■150 謎のタペストリー
【怠惰】の第五エリアに来た僕たちと違って、【嫉妬】の第五エリアに向かった【怠惰】のプレイヤーたちもいる。
【嫉妬】の第五エリアは湿地帯だったらしい。爬虫類、あとはヌメヌメした両生類系のモンスターが多いとか。
ダンジョンや洞窟も多く、それに伴い落ちている宝箱も多いんだと。ちょっと羨ましい。
実を言うと【嫉妬】の第五エリアなら僕の【セーレの翼】で行けちゃったりするのだが、今のところ行く予定はない。ヌメヌメ系のモンスターは、女性陣から不人気なのだ。
とにかく、【嫉妬】の第五エリアから【嫉妬】の第四エリア、そしてそこからさらに【傲慢】の第五エリア……というように、理論上はどの領国へも行けるようになった。
まあ、それぞれの第四エリアのボスを倒す必要はあるけど……。【怠惰】のフロストジャイアントとかを考える限り、単一ギルドでは無理なんじゃないかね?
【セーレの翼】を使って、他の領国に跳んでも目立たなくなるかなと思ったが、それはまだまだ先のようだ。
「おっ、見えてきたぞ。あれがツムギの町じゃないか?」
僕は馬車の御者台から、目の前に見えるポツンと存在する町を見つけて声を上げた。
その声に反応して、馬車の中のみんなが一斉に窓から顔を覗かせる。
カグラの町から南に下った先にある、紡績の町、ツムギ。
僕らはそこへ向かうために、馬車で移動していた。
馬車は至って普通の馬車である。ソリの時のように、悪ノリしたアロハシャツの商人がいなかったため、【ゾディアック】のピスケさんが僕らの注文通りに普通に作ってくれた。
馬車を引くのは第四エリアで捕まえた二頭のキラーカリブー。
トナカイではあるが、雪国でなくとも普通に馬車を引いてくれる。ま、元々モンスターだしな。
馬車は八人乗りのため、僕も中に乗ってもいいのだが、女性の中に僕一人というのもなかなかに居心地が悪いので遠慮させてもらった。
それに街道があるとはいえ、モンスターや盗賊山賊NPCが襲ってこないとも限らない。【気配察知】を持つ僕が気を配っていた方が安全だ。
まあ安全というのなら、僕が【加速】でツムギの町まで一人で突っ走り、ビーコンを設置して【セーレの翼】でみんなを移動させてしまえばいいのだが。
一応提案はしてみたが、みんなから『それじゃ面白くない』とダメ出しを食らった。
少しは旅気分を味わいたいってのもわかるから反論はしなかったけれども。
「紡績の町というからには、いろんな糸や布があるんですよね。楽しみです!」
今からテンションの高いレンの声を背後に聞きながら、キラーカリブーの速度を少しだけ上げる。
やがて馬車は城壁に囲まれたツムギの町の城門前に着き、無事町へと入った。
ジパング的な雰囲気はカグラの町と同じようだが、ツムギの町は建物にいろんな色の垂れ幕が施され、カラフルな雰囲気を醸し出している。
いたるところに糸屋、布屋、服屋があり、目移りしてしまうほどだ。
また、歩いているNPCたちもどこか垢抜けていておしゃれな雰囲気を醸し出している。
和服っぽいものだけじゃなく、洋服も普通に着ているな。だけどやっぱりどこかしらに和洋折衷なところがある。
上半身は着物で下半身はスカートとか、着流しにテンガロンハットとブーツとか。洋服に羽織ってのもなかなかいいな。
とりあえず馬車を収納し、キラーカリブーを送還する。ツムギの町に降り立ったレンがキラキラした目で町並みを眺めていた。
「うわあ! すごいですね! どれも素敵で目移りしちゃいます! あっ、この袴可愛い! ミウラちゃん、見て! 猫が刺繍してあるよ!」
「どうどう、ちょっと落ち着いて、レン。声が大きい」
店先のウィンドウにべったりと張り付いたレンを宥めるミウラ。かなりテンションがぶち上がっているな……。だいぶ興奮しているようだ。
「お嬢様、あちらでは巾着が売ってるようです」
「ホントですか!? わっ、綺麗な巾着です! ちょっと見せてもらいましょう!」
まるで【加速】でも使ったかのように、ぴゅうっ! とレンが店の中へと消えていく。そして当たり前のようにそれについていくウェンディさん。
「こうなるとは思ってましたけれども……」
「ダメだありゃ……。シロ兄ちゃん、ああなったらもう好きにさせるしかないと思うよ」
シズカとミウラが苦笑しながら、レンの入った店に向かっていく。
ううむ、僕もレンが喜びそうだなとは思っていたけど、ここまでとは……。
「というか、まずはポータルエリアの登録が先だろう……」
もしもなにか突発的なイベントが発生して、万が一死に戻りでもしたら、また馬車に乗ってパッカパッカ来なきゃならないんだぞ?
「まあまあ。そう簡単にイベントが起こるとも思えないし、少しくらいはいいでしょ」
リゼルがそう言って僕の肩を叩く。それはなにかのフラグか? 突発的なイベントが起こるという前振りか?
ツムギの町はまだプレイヤーがほとんど来ていない。つまり未消化なイベントが多いってことだ。
そのキーイベントを僕らが発動してしまう可能性だって充分にあると思うぞ。
「仕方ない。とりあえず僕だけでもポータルエリアの登録をしとくよ」
小さなため息をつきながらリゼルにそう伝える。
僕だけでも登録しておけば、なにかあって死に戻ったとしても【セーレの翼】でみんなを連れてくることができるし。
この町のどこかにビーコンを設置しておいても来ることはできるが、貴重なビーコン枠をポータルエリアで来れる場所に設置したくはない。
あと、女性の買い物は長いということを僕は知っているので、ね。
そんな言い訳をしつつ、僕はみんなと離れてポータルエリアへと向かう。大抵こういった町のポータルエリアは、町の中心か、ランドマーク建物の近くというのがセオリーだ。
特に目立つような建物も見当たらないし、とりあえず大通りをずんずんと歩くと、中央公園のような場所に出た。
公園の中心には大きなガゼボ(四阿)のような物が建てられており、その中の少し階段状に高くなっているところにポータルエリアがあった。
ポータルエリアの周りの公園には露店がぐるりと並んでいる。これもポータルエリアあるあるだなあ。
今はNPCばかりだけど、やがてはプレイヤーたちの露店が並ぶようになるんだろうな。
そんなことを思いながら、僕はポータルエリアへと足を踏み入れ、さっさと登録を済ませる。
「よし、と。これでゆっくり見物できるな」
歩きながら露店をチラ見していく。やっぱり布製品のものが多い。ハンカチからストール、タオルにエプロン、バッグに絨毯まであるぞ。
良し悪しまではわからないが、見ているだけでもなかなか面白い。
「あれ?」
ふと、一つの露店に目が止まった。
そこはタペストリーを売っている店だったのだが、スタンドのようなものに吊るされていたタペストリーに竜の姿が織られていたのだ。
雄々しく天に吠える金の竜、噴火する火山に立つ赤い竜、闇夜から這い出そうとする黒い竜、水底に潜む青い竜、雷を纏う黄色い竜、氷壁に眠る白い竜、そして天空よりそれを見下ろす銀の竜。
金の竜と赤の竜、そして黒い竜が三つ巴で向かい合っている。
そしてそれを取り囲むように青、白、黄、銀の竜が配置されたタペストリーは、まるで何かの叙事詩のようにも感じられた。
「お気に召しましたかな?」
タペストリーをじっと見ていた僕に、露店に座り込んでいた店主の竜人族のおじさんが話しかけてきた。
「ああ、いや、これってなにか物語か神話の一部なのかな、って思いまして」
「ほほう。なかなかに鋭い。これはある部族に伝わる伝承を元に織られたものです。真ん中で争っている三頭の竜がいるでしょう? これは竜の王の座をかけて争っていると言われています。なんでも百年以上戦ってなお決着がつかないとか。周囲にいる四頭は玉座争いから脱落したのではなく、もともと玉座になど興味はない竜で、三頭を傍観しているらしいです」
竜人族の店主の話を聞いて、僕は嫌な汗が頬を伝うのを感じた。
ここに織られている銀の竜って、白銀城にきた銀竜だよなぁ……たぶん。
『あ、新たなるトゥストラの誕生を心よりお祝い致します! 『DWO』にいる同胞たちに直ちにも知らせ、集合するよう……』
ウルスラさんたちのいる桜閣殿で銀竜が口にした言葉が僕の脳裏にリフレインされる。
同胞たち。当然、それは同じ竜であることは明らかだ。
たぶんここに描かれている竜のことである可能性が高い。あんなのが七頭もいるのか。
「グリーンドラゴンはいないんですね」
「グリーンドラゴンは翼のない陸竜ですからね。竜の位が低いのでとても王権争いには入れないでしょう。
そうなのか。僕らが戦ったグリーンドラゴンでさえ、いくつものパーティとの合同でやっと倒せたやつなのに。あれで竜としては下級なのか。
するとあの銀竜も相当な強さなんだな……って、ちょっと待てよ。その銀竜をあっさりと捕縛してなかったか、ウルスラさんたち。どんだけレベル差があるんだよ……。
「ん?」
ふと、僕は竜のタペストリーの横にあった別のタペストリーに目を止めた。
こっちも竜だが翼はない。大きな巨体から八つの頭が伸びている。これって八岐大蛇か? さすがに僕でも知っている有名過ぎる怪物だ。
八岐大蛇の後ろには光輝く門が描かれており、少し空いたその扉の隙間には煌びやかな西洋の城が見えていた。
これって第六エリアに続く門なんじゃないだろうか。するとこの第五エリアのボスは八岐大蛇か?
「これは?」
「竜になり損ねた蛇だよ。その身は八つの分体を持っていたと伝えられている」
タペストリーの下部分、扉を守る八岐大蛇の下には八匹のモンスターが円状に並んでいた。
角のついた蜘蛛、赤鬼の鎧武者、翼を広げた黒い天狗、袈裟を着た鼠、雷を纏った獣、火の車がついた猫、三つ目の白いライオン、そして背中合わせの二人の仮面武者。
この背中がくっついた二人の武者は両面宿儺じゃないのか?
両面宿儺が八岐大蛇の八つの分体のひとつ? これは……重要な情報なんじゃないのか?
「すみません、これ下さい」
このタペストリーの重要度に気が付いた僕は、少々高値ではあったが、隣の竜のタペストリー共々それを購入することに決めた。八岐大蛇の方は後で【スターライト】のセイルロットさんに見てもらおう。あの人、物知りだからな。
その後、いろいろな露店を回ってみたが、これといったものは見つからなかった。
そうこうしているうちに買い物を終えたみんながポータルエリアの登録にやってきた。
僕らは全員無事にツムギの町の登録を終え、その日はそのまま【星降る島】へと帰還した。
◇ ◇ ◇
「おそらくはシロ君の言う通り、八岐大蛇がこの第五エリアのボスだと思われます。そしてその八岐大蛇、および第六エリアへと続く扉を出現させるためには、この八つのモンスターを倒す必要があるのではないでしょうか」
僕が【白銀】に持ち込んだタペストリーを見て、【スターライト】のセイルロットさんがそう口を開いた。
「ってことは、やっぱりこれは両面宿儺ですか?」
「まず間違いないかと」
僕がタペストリーに織られている背中合わせの二人の鎧武者を指差すと、セイルロットさんが小さく頷いた。
「既に僕たちは八岐大蛇の封印を一つ解いていたわけか。すると残りの七匹のモンスターを倒せば八岐大蛇が第五エリアのどこかに現れ、それを倒せば第六エリアへと進める……と」
「あんなのがあと七匹もいるのか。しんどそうだな。確実にクラン案件じゃねえか」
「別に私たちが倒す必要はないんじゃないかしら。両面宿儺だってリポップしないでしょう? たぶん初回だけのイベント、あるいは一定期間を空けないと復活しないイベントで、一回八岐大蛇を出してしまえば、あとはそれを倒すことが第六エリアへの切符になるんだと思うわ」
【スターライト】のアレンさん、【カクテル】のギムレットさん、【ザナドゥ】のエミーリアさんが、それぞれの意見を述べていく。
八匹のモンスターを倒すのは初回だけの可能性があるのか。なら初回だけの特典みたいなものが欲しいところだよなあ。
「なに言ってんのよ。この城が大きな特典みたいなものでしょうに」
「あ、そうか」
僕のボヤきに【六花】のアイリスが呆れたように突っ込んできた。
すると他の七匹もそれなりの特典が期待できるってことかな?
「なら、狙っていかない手はないよね。僕らが倒す必要はないと言ってもみすみす見逃すのは勿体ない」
アレンさんがにやりと口の端を上げた。やっぱりここらへんに【スターライト】が攻略ギルドという片鱗を感じる。
「だが、今のところなんの情報もない。探すにしてもなにかとっかかりは欲しいところだね」
「この残りの七匹ってなんのモンスターなんでしょう? 鬼と天狗はなんとなくわかるんですけど……」
【ゾディアック】のレーヴェさん(今日はレッサーパンダの着ぐるみを着ていた)がタペストリーを眺めながらそんな言葉を漏らし、レンが円状に並ぶ七匹を指差した。
僕も鬼と天狗くらいしかわからない。鬼と【鬼神族】って似てるけど、角が少し違うな。鬼の方が角が長く、牙も生えているように見える。
「おそらくですが、角の生えている蜘蛛が【土蜘蛛】、赤い鬼武者が【酒呑童子】、黒い山伏の天狗が【大天狗】、袈裟を着た鼠が【鉄鼠】、雷を纏った獣が【雷獣】、火の車がついた猫が【火車】、三つ目の獅子が【白沢】だと思います」
セイルロットさんが指差しながら説明してくれたが、その名前を聞いてもやっぱりピンとこない。
いや、【酒呑童子】くらいは聞いたことがある。なんか京都か大阪か、平安時代にそっち方面で暴れた鬼だっけ?
天狗はなんとなくわかるけど、【大天狗】とどう違うのかわからないな。言葉からしてさらに強い天狗ってことなんだろうけども。
「一説には素戔嗚尊に敗れた八岐大蛇が丹波に逃げ、その地の豪族の娘との間に生まれたのが酒呑童子とも言われています。八岐大蛇は八塩折という酒を飲まされて倒されたのですが、その子である酒呑童子もまた神便鬼毒酒という酒を飲まされて退治されています。ここらに血の繋がりを感じますね。そもそも英雄が人身御供にされた女性を救うために怪物と戦って倒し、その女性と結ばれる話は世界各国にあります。これを『ペルセウス・アンドロメダ型』といって、英雄の物語にはわりとよく、」
「セイルロット、そこまで。話が脱線しているよ」
ペラペラと喋り出したセイルロットさんをアレンさんが止める。セイルロットさんは誤魔化すように、コホン、とひとつ咳をすると「失礼」と小さく声を漏らし、マップを開いた。
「えー……ひとつだけ思い当たるところが。マップのこの場所。カグラの町から西に行ったところに【百雷の荒野】というフィールドがあります。情報によるとここはいつも分厚い雲が立ち込め、雷雨のやまないフィールドとなっています。金属製の武器や防具を装備していると、落雷が襲い、大ダメージをうける特殊なフィールドです」
そんな場所があったのか。でも金属製のものに雷が落ちるってのは迷信じゃなかったか? ……まあゲームの中でそれを言うのも野暮というものか。
「雷……あ、雷獣!」
「そうです。『いかにも』なフィールドだと思いませんか?」
なにやら考え込んでいたエミーリアさんがポンと手を叩くと、セイルロットさんが微笑んで小さく頷く。
雷獣がこのフィールドにいるのか? いや、雷獣がいるからこんなフィールドになっているのか。
「なるほど。探索してみる価値はあるな。だが、金属製のものをなにひとつ纏わずに行かねばならんのは、かなりのリスクがあるな……」
うむむ、とギムレットさんが唸る。鎧は革製などがあるが、武器で非金属のものとなると……棍棒?
あとは木製のハンマー……木槌とか? 木刀や木剣では碌なダメージを与えられないだろうし。あ、魔法で戦うのもアリか。木製の盾と皮の鎧で固めた盾職に耐えてもらって、後方から魔法で攻撃する、と。
弓も木製のなら大丈夫だろうけど、矢がな……。鏃が金属じゃなければいけるか?
「杖術使いや格闘術の使い手ならなんとかなるんじゃ?」
「手甲や足甲なしだとそこまで高い攻撃力は出せないな。雷獣が両面宿儺と同じレベルのボスだとすると、さすがに難しいと思う」
僕と同じことを考えていたらしい【六花】のギルマス、リリーさんにレーヴェさんが難しい顔? をして答える。レッサーパンダだからよくわからんが。
うむむ。雷を受けないようにと考えると、どうしても装備弱体化になってしまうからなあ。
「【魔法耐性(雷)】のスキルがあればダメージは減るでしょうけど……」
「要は金属ではない高い攻撃力を有した武器があればいいわけだ。モンスターの角や牙でできた武器系ならある程度なんとかなるだろ」
確かにモンスターの角や牙から削り出した武器もあることはある。だけど、加工部分に金属を使っていたりするから、全部牙製とか、角製とかの武器はけっこう珍しいと思うぞ。
以前第三エリアのボス、ボーンドラゴンを倒した時、『竜骨刀』って武器を手に入れたが、トーラスさんに売ってしまったっけ。
「骨装備か……。揃えるのは難しくはないけど、アレはなぁ……」
「うん、アレはねぇ……」
アレンさんとエミーリアさんがなんとも言えない顔をしている。気持ちはわかります。
骨系の装備はね……見た目が最悪だからね。どこの蛮族かってスタイルになるからね……。
見た目なんか気にしない、効率重視でいくってプレイヤーなら平気なのかもしれないけども。
僕の戦闘スタイルは回避メインだから、装備に金属製のものはないし、あとは武器さえなんとかなれば問題ない。リンカさんに骨アイテムで双剣を作ってもらうか。牙・爪・骨系の素材ならいくつかあったはずだ。
ふと横を見るとウェンディさんが微妙な顔をしている。盾職が骨装備にすると全とっかえになるからなあ……。やっぱり蛮族装備かな? ご愁傷様です……。
【DWO無関係 ちょこっと解説】
■八岐大蛇
『日本書紀』では八岐大蛇。『古事記』では八俣遠呂智。『洪水の化身』とも言われる。八つの山、八つの谷にまたがるほど巨大ということからヤマタノオロチと呼ばれるらしい。よく言われる八つの股に分かれているから、というのは誤り。切り落とされた尻尾から『天叢雲剣』のちの『草薙剣』が出てきたとされるが、学術的な見解では八岐大蛇は氾濫する河川を神格化したものと言われ、その川から砂鉄が取れたことが、『天叢雲剣』発見の神話と繋がるとされている。