いていない。それでもどちらも五個ずつ買えたが、これではどうにも心許ない。
「やっぱり素材の方を買って、自分で【調合】するしかないか……」
そう簡単に楽はできないってか。
覚悟を決めた僕は、露店やNPCの素材店などを巡り、必要なアイテムを金に物を言わせて山ほど買った。
拠点に帰り、調合室のテーブルの上に並ぶ素材の山を見て、『これからこれを全部調合するのか……』と軽い憂鬱感を味わう。
僕のだけじゃなくて、預かったギルメンみんなの分の素材もあるのだ。そりゃちょっとは遠い目もしたくなるってものだろ?
「ええい、やるしかないんだ。覚悟を決めろ!」
まずは片っ端からゴリゴリゴリゴリと乾燥した素材の草類を薬研で粉末にしていく。
毎回コレも思うけど、粉末にしたの売ってたりしないんだろうか……? カレー粉みたいな感じでさ。
手間が省けるなら少しくらい高くても買うのにな。
そんなことを考えながら、ひたすらゴリゴリゴリゴリゴリゴリリ。
ある程度粉末にしたところで、浄化した水を加えて【調合】スキルをこれまたひたすら発動。ポンポンポポンとポーションができあがっていく。
まずはポーションを作ってからじゃないとハイポーションは作れないからな……。
できあがったポーション二つに他の素材を加えてさらに【調合】。
「よし、最高品質とはいかなかったけど、まあ、標準品質なら問題ないだろ」
できあがったハイポーションを見てしばし悦に浸る。っと、一息ついている場合じゃなかった。
そこから僕は作業機械のように、ひたすらポーションを生み出すマシーンと化した。そのせいか品質は安定しなかったけれども。
だけど粗悪品になる事はほぼなく、大抵は標準品質、たまーに低品質か最高品質が出るような塩梅だった。
調合作業が半分くらい過ぎたところで、思いがけないことが起きた。
【調合】の熟練度がMAXになったのだ。おそらく復活薬を何回も失敗しつつ作ったのが大きかったと見える。
【調合】スキルがランクアップすると【同時調合】になる。
これは複数の【調合】を同時にできてしまうスキルだ。当然ランクアップした。
ま、熟練度が低い初めのうちは二個から三個がせいぜいだったけど、それでも単純にスピードは二倍から三倍だ。
これにより、思ったより早く作業が終わった。
鬼ヶ島に行く前の数に戻ったぞ。さすがに白沢戦は両面宿儺や酒呑童子の時のように集団戦にはならないと思うから、そこまでの数はいらない気もするけど……まあ、念のためだ。
もちろん復活薬もいくつか用意しておく。
HP1で復活! ダメージ受けて即死亡! なんてことになる可能性もゼロじゃない。一個だけだと心許ないし……。
しかし、復活薬のレシピが出回ったら、第四エリアボスのフロストジャイアントが狩られまくるんじゃないだろうか。
エリアボスの上にレイドボスだから、そう何回も周回はできないと思うけど……。
僕らももう一回くらい挑戦すべきだったかね? 今なら攻略法もわかっているし、効率のいい立ち回り方もわかっている。そこまで苦労せずに倒せると思うんだが。
とはいえ、今は白沢戦に集中しないといけないし、運良く白沢がキーモンスターだった場合、次は八岐大蛇戦だ。
間違いなく首が八つあって、それぞれ独自の攻撃をしてくるんだろうなあ……。
レイドボスだろうし、デカいんだろうな。
『八つの谷と山にまたがる』なんて伝承があるそうだけど、まさかそこまでは大きくないと思うが……。
そんなデカかったら、どうやって攻撃するんだって話。
剣で深々と切り裂いても、その巨体からしたら毛筋ほどの傷にしかならないだろう。それこそ『DWO』の全プレイヤーが一斉に攻撃しないといけないレベルなんじゃないの?
だからまあ、大きく見繕っても体育館くらいなんじゃないかな。それでもかなりの大きさだけども。
そんなことを考えていると、調合室の壁をコンコン、と叩く音がした。振り向くとレンが立っている。
「シロさん、ちょっといいですか?」
「いいよ。なに?」
「リンカさんが銀竜の鱗でアレンさんの鎧を作ってるじゃないですか。さっきちょっと見学に行って、これを貰ってきたんです」
そう言ってレンが差し出してきた小瓶には、銀の砂のようなものが入っていた。これって……。
「銀竜の鱗を削ったときの削りかすです」
「へえ。これ、使えるの? 溶かして固めたら素材になるのかな?」
「いえ。リンカさんの話だとこの素材は『魔焔鉱炉』でも溶けないそうで」
魔焔鉱炉でも溶けない? すごいな、ひょっとして火に高い耐性でもあるのかな? 竜同士でやり合うとかもあるかもだから、炎のブレスなんかでやられないためなのかもな。
溶けない鱗で装備を作ろうってんだから、リンカさんも大変だな……。
「じゃあこれは、ホントの燃えないゴミか」
「いえ、私の取得した『裁縫師』のジョブスキルに新しく【糸生産】ってのがあるんですけど。これって他の素材で糸を作れるんですよ。植物由来のものだけじゃなくて、金属なんかでもできるんです。で、試しにこの削りかすでやってみたら……」
レンがポケットから取り出した板には銀色に光る糸が幾重にも巻かれていた。マジで? できちゃったってか。
「チクチクするかと思ったら、すごい滑らかだね。これ本当に金属なのか? あ、いや、鱗だから金属じゃないのか……。もしかして、鱗……生物由来だからできたのか?」
「たぶん、そうじゃないかと。ドロップしたモンスターの毛皮からも作れましたし。この糸、すごく耐久性が高くて、さらに魔法防御力も高いんです。たぶん【ファイアアロー】くらいならダメージを半減くらいはできますし、装備する呪いのアイテムは無理ですけど、魔法による状態異常の抵抗力も上がります」
「すごいな……」
これは本気で銀竜君から鱗を何枚かいただかなくてはならんかもしれんな……。もちろん何かしらの対価は払うつもりだが。竜ってなにが欲しいのかね?
「まあ、できた量はそれほどじゃないんですけど。ハンカチ一枚織れるかなってくらいで」
ハンカチ一枚か……。バンダナくらいにはなるか? いや、アクセサリー装備でリボンとかにした方がいいのかも。
「それでですね、シロさんのマフラーにこれを織り込んだらどうかなって」
「僕のマフラーに? これを?」
それってアリなのか? 防御力は上がりそうだけど……。基本的にゲームの防御力って、結局装備している防具や魔法効果のトータルだからな。
守る場所とか関係ないし。防御力が高い装備ならパンイチでもダメージを受けにくいわけで。
「まあ、やれることはやっておきたいし、お願いするよ」
「はい! じゃあマフラー預かりますね!」
レンは僕のマフラーを受け取ると、縫製室の方へと走っていった。
多少なりとも防御力や特殊効果がつくといいのだけれども。
そんなくらいに考えていた僕だったが、それから半日
後、それはいい意味で裏切られる。
【レンのウサギマフラー】 Xランク
STR(筋力)+28
AGI(敏捷度)+76
MND(精神力)+82
LUK(幸運度)+52
DEF(防御力)+120
【飛び道具自動防御】
■レンのお手製マフラー
銀竜の鱗が織り込まれている
気配を隠す効果がある
□装備アイテム/アクセサリー
□複数効果無し/
品質:F(最高品質)
【鑑定済】
アイテム名が【レンのロングマフラー改】から、【レンのウサギマフラー】になってる。
STRはそれほど上がっていないが、AGIとMNDはけっこう上がっている。LUKもだ。そしてDEF(防御力)が大幅にアップしている。これは銀竜の鱗のせいか?
なんにしろVIT(耐久力)が低い紙装甲の僕にはありがたい。以前のマフラーは防御力はなかったからな。
まあ、そこまではまだいい。問題は【飛び道具自動防御】ってなんだ!? 聞いたこともない効果なんだが!?
「えーっとですね、飛んでくる物理攻撃……矢とか石とかを、マフラーが自動で弾いてくれるそうです」
「え、なにそれ……。便利なような、怖いような……」
とにかく試してみようと、本拠地前の砂浜に出て、レンに矢を射かけてもらった。
結果、飛んでくる矢も石も、マフラーの端っこが自動で動いてペシッと弾き飛ばした。
鑑定の記述通り、僕の意思とは関係なく自動で動くものだから、まるで生き物のようにも見える。正直、微妙な気持ちだ。
どこまで弾けるのかと試してみたが、さすがに投石器の岩までは弾けなかった。直撃して死に戻ったわ。無理だろ、あんなん。
検証した結果、どうやら僕が片手で持てる重さの飛来物なら何とか弾けるようだった。
あと、数にも対処できない。さすがに自動で弾くにも限界はある。
レンに【トライアロー】を放ってもらったが、同時に放たれた三本の矢のうち、二本は弾けたが、一本は通してしまった。同時には二つが限度らしい。
同時はダメだったが、ある程度の遅さなら、連続で射られてもパシッ、パシッ、と全て弾くことができた。
【サウザンドレイン】なんかも何本かは弾けるが、結局かなりのダメージを食らってしまった。数は力だな……。
それとやっぱり魔法は無理みたい。リゼルに【ファイアアロー】を撃ってもらったけど、反応もしなかった。魔法防御力が上がったため、ダメージは少なくてすんだけど。
レンの魔導銃もダメだった。アレは魔力を撃ち出す銃だからな。
自動防御は意識の外からの不意打ちとかには効果があるだろうとは思う。頼りっきりになるのは危険だけども。
これが白沢戦で役に立つかどうかはわからないが、防御力が上がるだけでもありがたい。
いやまあ、今回は呪いのベルトのせいで半減してしまうんだけれども……。AGIも上がっているから、避けやすくはなるか。
白沢は三つ目の獅子、という話だけれども、獅子──ライオンであるなら、動きは素早いかもしれない。さすがに雷獣までは速くはないと思うけど。
白沢がキーモンスターならいいんだけどな。でないと大天狗と火車も倒さないといけなくなる。
しかし、すっかり僕らも攻略組の仲間になってしまったな。もっとのんびり冒険するつもりだったんだけどな。『DWO』でもプレイヤー同士の付き合いというものがあるからねえ……。まあ、これはこれで楽しいからいいけどさ。
というような話をレンにしたら、『でも攻略に必要な情報を持ってくるのは、いつもシロさんですよ?』と言われ、返す言葉もない僕だった。うん、僕のせいかもしれない……。すまぬ。
【DWO無関係 ちょこっと解説】
■呪われたアイテム
世界には呪われたアイテムと呼ばれる物がいくつか存在する。所有者に不幸をもたらすと言われる青いダイヤ、【ホープ・ダイヤモンド】。座る者を死に至らしめるという【バズビーズ・チェア】。関わった者に不幸を運んできたというジェームズ・ディーンの愛車【ポルシェ・スパイダー550】。呪いは本当に存在するのかはわからないが、近寄らない方が賢明である……。




