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VRMMOはウサギマフラーとともに。  作者: 冬原パトラ
第四章:DWO:第四エリア
121/198

■118 『氷結』対策





「『耐氷』装備ともなると、なかなか難しいですね……。いえ、できないわけじゃないんですけど、パラメータ補正が犠牲になるというか……」


 そう言ったレンがインベントリから取り出したものは、完全なる防寒着だった。

 見た目は毛皮で作られた分厚い上着。イヌイットの人たちが着ているようなフッサフサの毛皮が温かそうだ。



【レンの防寒着】 Xランク

 DEF(防御力)+21

 AGI(敏捷度)-18

 DEX(器用度)-10

 耐久性 23/23


■レンの作った毛皮の防寒着。

耐氷45%

□装備アイテム/上着

□複数効果なし/

品質:HQ(高品質《ハイクオリティ》)

 【鑑定済】



 う、む……。確かにこれは……。

 AGIとDEXにマイナス補正か。地味にキツいかもな。

 今装備しているコートを外してこれに着替えた場合、元のコートのプラス補正がなくなり、マイナス補正がつくわけだからな。


「マイナスがない耐氷装備ってできるの?」

「【ヴァプラの加護】を使わず、付与宝珠を使えばランダムで付くことがあるかもしれませんが、おそらく耐氷値はそこまで高くはないです。実際にリンカさんが前に作った鎧に付いたことがありましたけど、それでも10%以下でしたし」


 10%以下か。となると他の装備アイテムで残り90%以上を補わないとダメージを受けるってわけだ。

 トーラスさんの店で耐氷のアクセサリーってあったかな……。まだ第四エリアに進んでいるプレイヤーも少ないし、あんまり作っている生産職はいないかもしれない。

 それにアクセサリーの装備枠も限りがあるからな……。指輪一つで100%、みたいなものがあればいいのに。や、どこかにはありそうだけど。


「少しでも耐氷が付いている防具やアクセサリーを多く装備して100%にするしかないか……」

「他に方法がないわけじゃないんですけど……」


 え、それ以外に氷結を防ぐ方法があるの? ……という僕の心情を見抜いたのか、レンに『え、なんで知らないの?』という顔をされた。勉強不足ですまん。


「耐性ポーションですよ。氷結の耐性が付くポーションを飲めば、一定時間氷結を防げます」


 あ、その手があったか! 時間は限られるけど、できないわけじゃないな。

 【調合】スキルを持っているのにそれに気付かないとは……レンに呆れられても仕方がない。


「耐氷ポーションって作れるかな……」


 僕は【調合】スキル持ちだが、それをメインにしている生産職のプレイヤーに比べるとやはり熟練度が低い。あまりにも高熟練度が必要とされる【調合】だと、素材を集めても全部失敗もあり得るからなあ。

 ウィンドウを開き、公開されているレシピを検索する。あったあった。えーっと……。


「『火車草《ひぐるまそう》』、『チリペッパー』、『火炎鳥《かえんどり》の肝』……か」


 あまり持ってないけど、揃わなくはないか。問題は僕の熟練度でどれだけの成功率なのかってことだが。


「それでもやっぱり耐氷装備はした方がいいと思います。戦闘中にポーションの効果が切れたらすぐに『凍結』しますから、命取りになります」


 確かに。『凍結』はダメージを受けるだけではなく、その名の通り凍り付く。足の先から氷に覆われ、動くこともできなくなり、やがて全身が凍ったらあとは死を待つばかりだ。

 『石化』と似た効果だが、『凍結』の方は耐氷値によって凍りつく速度が違う。耐氷値0%と耐氷値90%では、後者の方が長く動けるということだ。

 『氷原』フィールドは場所によって『氷結』の強さが違うらしいので、耐氷0%で耐氷ポーションが切れると、最悪ポーションを使う間もなく凍りつき、そのまま死に戻りもあり得る。

 やはりこの防寒着を着た方が無難か。マイナス値は装備などで補うことにしよう。


「じゃあ、私はみんなの分の防寒着も作ります。シロさんの方は耐氷ポーションを」

「わかった。素材を集めてくるよ」


 まあ、これらの素材は比較的集めるのは難しくないので、大丈夫だろう。『火車草《ひぐるまそう》』は第三エリアのフィールドに自生しているし、『チリペッパー』はNPCの店でも売っている。問題は「火炎鳥《かえんどり》の肝』だな。

 こいつは第二エリアのとある洞窟にいる鳥なんだけど、飛ばない鳥だ。真っ赤な羽毛を持ち、触ると火傷をする。怒ると火の玉となって真っ直ぐに突っ込んでくるので、倒すのがけっこう厄介なモンスターだ。

 さらに『火炎鳥の肝』はレアドロップで、十匹倒して一個落ちるかどうかといったところ。正直面倒くさい。

 ギルド共有のインベントリにいくつかあるが、全員分の耐氷ポーションをつくるにはいささか数が不安だな。


「露店を回ってみるか」


 今日はミウラもシズカもリゼルもまだログインしていない。レンはこれから防寒着作りだし、ウェンディさんはその手伝い。リンカさんは相変わらず銃製作にかかりきりだ。なんでもパーツを削り出すのに時間がかかるんだそうで。剣とか槍とかとは全く違う作り方なんだそうだ。

 なので一人で行くことにする。ま、いいけどさ。


「きゅっ」

「お?」


 小さな鳴き声がして、ぽすんと僕の頭にスノウが落ちてきた。


「なんだ? お前も一緒に行くか?」

「きゅっ!」


 最近レンたちとばかり遊んでいたエンジェラビットのスノウだが、今日はみんながいないから僕のところへ来たらしい。レンも作業中は部屋に入れてくれないからな。


「まずはトーラスさんの店に行ってみるか。『耐氷』のアクセサリーがなにかあるかもしれないし」

「きゅっ」


 僕はスノウを連れて、中庭にあるポータルエリアからトーラスさんの店がある第三エリアへと跳んだ。



          ◇ ◇ ◇

 


「『耐氷』のアクセサリーか? あるで」


 そんなあっさりとしたトーラスさんの回答。あんのかい。いや、嬉しいけど。


「『付与宝珠』を使った際に偶然付いてしもうたもんがいくつかあるわ。それと知り合いから買い集めたものもあるで。第四エリアに行くなら必要になると思うてな」


 トーラスさんがカウンターの上にいくつかのアクセサリーを並べた。けっこうあるなあ。これ全部『耐氷』のアクセサリーか。


「これって売ってもらえるんですか?」

「これは自分で使おうと集めとったもんやけど……。わいとシロちゃんの仲や、売らんこともない。せやけど魚心あれば水心。わいにもなにかメリットが欲しいところやなー」


 く……、さすが商売人。しっかりしてるな……。つまりはなにかと交換しようってんだろ?

 えーっと、トーラスさんに渡せるような珍しいアイテムとかなんかあったかな……。

 あ、そういえば、『星の塔』で手に入れた宝箱があったな。中身はない宝箱そのもの。あと金ピカカボチャからドロップした『金のカボチャ』があったっけ。【魔工学】スキルの代わりにと押しつけられたリンカさんの分もあるんで二つある。

 僕はそれらをインベントリから取り出してドスンと店の床に置いた。


「な、なんやそれ! 金ピカのカボチャか!? ま、まさか本当に金なんか!?」


 おお? 予想外にえらい食いつきだな。

 トーラスさんはカウンターを飛び越して、こちらへとやってきて、興奮した様子で『金のカボチャ』を持ち上げる。重いよ? それ。

 トーラスさんは金ピカカボチャに【鑑定】をしたらしい。あれ、僕もしたから『鑑定済』になってたはずだけど。

 トーラスさんの【鑑定】とは熟練度が違うからさらに細かいところまで見れるのかね?


「ほ、本物や。本物の金や! 『DWO《デモンズ》』で金はまだ発掘されてないんやで! 『愚者の金』って偽物はあるけどもやな! 金があればあれもこれも……これは価値があるで! はっ!?」


 しまった、とトーラスさんが僕に目を向ける。それに対して僕はニンマリとした笑みを浮かべてやった。


「価値があるんですね?」

「そ、そやな、欲しい人は欲しいかもなあ……」

「そうですか? じゃあNPCの店に売っても……」

「シロちゃん、それは勘弁してぇな! 後生やさかい、これ売って! 『耐氷』のアクセサリーと交換でもええから!」


 その言葉が欲しかった。とりあえず『金のカボチャ』と交換で、いくつかの『耐氷』アクセサリーをゲットだ。

 リボンとかバレッタのような女性向けのアクセサリーは他のみんなに売ろう。

 僕が使えそうなのはバングルと眼鏡くらいか?

 黒いフレームの眼鏡をかけてみる。当たり前だけど度は入っていない。伊達眼鏡だ。



【伊達眼鏡(黒)】 Xランク

 DEX(器用度)+21

 LUK(幸運度)+21


■セルフレームのおしゃれ眼鏡

 レンズは入っていない。

□装備アイテム/アクセサリー

□複数効果無し/

品質:F(最高品質《フローレス》)


■特殊効果:

 15%の『氷結』耐性


 【鑑定済】



「眼鏡で『氷結』の耐性か付くってどうなってるんでしょうね?」

「ゲームやし、そこはツッコんだらあかんで」

 

 さよか。まあ、深く考えないでおこう。今さらだ。


「あ、それと、『火車草』、『チリペッパー』、『火炎鳥の肝』ってありますか? 耐氷ポーションを作りたいんですよ」

「『火車草』と『チリペッパー』なら少しやけどあるで」


 『火炎鳥の肝』はないか。まあ、その二つはそれなりに量がいるから、ありがたく買わせてもらおう。

 あとは露店をしらみつぶしに当たってみるしかないかー。まずはここ、第三エリアから回ってみるか。

 金ピカカボチャに恍惚としているトーラスさんに別れを告げ、僕は時計塔がある中央広場へと行って見ることにした。

 いつものように広場にはプレイヤーたちが露店を広げている。

 現実世界の露店と違うところは、露店の近くに立つとウィンドウが開き、なにが売っているかがリストを見れば一目でわかることだ。もちろんこの機能はオフにもできる。

 プレイヤー自身が露店で売っているところもあれば、自動販売にしているところもあるな。

 本人は狩りに行って、そのままここの自動販売で売るっていう方法もできるんだ。プレイヤーのインベントリと繋がっているからな。便利な機能だよね。

 僕はウロウロと辺りの露店を回ってみたのだけど、なかなか『火炎鳥の肝』を見つけられなかった。意外と探すとないものだな……。

 『火車草』と『チリペッパー』は売ってたので、ここでも買っておく。


「あれ?」

「え?」


 ふと、露店を広げている中に見覚えのあるプレイヤーを見つける。

 軽鎧にマント姿のボーイッシュな少女。あれ? どっかで会った……よな? えーっと……。

 向こうはすぐに僕を認識したようだ。やっぱりどこかで会ってる?


「あ! 『調達や』……」

「わーっ! 安いですね! どうしよう、買っちゃおうかなあ!」


 思い出した! この子、氷剣使いのアイリスと一緒にいたパーティメンバーだ! 前にAランク鉱石を売ってやったのに、なに『調達屋』ってバラそうとしてんだよ!

 自分のうっかりさに気がついたのか、彼女も慌てて両手で口を塞いだ。幸い、少し注目を浴びた程度ですんだようである。


「ごめんなさい、つい……」

「気を付けてくれ。こんなところでバラされたら引退しなきゃならなくなる」


 知り合いでもない相手からの『売れ』『譲れ』メールの嵐とかゴメンだぞ。ただでさえドウメキとのPvPで目立ってるのに。


「えっと確かギルド【六花《りっか》】のソニアだったっけ?」

「え、忘れてた? アイリスとフレンド登録もしたのに? まあ一度しか会ってないから仕方ないか。ボクも眼鏡かけてたからすぐにわからなかったし」


 うん、申し訳ない。そちらから連絡もなかったから気にしてなかった。

 アイリスともオルトロスとの戦いの時に会ってるけど、記憶を消されてるだろうし、同じようなものだ。


「買い物? ちょう……シロ君でも手に入らないものがあるんだね」


 今、『調達屋』って言いそうになったろ……。この子大丈夫かね? 言いふらしてないよな?


「『火炎鳥の肝』を探してる。なんか売ってなくて」

「あー、ちょっと前に『エルドラド』の連中が買い漁ってたからねえ。しばらくは出てこないんじゃない?」


 な!? マジですか……。くそう、大手ギルドは人手に資金力にモノを言わせてんな……。

 ってか、あいつらも【ティアード大氷原】に行こうとしてるのか。このままだと先を越されてしまうな。

 エルドラドのギルマスであるゴールディに『火炎鳥の肝』を売ってくれって言ってもダメだろうなあ……。


「うちにならいくつかあるけど、欲しい?」

「え、あるの!?」


 さらりと言ってのけたソニアに僕は驚きの声を上げてしまった。


「ほら、うちはアイリスがいるじゃない? あの子の氷結攻撃って味方を巻き込むのもあるんだよ。同じパーティだからダメージ自体は受けないんだけど、副次的な冷気のダメージは受けちゃうの。だからいつも耐氷ポーションは常備しているんだ」


 なるほど、納得。

 【六花《りっか》】のアイリスは【クロケルの氷刃】というソロモンスキルを持っている。

 どんなスキルか細かいところまではわからないが、氷を操ったり、斬撃から氷結攻撃を出せる強力なスキルのようだ。


「欲しいけど代わりにAランク鉱石を寄越せなんてことは……」

「言わない言わない。大体金額的に釣り合ってないでしょ」


 苦笑いしながらソニアが答える。ならありがたいけども。


「何個くらいあればいい? 『肝』のまま? 耐氷ポーションにしたものもあるけど、こっちはボクたちも使うからあんまり売れる数はないよ」

「んー、ポーションの方は見本に一つは欲しいかな。『肝』は可能なだけ欲しいけど……」

「んじゃ、ボクの裁量で売れるのはこれくらいかな」

「ん、OK」


 ウィンドウに現れたレート表示を承認する。これだけあれば、【調合】の熟練度が低くても耐氷ポーションがいくつかできるだろう。


「あ、うちの【調合】持ちの話だと、耐氷ポーションを作る時はできるだけ冷たい水で作った方が効果が高いものができるらしいよ。あと混ぜてから【調合】するのは少し間を置いた方が成功率が上がるって言ってた」


 おお、その情報はありがたい。なるべくいいものを作りたいからな。

 これだけのことをしてもらってお金だけだと申し訳ないな。こちらも少し色をつけるか。


「その【調合】持ちの人って前衛職?」

「え、後衛だけど? 弓使いだから」

「じゃあ鉱石より木材の方がいいか」


 僕はソニアとの売買ウィンドウに『マルグリッドの原木』を表示させる。金額は一割引いておこう。


「え!? これってAランクの、」

「しっ。買うか買わないか。どっち?」

「買うよ! 買う買う!」


 即決でAランク木材が売れる。毎度あり、と。

 

「なんかボクの方が得をしてるようだけどいいのかな……」

「ま、こっちも損をしているわけじゃないからね」


 Aランク木材はまだあるし。スノウが調子に乗って【光輪】でズパンズパン斬り倒したからなあ。

 ふと、ソニアの熱い視線が僕へ向けられているのに気付く。えっ……!? ……いや、違うな。この視線の先は僕の頭の上にいるスノウに向けられている。


「……抱いてみる?」

「いいの!?」

「きゅっ?」


 スノウを頭から下ろしてソニアへと差し出す。スノウは人見知りしないので問題はないはずだ。手荒に扱いさえしなければ。


「うわー、ふわふわでかわいい……! 羽の生えたウサギなんで初めて見たよ。これシロ君のテイムモンスター? それとも召喚獣?」

「ま、そんなところかな」


 正確にはどちらでもない。スノウはミヤビさんのクエストからもらった卵から生まれたのだ。

 ……あれ? 今さらだけどこいつ、ミヤビさん絡みの存在なんだよな……。ひょっとして【帝国】に関わりが?


「きゅっ?」


 なんのこと? と言わんばかりにソニアの腕の中でスノウが首を傾げる。あざとい。わかってやってないよな?

 スノウまでどこかの宇宙人がプレイヤーとしてやっているとなったら、さすがにショックが大きいぞ……。

 よぎったヤな考えを振り払うようにして首を振る。


「アイリスにも見せてやろっと。スクショ撮っていい?」

「どうぞ」


 画像ウィンドウを自分が映るように向けて、ソニアがスノウとのツーショットを自撮りする。


「そう言えば【エルドラド】もそうだけど、君たちも【ティアード大氷原】に行くの?」

「え、なんで……って、耐氷ポーションを作ろうとしている段階でバレバレか。そうだよ。【六花】はもう行ったのか?」

「行ったよー。途中で吹雪になって引き返したけど。【氷結】は防げても、吹雪だと視界がきかないんだよね。ホワイトアウトってやつ? あそこあちこちにでっかいクレバスがあるから、見えないと危険なんだ」


 うわ、そんなところなのか。天候ばかりは……いや、ソウが持ってた【天気読み】のスキルなら天候の変化を読めるのか。


「今度また再挑戦しようって思ってたんだけど、シロ君のところでも行くなら一緒に行かない?」

「【六花】と? 僕は構わないけど、【月見兎《うち》】のギルマスに聞いてみないとなんとも」

「うん。じゃあわかったら連絡ちょうだい」


 【六花】のギルマスはアイリスかと思ったがそうじゃなかった。なんでもアイリスの姉がギルマスをしているんだそうで。

 相手のギルドのことを聞いているうちに、僕はちょっとマズいかも、と思い始めていた。いや、マズいってほどでもないんだが。

 なにがマズいかって、【六花】って女性六人パーティなんだよね。

 そこにうちの【月見兎】が加わると男は僕一人になってしまう。これはいたたまれない。

 窮余の策、というわけでもないが、ソニアにアレンさんの【スターライト】も誘っていいか、と尋ねてみた。

 【怠惰】におけるトップギルドならもちろんOKと許可が出た。

 まあ、誘っても相手に断られたらなんにもならないけども。

 僕らだけで話していても仕方ないので、とりあえず持ち帰って、それぞれのメンバーに話すことに決めた。

 なかなかソニアがスノウを返してくれなかったのは閉口したが。

 さて、頑張って耐氷ポーションを作らないとな。








【DWO《デモンズ》無関係 ちょこっと解説】


■『愚者の金』について

鉄と硫黄からなる黄鉄鉱のこと。その色調により金に間違われることが多く、そのためこのような名がついた。この黄鉄鉱と置換された化石がいくつかあり、収集している愛好家もいる。鉄で叩くと火花が散るため、銃の火打石にも使われていた。

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■スラムで暮らす私、サクラリエルには前世の記憶があった。その私の前に突然、公爵家の使いが現れる。えっ、私が拐われた公爵令嬢?
あれよあれよと言う間に本当の父母と再会、温かく公爵家に迎えられることになったのだが、同時にこの世界が前世でプレイしたことのある乙女ゲームの世界だと気付いた。しかも破滅しまくる悪役令嬢じゃん!
冗談じゃない、なんとか破滅するのを回避しないと! この世界には神様からひとつだけもらえる『ギフト』という能力がある。こいつを使って破滅回避よ! えっ? 私の『ギフト』は【店舗召喚】? これでいったいどうしろと……。


新作「桜色ストレンジガール 〜転生してスラム街の孤児かと思ったら、公爵令嬢で悪役令嬢でした。店舗召喚で生き延びます〜」をよろしくお願い致します。
― 新着の感想 ―
[良い点] 次に何が起きるのかワクワクしっぱなし。 これはこの121部分に限らずずっとって感じです。 [気になる点] 特にないです。くどくどした表現もなく 淡々と読み進められていいと思います。 [一言…
[気になる点] 露店の自動販売がプレイヤーのインベントリと繋がっているなら【星の塔】からアイテムを抜き取る事が出来る?
[良い点] 遂に【六花】登場フラグが。シロ君への嫉妬がまた強くなりそう。 [気になる点] 金が魔工学に必要そうな素材に感じる。あとはギルマスであるアイリスのお姉さんのキャラかな。 [一言] 二巻発売お…
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